★なぜ親の愛情が子どもに伝わらないのか [J1 親子の会話・信頼関係]
★サブタイトル『ネックレスのプレゼントに大喜びする次女と
さっぱりプレゼントを欲しがらない妻』
■1.ネックレスのプレゼントに大喜びする次女
今年6月、大学1年生の次女に
●ボク:もうすぐクニコの19歳の誕生日だね。
あんまり高くないもので何か欲しいものあるかな?
とLINEしたら、
[>]次女:めちゃくちゃ考えた結果、BLOOMのネックレスが欲しいです。
友達がそれこそ誕生日に親からネックレス貰ってて、大学生らしくて素敵だなぁと…
私は別に1万円超えるようなブランド物が欲しい訳じゃ全然ないんだけど、自分ではちょっと手が届かないくらいのいい感じに素敵なやつ探してたらBLOOMってとこのが一番だった!
どんなでしょうか…?
税込み6,980円ちょっと高いかなとは思いましたが、もう大学生なんだし、喜んでくれるならと、OKしてアマゾン経由で贈ってあげました。
[>]次女:ありがとう
嬉しすぎます!!
貴重な大学生活、毎日全力で過ごします♪
実際にプレゼント届いた後、
[>]次女:ありがとう
ネックレス、昨日の夜届いてたけど今日まで我慢してさっき開けました
めっちゃ素敵で感動しております。
頑張りまーす!
◆2.さっぱりプレゼントを欲しがらない妻
ところが、妻となるとプレゼントはあまり欲しがらないのです。
念のため言っておくと、これは結婚当初からそうでした。
●ボク:誕生日に何か欲しいものない?
[>]妻:別に何もいらないわ。
ボク(心の中で)「花束でも贈ろうかな。」
[>]妻:花束ならいらないわよ。
妻はボクの心の中を読むことのできる超能力者なのでした。
それでもめげずにいつもプレゼントをし続けてきたボクだけど、
「まあ!うれしいわ」
という喜びの言葉はまず聞いたことがありません。
(うれしそうな表情はします。これをしっかりチェックしています!)
次女との喜びようの違いたるや、歴然としています。
◆3.どうしてこうも違うのかーそれは「愛の言語」が違うからー
実は、この違いは、「求める愛の形」=「愛の言語」が違うからです。
次女の求める愛の形は、【プレゼントつまり贈り物】なのです。
プレゼントをもらうことがとてもうれしいタイプなのです。
「プレゼントを贈ってもらった=私は愛されている」が成立するのです。
では、妻の「求める愛の形」=「愛の言語」は何でしょう。
それは【サービス行為:相手のために相手がしてほしい何かをしてあげること、手伝い等】なのです。
ですから、ボクが何かプレゼントを贈ってもそんなに愛情は伝わらず(愛の言語が違うので)、ボクが妻のために何かお手伝いをすると、妻は愛情を感じるのです。
つまり、妻の場合は、「サービス行為(手助け)をしてもらった=私は愛されている」が成立するのです。
今でもよく覚えていますが、妻は「母の日」に二人の子どもから手の込んだ誕生日カードをもらったことがありました。
ところが、妻は、「この日一番うれしかったことは、子どもたちが、泥上げを手伝ってくれたこと」だと言っていました。妻は、プレゼントや言葉よりも、手伝いに愛を感じていたのです。
はじめはこのことに気づかないで、ずいぶん戸惑い、苦しみました。
「いろいろ考えて贈ったのに、なんでそんなに喜んでくれないんだ!」と。
「妻に伝わる愛の形はサービス行為だ」と気づいたボクは、妻から頼まれたことは、即対応することで愛情を伝えています。たとえば、妻から「○○へ友達と出かけたいんだけど、見所はどこか調べてくれる?」と頼まれたことがありました。やりかけの仕事を直ちにやめて、妻の方を優先してすぐにネットで調べまくりました。そして、印刷してあげたら、予想通りとても喜んでいました。「ありがとう!」と。
◆4.ボクの「求める愛の形=肯定的な言葉」
では、ボクはどうかといいますと、「肯定的な言葉」なのです。ですから、「いつも働いてくれて、ありがとう!」「あなた、〜なんて、すごいわ!」「がんばったのね!」など、ねぎらいや感謝の言葉、ほめ言葉、あたたかい言葉を、本当はそれこそ喉から手が出るほど欲しいのです。
しかし残念ながら、妻からはほとんど聞きません。
危険な状態です!きっと妻以外の女性から、「肯定的な言葉」を言われたらぐらっとくるかもしれません(笑)
ですが、ボクは、妻がボクのためにせっせと家事をしていること自体が、妻としての最高の愛情表現をしていると、翻訳して受け取っています。だから、大丈夫です。耐えることができています(笑)。
(余りに肯定的な言葉がないので、給料日には感謝の言葉がほしいとリクエストしました。本当はもっともっと肯定的な言葉が欲しいです。)
私はよく夫をほめているから、ねぎらいの言葉をかけているから大丈夫だとは限りません。夫の方は、むしろ【サービス行為】、手をかけた料理や家の中がきれいに掃除されていることにこそ、愛情を感じるタイプかもしれませんから。
◆5.親の愛が子どもに愛情と伝わるには……
なかなか親の愛が伝わらないとお困りのママ・パパも多いと思います。
読者は親でしょうから、分かりやすいように夫婦の例で伝えていますが、親子間も同じです。(バイリンガルもいます)
この相手(子ども)の欲する「愛の形=愛の言語」で伝えていないことが1つの大きな原因なのです。
「愛しています」とフランス語で言われても、伝わらない日本人は少なくないでしょう。
それと同じようなことが子どもとの間で(夫婦間も)起きているのです。
子どもの欲する「愛の形=愛の言語」を知り、それに合わせて表現すれば、愛情として伝わるのです。
◆6.「自分の欲するところを人に施せ」ではなかなか伝わらない
ところが、現実は、「自分の欲するところを人に施せ」になりがちなのです。
たとえば、自分は、手助け(世話)がうれしいからと、きっとわが子もそうだろうと、何かと子どもの世話を焼くのです。
ところが、当の子どもは、「肯定的な言葉」を最も欲している可能性があるのです。
鍵は、子どもの欲する「愛の形=愛の言語」に気づいて、それに合わせて表現することです。
それには、どんな「愛の形=愛の言語」があるか、わからないといけませんね。
今回は次の3つを紹介しました。
○「プレゼント」
○「サービス行為」
○「肯定的な言葉」
の3つです。
【追記】
実は、あと2つあるのです。
それは「子どもに伝わる5つの愛し方」という小冊子にまとめてあります。
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「これだけで元が取れた」という方もいたぐらいです。
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