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切った梅の木を生ける母 第1102号 ―母は活躍し、私はほめて感謝する― [K2 親孝行]

リード:花が咲いてきれいな梅の木を切ってきた。母にお願いすると、1時間ほどもかけて、きれいに花器に生けてくれた。部屋は梅の花の香りで満たされ、みる人の目を楽しませてくれた。「さすがあーちゃん、ありがとう!」と言うと、あーちゃん(実母)はうれしそうにしていた。

 

1102201841日(日)

 

切った梅の木を生ける母

 

―母は活躍し、私はほめて感謝する―

 

【折れた梅の木にもきれいな花が…】

夕方4時頃、自宅から車で5分ほどの所にあるわが土地にある梅の木を切りに行った。この冬の豪雪で大きな幹が折れてしまっていたので、細かい枝に分けて切ることにしたのだ。

現場に行くと、梅の花が満開であった。折れた枝にもたくさん梅の花が咲いていた。

30分ほどかけていくつかの枝に分けて切った。そのうち、生けることができそうなものを選んで家に持ち帰った。

 

 

【母に梅の花(木)を渡すと…】

私「お母さん、あんまり梅の花がきれいでもったいないから持ってきた。生けて。」

あーちゃん「本当にきれいだの。」

 

あーちゃんは、こう言うと、床を傷つけないように床に新聞紙を敷くように、私に指示した。私は、あーちゃんの指示通りに床に新聞紙を敷き、太い枝だけのこぎりで少し切り、長さを調整した。

 

■生け花を生けるあーちゃん

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その後、あーちゃんが一人で花切ばさみを使って枝振りを調整しながら、梅の花を生け始めた。「昔取った杵柄」のことわざどおり、手際よく枝振りを調整しながら生けている。実は、あーちゃんの母は生け花の先生でもあった。だから、実の母から教わったことでもある。

 

【生け終えた梅の木】

 1時間ほどして見てみると、いくつかの花器に分けて生けられていた。

 

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【ほめ言葉と感謝の言葉】

 部屋は梅の花の香りでいっぱい。しかも、ごらんのようにきれいに生けられている。

 

私「梅の花の香りがいっぱい!とってもきれい!さすがあーちゃん!ありがとう!」

 

 こう言うと、あーちゃんはにこにことしてうれしそうにしていた。

 

 実は最初からこのことを狙って、切った梅の木を持ってきたのだ。あーちゃんに、活躍の場を与えて、みんなを喜ばせて、みんなの役に立つ喜びを満たすこと。そうすれば、あーちゃんも幸せだし、周りも幸せだ。結果として、それが認知症の予防ないし進行を遅らせることにもなる。

 

 あーちゃんは、「喜ばれてうれしい。まだまだみんなの役に立てる!」と内心思ったことだろう。

 

キーワード:1 生け花  2 趣味を生かす  3 親孝行

 

留意点・その他:

・「みんなの役に立ちたい」という思い、「みんなに認められたい」という思いは、年齢に関係なく、人間の根源的な思いだと思う。

・生けられた写真を撮っていたら、

あーちゃん「その向きじゃない!こっちの向きからきれいに見えるように生けたの!」

と注意された。「そこまで考えて生けてるんだ。」と、素人の私は思った。


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