次女とランチデート 第1111号 ―部活や授業の様子を聞いたり、お小遣いの額を決めたり [A2 一対一のデート]
◆リード:4月22日(日)12:00〜1:00のたっぷり1時間、次女クニコ(高1)とランチデートをした。一緒にランチを取りながら、①部活の活動の様子 ②授業の様子 ③政治や経済の話 ④お小遣いの話 などについて会話した。その時の会話記。
第1111号 2018年4月22日(日))
次女とランチデート
―部活や授業の様子を聞いたり、お小遣いの額を決めたり…―
月1回、次女とランチデートをしている。子ども達とは、ずっと「父と子じゅく」をやってきたのだが、子ども達が中学・高校と進むに連れて、ランチデートに移行したのだ。
長女アキコとは、中学3年からランチデートに移行して、高校時代もずっと月1回のランチデートをしてきた。
次女クニコとは、中学2年ぐらいからランチデートに移行した。
我が家にとっては、月1回、父と子がランチ(あるいはディナー)を取りながら、一対一で会話するのは、完全に習慣化していることなのである。
【家族会議で予定を入れて、予約を入れておく】
父と子のランチデートは、完全に習慣化しているので、システム化されている。というのは、月一回の定例家族会議の際に予定を入れてしまうのだ。
今回は、日曜日のお昼に入れた。場所は2人が行きたいレストランとなる。だが、大抵はランチの場合、A店となる。というのは、わずか1,200円ほどで、10種類の野菜が食べ放題。飲み物もフリー。メインディッシュも、パスタやピザといったものから、肉や魚類などいろいろな種類があり、かつ美味しいからだ。こういったわけで、二人のお気に入りなのだ。
私ファーザー「いつものA店でいいだろ。」
クニコ(高1)「うん、そこがいい。」
私「じゃあ、12時に予約でいいかな。」
こんな感じで、当日、待たなくてもいいように予約している。
【部活の様子を聞く】
高校入学後、初めてのランチデート。
野菜サラダを食べまくって、お腹が落ち着いたところで、入ったばかりのダンス部の様子を聞いた。
■手前は、2皿目のサラダ(3種類を盛っている)
私「何時に始まるの?」
クニコ「4時半。」
以下、時間順に様子を話してくれた。
① 4:30スタート。それまでに1年生の担当は、鏡を所定の場所に準備しておく。
② 顧問の先生が来て、あいさつをする。
③ ストレッチをして、それからダンスの練習をする。
今は、昨年1年生がやったダンスを2年生が教えてくれているそうだ。
④ 6:15に練習をやめて、後始末。6:30完全下校。
⑤ 7:04の電車に乗って帰宅する。
私「高校から駅までは歩いてどれくらいかかるの?」
クニコ「歩いて15分。」
この後、電車から降りて自宅まで歩き、7時半帰宅となるわけである。
ついでに人数を聞いたら、2年生が約20名でうち男子が3名。1年生が10名でうち男子が1名とのことであった。仲の良い友達もでき、特に対人関係での問題も今のところないそうであった。
【授業の様子を聞く】
私「国語は、現代国語と古典に分かれているだろう。古典は何をやっているの?」
クニコ「文法。」
私「文法とは言っても、文章がないとできないのだから、枕草子とか何かかな?」
クニコ「うーん、文章は決まってない。文法ばかりでつまんない。」
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私「数学はどんな感じ?」
クニコ「難しい。」
私「わかんないの?」
クニコ「その時はわかるんだけど…。」
私「じゃあ、忘れないうちに、復習が必要なんだ。」
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こんな感じで様子を聞いて言ったのだが、要点だけ紹介すると次のようである。
○古典、現代国語…古典は言葉を意味を調べていく必要がある。
○数学…その時はわかるが難しい。
○化学と生物…理科は化学と生物をやっている。
○倫理社会・政治経済…社会は倫理社会と政治経済をやっている。倫理社会は、ホモ・サピエンス云々の内容で、つまらないそうだ。
○英語…わかるし、まあまあ。
まあ、特についていけずに困っている様子はなくてよかった。もっとも、新入生代表あいさつをしたクニコがついていけないようだったら大変だろう。
【政治経済の話】
政治経済の話が出たところで、最近の政治のことについてお父さんの思いを話した。
私「森友学園の話ばかりで、日本が直面している「少子高齢化社会」への対応の問題、過労死水準の職場・働き方改革の問題に対しての議論がほとんどない。日本が直面している問題に正対して野党も対案を出してより良い案になるように知恵を出し合うことが、お父さんが国会議員に望んでいることなんだ。野党は、そうした日本が直面している問題を解決するよりも、安倍内閣の支持率をいかに下げるかばかりに熱心のように思う。日本が直面している問題を放っておいて、森友学園の話ばかりに時間とエネルギーを注いでいるような現状は、お父さんは悲しい。」
こんな話もした。
あと、AIの話。自動運転技術の開発・進展で、トラックの運転手が足りないという現状は、将来は終わるだろうという話。外国人労働者が研修目的で働いている話からアメリカのトランプ政権の話などなども話した。
【お小遣いの話】
終わりに、お小遣いのアップの話をした。
私「アキコお姉ちゃんの場合は、信頼していた先輩にならって高1で3,000円、高2で4,000円、高3で5,000円だったけど、クニコはどうしたい?」
クニコ「友達に聞いたら、7千円とかぐらいとか思っていたら、意外にみんな少なくて5,000円が多かった。(ちょっとの間)3,000円では2回外食に行ったら、それで終わりだ。(もう少し多くないと困る。)」
私「あーちゃんからも、時々お小遣いをもらえたりするだろ。」
クニコ「高3になったら(受験勉強で)、そんなに使えないから、その分を高1に持って来て4,000円でずっと3年間がいい。」
私「なるほど。いいよ。その代わり、お父さん毎週玄米を炊いてるけど、その時、お米の量を計って入れる係をしてくれないかな。炊くのは、お父さんがやるから。」
クニコ「いいけど、靴磨きも(これまで通り月1回)やるの?」
私「それは続けて欲しい。」
かくて賃上げならぬお小遣いアップ交渉が妥結した。天引き貯金という名の割増分が2割で、4,800円となる。(800円分は貯金以外使えない)
お小遣いアップと合わせて、ちょっぴりお手伝いが増えた。
こんな感じで、月1回のランチデートが終わった。
いつもは、ギリギリの90分いるのだが、待っているお客さんが多いこともあり、1時間で終えた。
美味しい野菜を食べ、クニコはパスタ、私は焼く肉をメインディッシュにした。パスタとお肉を交換し合って食べたり、楽しいひと時であった。
「高校生の子どもと一緒に毎月のランチだなんて、羨ましい」と思われる方もいるかもしれない。実は、このような関係を築くことを、子どもが幼い頃から(少なくとも小学校1年生の頃から)目指してきたのである。「父と子じゅく」の裏の目的でもあった。つまり、「父と子じゅく」を始めた段階で、既に将来はこういう形にしようと決めていたのである。
わが子と将来のこと(職業、夢…)を話し合ったり、自分の生き方について伝えたりしたかったのである。長女(大学2年)とは、中学・高校・大学とそのような関係を作ることに成功した。次女とも同じように成功できることを確信している。
月1回の大きくなったわが子とのランチデート。わが子が小さい時とは違った、楽しい宝物の時間である。
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D1 父と子塾
F1 定例家族会議
◆キーワード:1 お小遣い 2 一対一のランチデート 3 高校時代
◆留意点・その他
○日本が直面している問題、例えば働き方改革とりわけ過労死水準やそれに近い職場を早く何とかして欲しい。せっかく就職した若い息子・娘を過労死で失った親の悲しみ、小さい子どもを置いて夜遅くまで働かなくてはいけない親の辛さ、親の帰りを首を長くして待っている子ども…こちらの方が森友学園云々の問題よりも1万倍も切実な問題だ。国会議員は、その問題の解決のために、額に汗して働いて欲しい。精一杯勉強して論戦に挑み、お互いに切磋琢磨して問題解決のためのより良い解決策を生み出して欲しい。国会議員の審議拒否はサボタージュに等しい。最も安易で、不勉強な議員でもできる対応だ。早く日本が直面している問題に向けて本来の仕事をして欲しい。マスコミ自身も、例えば記者自身が過労死水準の仕事であるように、改善の余地―言い換えれば批判の対象―があるだろう。まさか、批判を恐れて、矛先を別に向けているのではあるまい。2018.4.26追記。
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