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子や孫のために料理を作る『宝物の時間』 第1141号 [K2 親孝行]

◆リード:この日、妻は勤務校の歓送迎会に参加するために夕食作りをあーちゃん(妻からは姑)にお願いした。あーちゃんは快諾し、私と孫のために得意の肉料理を作った。孫のクニコにも手伝ってもらい、出来上がった料理を「美味しいね」と言割れて笑顔で食べてもらい、あーちゃんにとってとても心地よい「宝物の時間」であった。これは料理を作ってもらっている私も、まったく同じであった。

 

1141201842日(月)

子や孫のために料理を作る『宝物の時間』

―料理を作る時間は苦役かそれとも幸せな時間かー

 

 

【夕食作りをお願いされたあーちゃん】

妻「明日の夜は、職場の歓迎会なので夕食を作ってもらっていいですか。 よろしくお願いします。」

 あーちゃんはもちろんOKした。忘れても大丈夫なように、その場でホワイトボードに「あーちゃんがボクとクニコの夕食を作る」と書いた。

 

【夕食作りに励むあーちゃん】

 さて、6時半過ぎに帰宅すると、あーちゃんは焼き肉をするつもりで、肉と玉ねぎなどを用意して待っていた。

「出来立ての温かい料理を食べさせたいと、帰宅を待って顔を見てから作る」というのがあーちゃんの流儀だ。

私が帰宅したのを見て、さっそく作り始めた。

若い時のように、テキパキとできないのがちょっとストレスのようだったが(現在82歳)、意欲的に料理を作り始めた。

 

【クニコに手伝ってもらって料理を作るあーちゃん】

途中から孫のクニコ(高校1年生)を呼んだ。

そして、色々と手伝ってもらいながら料理を作りを進めていった。

 

■力を合わせてキャベツの千切り

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■肉に塩振り

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【出来上がってみんなで美味しくいただく】

作ること30分ほど、料理が出来上がった。

 

➀肉と玉ねぎを炒めたメインディッシュ

②キャベツの千切り

③タラコと糸こんにゃくを混ぜて炒めたもの

④味噌汁

 ボクは、

「美味しいね!やっぱりあーちゃんの肉料理はうまい!ありがとう!」と、笑顔で言っていた。

 実際、美味しかったし、それを口に出して褒めて感謝するのは、作った人へのマナーだと思っている。

 あーちゃんは、「美味しい」と言われ、「料理がうまい」と褒められ、とてもうれしそうだった。そして、一番うれしかったのは、美味しそうに喜んで食べている私とクニコの姿だと思う。いくつになっても、子や孫に喜ばれたい、その役に立ちたいという思いは根源的なものだ。

 

 あーちゃんにとって、可愛い孫やわが子のために、料理をするのは間違いなく「宝物の時間」であった。やりがい(作る張り合い)が十分にあることなのである。

 そして、私にとっても、愛情のこもった母の作った料理を食べることは、「宝物の時間」であった。

 あーちゃんにとって、子や孫のために料理を作ることは苦役でない。とても幸せな「宝物の時間」なのである。

 

 しかし、体力の衰えとともに、作ることが次第にむずかしくなってくる。現在は基本、妻が夕食を作っている。あーちゃんは、料理を忘れないようにお味噌汁だけ作っている。それでも、得意の肉料理の作り方(やいくつかの料理)だけは忘れていない。

 私は、こうしてあーちゃんが作った料理を美味しく食べられるのは、あとどれぐらいだろうかと一瞬思った。

 

◆キーワード:1 お手伝い  2 家族で夕食  3 親子の宝物の時間

◆留意点・その他


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