ペットボトルのお茶代を節約する子ども達 第1112号 ―限られたものという意識から「工夫」が生まれる― [G 金銭教育]
◆リード:朝、次女クニコの弁当を見たら、2リットルのペットボトルに入った「生茶」を、280mlほどのミニペットボトルに小分けしていた。お金を節約するためだ。東京に住む長女は長女で工夫して節約していた。限られた大切なお金だから、大事にして工夫して使おうとする。お金然り、時間然り、子育て期間然りである。
第1112号 2018年4月25日(水)
ペットボトルのお茶代を節約する子ども達
―限られたものという意識から「工夫」が生まれる―
朝、次女クニコの弁当を見たら、280mlほどのミニペットボトルに入った「生茶」があった。隣にある、2リットルのペットボトルに入った「生茶」が減っている。つまり、クニコは、節約のために小分けしていたのである。
私ファーザー「クニコ、こうやっていつも小分けして節約していたの?」
クニコ「そうだよ。 行ってきます。」
クニコは、それだけ言って、学校へ行くためにすぐに家を出た。
【「4月はお金飛び飛びweek」とラインするアキコ】
水曜日夜は、アキコ(大学2年生)の週例報告日。近況をラインで家族のみんなに報告してくる日なのだ。
家族みんなで夕食をとりながら、アキコから届いたラインの内容を紹介した。
アキコ「4月はお金飛び飛びweekで、毎日お弁当作ってがんばっています笑
明日はついに念願の平原綾香のミュージカル、メリー ポピンズなので楽しんできます」
私ファーザー「うーん、お金飛び飛びweekか。弁当作ってがんばってるな。」
あーちゃん「5月の4、5、6日と帰省するんでしょう。新幹線に乗るお金はあるのかしら。」
…
【その夜のラインへの返信】
その夜、アキコに次のように返信した。
私「お金飛び飛びだそうだけど、クニコも貧しい中、がんばってるぞ!2リットルのお茶を小分けして飲んでるぞ!」
アキコ「アキコも負けてませーん」
「家でお茶作って水筒です笑」
アキコも、工夫して節約していたのであった。
【限られているから「工夫」が生まれる】
お金も時間ももっと言えば人生も、限られている大切なものだからこそ使い方に「工夫」が生まれる。
子育て期間も限られている大切な時間だ。こうして東京に住むアキコと、毎週1回ラインでやりとりするのも、大切な時間を使って絆を深める「工夫」の一つである。
読者の皆さんも、限られた子育て期間中に、「宝物の時間」を増やす工夫をしていますか。たとえわが子が地方から東京に行っても、いくらでも「工夫」はあるはずですよ。
◆関連記事
G 金銭教育◆キーワード:1 ラインでやりとり 2 家族の会話 3 節約
◆留意点・その他
コメント 0