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放課後児童クラブの役割と期待されていること 第1198号1.5〜2.0期 [junnichi最新情報]

11981.52.0期 20181011

放課後児童クラブの役割と期待されていること

「○市放課後児童クラブ」研修会講師をする その1準備編

【「放課後児童クラブ」研修会講師の依頼】

 ○市教育長から「市で行っている<放課後児童クラブ>の仕事に就いている職員向けに研修会を開くので、講師として話をしてほしい」という依頼を受けた。

 時間は1時間、放課後児童クラブの職員は必ずしも専門的な知識がある方ではないという。だからこそ、研修会が必要なのだという。

  勤務校でも放課後児童クラブがあり、帰宅しても保護者のいないお子さんの多くがお世話になっている。2時30分頃から6時頃までお世話になっている子もいて、子どもへの影響力は、決して小さくない。私は、依頼を受けることにした。

 

【講演の準備開始】 

 ―現場に足を運ぶ、現場で悩んでいることを聞くー

  講演まで準備期間は、約10日間。

まずは、その放課後児童クラブの様子を見学した。かけた時間は15分ほど。

次に、教育委員会担当の方に放課後児童クラブに参加しているお子さんの人数、職員の数、活動内容、教育委員会として話してほしい内容などを電話で伺った。特に、特別な配慮が必要なお子さんの対応に困っているとのことであった。

そして、教育委員会担当の方にお願いして放課後児童クラブの職員が困っていることなど事前にアンケートをとってくれるようにお願いした。講演の後に、Q&Aという形で答えたり、講演の中で取り上げたりするためである。


【放課後児童クラブの役割と期待されていることは?】

そして、それらをふまえて、「本来の放課後児童クラブの役割」や「どんな場であることが期待されているか」などを自分なりに考えてみた。

 

1.放課後児童クラブの大切な役割

放課後、保護者が迎えに来るまでの間、30名ほどの異年齢集団で、「机にすわって学習したり(ぬりえ、工作、宿題、読書…)、体育館で遊んだり(ドッチボール、一輪車、鬼ごっこ…)、おやつを食べたり」している。

もしそのような場がなかったら、保護者のいない自宅で、「長時間一人でテレビを見たりコンピューターゲームをし続けたり、おやつをたくさん食べたり」している可能性が高い。

一人で引きこもったり、人とうまくかかわれなかったり、自分で自分をコントロールできなかったりする子が多い現状では、こうした異年齢集団でかかわれる場があるということ、そのために児童クラブの指導員さんがいるという現状は素晴らしい。

 

2.放課後児童クラブとはどんな場か

 たとえば、次のようなことが考えられる。

 

◎安全・安心な場(心やすらぐ場)

みんなが仲よく・楽しく(気持ちよく)生活する場 

 

 何よりも、安全・安心で、みんなが仲よく楽しく(気持ちよく)過ごせること。みんなで遊ぶ楽しさ体験し、遊びを通して学ぶこと。みんなで仲よく遊んだり、助け合ったりできるようにすること。集団でのルールやマナーを教えること。悪口の言いあいやケンカなどのトラブルは避けられないが、上手に乗り越えさせること。ある程度の時間、落ち着いて学習できるようにすること。 …以上、私泉河が作成したレジメより

 

 以上の二つとなった。

 これを、そのまま研修会の「はじめに」で話すことにした。(レジメにも入れた)

 その上で、講演内容の柱を何にするか!?(続く)


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