高1の次女と6月ランチデート 第11391号 [A2 一対一のデート]
◆リード:今月の次女クニコ(高1)とのランチデートの話題は、①大学受験の戦略(推薦入学〜教科を絞って私立大学?) ②将来結婚して子どもをもつことの勧め ③あーちゃんの認知症対策 ④突発的な不幸を避けるためにしていること ➄困っていること・欲しいものは? の5つであった。
第1139号 2018年6月10日(日)
「高1の次女と6月ランチデート」
【月1回のランチデート】
クニコが中学3年になった頃から、「父と子塾」から「ランチデート」に変えた。ランチを取りながらの二人っきりの会食デートである。
この機会はとっても大事にしていて、いつも月末の家族会議で日時を決めている。
今回は、予定通り6月10日日曜日12時から1時5分までクニコと二人っきりでランチをした。場所は、いつものようにB店だった。
11時45分に新体操の大会を参観をしているクニコを迎えに行き、そのまま
12時から予約しているB店に入った。
【話題①大学受験の戦略】
カウンター席に案内され、メニューを見ながら何にするか相談。
その結果、メインディッシュは、ピザのハーフエンドハーフ(2種類のピザが半分ずつで1つになってくる)とステーキを頼み、半分ずつ分け合って食べることになった。その方が色々な種類を食べられるから。
注文の後、さっそく好きな野菜を好きなだけ取りに行った。10種類の野菜があって、好きな野菜を好きなだけ食べていいのだ。
混んでいたので、メインディッシュがくるまでの間、野菜を食べながらたくさん話ができた。
■話題①大学受験の戦略
実は、クニコは高校の入学式で新入生代表あいさつをしたのだが、中間試験の結果もまずまずであった。
大学受験に向けて、アキコお姉ちゃん(大学2年)のように「推薦入学」を狙うのかどうか聞いた。クニコは、お姉ちゃんにも相談したところ、そもそも希望する大学の推薦枠があるかどうかわからないから、推薦だけでは危険だということだった。つまり、推薦に絞らないで通常の大学受験と両面作戦でいくということだ。
私は、その場合、私立大学に絞ってテスト教科だけに時間とエネルギーを集中して勉強するという戦法が取れないのでマイナス面もあると伝えておいた。
2年生になるときには、はっきりさせたいところではある。
【話題②将来結婚して子どもをもつことの勧め】
今回のメインの話題となったことである。
私「クニコは、将来結婚して子どもを産もうと思ってるだろ。」
クニコ「うん。」
私「よかった。その方がいいぞ。 だったら、いい結婚相手を見つけることは、男にとっても女にとっても幸せを左右するとっても大事なことだぞ。いい相手を見つけようと思ったら、まず自分をそれにふさわしいように高めていくしかないよね。(間)あといい大学へ行けば、それだけいい男が集まっているから、きっといい相手を見つける可能性が高くなるよね。」
こんなふうに話していると、ようやくメインディシュが来た。
二人で分け合って食べ始めた。
私「あーちゃん(実母)は20歳で結婚し、21歳で兄を産み、26歳でお父さんを産んだんだよ。お父さんは30代半ばの結婚だったけど、あーちゃんは若い時に子どもを産んだから、こうして20年間、孫とかかわれたんだよ。
女性には、30代前半ぐらいまでという出産できる年齢(適齢期)に限界があるのに、仕事に熱中していてはたと気づいたらその年齢を超えてしまってまだ独身というケースがよくあるんだよ。自分が望んでそうならいいけど、ちゃんと子どもを産んで育てたいなら、計画的に考えないとダメだよ。」
クニコ(黙って聞いている。)
私「近所に住むOさん老夫婦には、二人の娘さんがいて、妹の方がS市に嫁いでお盆と正月ぐらいに孫を連れて帰省しているんだよ。姉の方がもう40歳半ばだと思うけど独身なんだ。15年ほど前、父親に相手は探さないでいいのというような話をしたんだよ。そうしたら、「酒飲みの婿が来たらどうするんだね」なんて言ってるんだ。親は長女が介護してくれるから助かるだろうけれど、親が亡くなれば長女はやがて一人ぼっちになるだろ。そうなれば、さびしいじゃないか。」
【話題③あーちゃんの認知症対策】
私「あーちゃん、相変わらず忘れっぽいね。クニコは高校生になったのに時々そのことも忘れてしまう。あーちゃんのことどうすればいいと思う。」
クニコ「近所に話す人がいないのがまずいと思う。おばあちゃん(妻方)はよく近所の人と喋ってる。」
私「確かに最近まで近所に同級生のTさんがいたけど、骨折して施設に入ってしまったから近所にお友達がいなくなった。
お父さんは、犬を飼ったらあーちゃんにいいんじゃないかと思って、犬を飼おうと思ってるんだ。でも、もし犬の散歩をさせて転んで骨折したら困るなとも思ってるんだ。そう考えると、家の中で飼う犬か。」
クニコ「家の中で飼うのはやめた方がいいと思う。飼うなら柴犬がいい。」
私「かわいいもんな。マリと子犬の物語みたいな犬。柴犬がいいよな。」
このあと、ミッシングワーカーの話(働き盛りなのに親の介護が引き金になって働けない)をして、あーちゃんは元気で82歳まで生きてきたが、もし途中で介護が必要になっていれば、私か妻は働けなかった可能性があり人ごとではないこと。少子高齢化社会を迎えて日本には課題が山積していること。それなのに、そういった日本の課題に与野党で正面から議論することなく、国会が1年以上も森かけ問題という国民生活にとってさして重要でないテーマ(あの執拗さで過労死水準の職場の改善について議論してほしい)について議論を続けていたことに悲しくなったことなど話した。クニコはうなずいていた。
【話題④突発的な不幸を避けるためにしていること】
私「突発的な交通事故や通り魔殺人のような突発的な不幸が最近多いよね。どうやって避けたらいいと思う?」
クニコ(沈黙。考えてもわからない)
私「お父さんは、毎朝神棚の水をかえて神様に祈っているよ。塩とお米は毎週1回だけかえているけど、水は毎日かえている。
それから、仏壇に手を合わせて先祖に祈っているよ。これは(結婚する前から)もう30年以上しているんだよ。そうすると、いざという時に神仏が守ってくれるんだよ。お母さんの交通事故だって、あーちゃんの交通事故だって、あれだけの事故なのに(本人は)ほとんど無事だったじゃないか。」
【話題➄困っていること・欲しいものは?】
クニコはココア、私はアイスコーヒーを飲んだところで、最後に困っていることや欲しいものはないかと聞いた。
クニコ「あー、誕生日プレゼントとして、このバッグがほしい。」
そう言ってクニコは、スマホで検索したバッグの画像を見せてくれた。
クニコ「この間、お母さんと買い物に行ったとき見つけたんだけど、その時に買えばよかった。ネットでも見つけたの。」
私「4,980円。ほとんど5,000円じゃないか。まあ、お母さんと相談だね。」
ちょうど1時間と5分経過したところで、B店を後にした。かかったお金は、二人で3千円弱だった。
やっぱり二人きりだといい。邪魔が入らなくてじっくりと話せる。
クニコにとっては、美味しいものが食べられることが気に入っているようだ。
【娘には結婚してほしい】
娘の人生だから娘の自由ではあるが、娘には結婚してほしい。そして、子どもを産み育て、親としての醍醐味を味わってほしい。
そしてできることなら、先祖から続く命のバトンをつないでいってほしい。
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