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★認知症が進まないために実母に毎朝していること 第1140号 [K2 親孝行]

◆リード:同居している実母は物忘れがひどく専門医からの、軽度認知症予防のサプリメントを飲んでいる。息子の私としては、できるだけ認知症が進まないように働きかけをしている。朝に限って紹介すると、➀新鮮な果物を用意すること ②お茶を用意すること ③規則正しい生活をするために決まった時間に起こすこと ④「おはよう」から始まる会話をすること などである。

 

1140 2018613日(水

認知症が進まないために実母に毎朝していること

 

【物忘れがひどい母】

 昨年以上前からだけれど、実母は物忘れが目立ってひどくなった。

 今日だれが遊びに来たか聞いても、思い出せないことがしばしばある。今日のことなのに、今日だったか、昨日だったか、それとも別の日だったかよく思い出せないのだ。

 次女クニコはこの4月から高校1年生になったが、最近まで中学生だとよく間違えていた。今度は高校2年生か1年生かがよくわからない。

 こんな状態だから、昨年6月の交通自損事故をきっかけに車の運転をやめた(やめさせた)。

 

 それでも、幸いなことに自分で簡単な食事を用意すること、着替えやお風呂、買い物などは自立している。近所なら自由に歩くこともできる。昨日など、クニコのスカートが緩いと言って詰めてあげていた。(さすが洋裁で食べてきただけのことはある。)

 

 私としては、認知症が進まないようにできるだけの配慮をしているつもりだ。母には幸せでいてほしいから。

 今回は、毎朝している具体的な配慮4つについて紹介する。

 

【配慮➀新鮮な果物を用意すること】

 竹内孝仁『水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない』(講談社+α新書)がある。認知症の予防には、水分をとることが有効なのだ。

 水分を取らせることは有効だとわかっていても、これが容易でない。

 実母はコーヒーが好きで、それは放っておいても一定程度飲む。しかし、コーヒーばかりでは体によくないだろうし、飲む量に限界がある。

 

 そこで、栄養的に体にもよく、水分補給のできる果物を用意するようにしている。これも、実母が好きな果物であることが絶対条件だ。そう出ないと食べないからだ。

冬場はみかんが大活躍した。朝ばかりでなく、風呂上がりや寝る前など、キッチンや実母の部屋などあちこちに置いておいた。「みかん、美味しいよ」と言いながら。実母は気が向くと、よく自分で皮をむいてみかんを食べていた。

 ちなみに、妻は朝のサラダなどを用意している。

 

 最近は、新鮮な果物―バナナとイチゴとキューイフルーツーを用意している。それに豆乳ヨーグルトをスプーン2、3杯かけている。

IMG_0561.jpg

 わが家はずっと(15年以上)自家製の牛乳を使ったヨーグルトだが、この4月から実母向けに自家製豆乳ヨーグルトを作ってかけている。牛乳を使うよりも、豆乳を使う方が健康によさそうだから。

 豆乳ヨーグルトだけだと甘みがなくて食べてくれないので、メープルシロップをスプーン1杯ほどヨーグルトに混ぜている。

 

【配慮②お茶を用意すること】

 毎朝、柿茶を1.5Lほど私が作っている。そのうち半分を小さめの水筒に入れ、合わせて母の湯のみ茶碗に入れている。

(残りの半分は私の分で水筒に入れてもって行っている。)

 

柿茶はコーヒーに比べてさほど好きではなく、全部飲んでいることは稀で、全く手をつけていないこと日が半分もある。それでも、飲んでいる日もあるし、湯のみ茶碗の分は飲んでいることが多いので続けている。

 

【配慮③規則正しい生活をするために決まった時間に起こすこと】

 ピュア・サポートグループ代表の小山敬子さんの対談CDを聞いたことがある。その中で今でも覚えていることがある。規則正しい生活をするグループと起床時間など自由に好き勝手に生活するグループを実験的に比べて見たところ、規則正しい生活をするグループの方が、平たく言えば認知症が進みにくかったというものである。

 だから、実母を好きなだけ寝ていさせるような生活にしないようにしている。朝7時30分出勤する際に、

私「お母さん、おはよう。7時半だよ。(こう言ってカーテンを開けて光を入れる)じゃあ行ってくるからね。お茶新しく入れておいたから。」

などと言っている。

 あーちゃんは眠りやすように厚いカーテンをして光を完全に遮断して寝ているので、起こす際にはカーテンを少し開けて明るくしてあげる必要があるのだ。

 冬場は合わせて、ストーブをつけてあげることが多かった。

 

④「おはよう」など会話をすること】

 先にも書いたが、カーテンを少し開けて光を入れるばかりでなく、必ず声をかけるようにしている。

私「あーちゃん、おはよう。今日はいい天気だよ。」とか

「今日は少し寒いよ。」とか

「バラの花がきれいだよ。」とか

実母「おはよう。 そう。」

 

私「7時半だよ。キッチンのストーブをつけておいたから。」

実母「まだつけなくていい。」とか「ここもつけておいて。」とか言う。

私「お茶飲んでね。水分補給大切だから。」

実母「うん。」

 

 朝言っても忘れていることが多いのだけど、

私「今日は夜、生け花教室だから。」とか

 「飲み会で夜遅いから。」とか言うこともある。

 忘れても大丈夫なように合わせてホワイトボードに書くのだが、言葉でも伝えるようにしている。会話が大事だから。

 

【できるだけ進行しないように自宅で生活させたい

 実母が物忘れがひどくなっていても普通に生活できているのは、

➀住み慣れた自宅に

②家族といっしょに生活していること が大きい。それに、

Tさんをはじめ昔からの友達の存在(少なくなったが) が極めて大きい。

週に3回ぐらいお互いに行き来している。たっぷり2時間以上も話し込んでいる。

真面目にTさんよりも長生きしてはいけないと思っているし、実母にもそう話している。今現在も、作った料理をもってTさんの家に行っている。

昔話を共感して聞きあえるTさんの代わりは、家族といえどもできないだろう。そもそもその頃はまだ家族のだれも生まれていないのだから。

 

私も妻も次女クニコも日中が仕事や学校で留守にしている。だからこそ、朝の出勤前のかかわりは、直接の会話はほんの1分だけど、お茶作り(15分)、新鮮な果物の用意(5分)はきちんとやっている。栄養・水分摂取は、健康寿命に直結するものだから。人との会話は必須だろうから。

そんなに大変だとは思っていない。自分の母親のためになることだと自覚しているから。言い換えれば価値あることをしているという自覚しているから。

むしろ楽しんでやっている。

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◆留意点・その他

・これまでは、キューイフルーツなど、地物の旬のときしか食べなかった。でも、とても栄養があり、体に良いということがわかっていたし、母の健康寿命を伸ばすにはお金をかけなくてはいかけないと思い直した。7月13日には、一個125円でバラ売りしかしていないのに2個購入した。これまで4個セットでそれでも安く買っていたのでずいぶん抵抗があったが、購入した。健康寿命を伸ばすには、お金というエネルギーを投入しなくてはいけないと決意していたからだ。お金をかけることは、やっぱり愛情なのだと思う。

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