母の誕生日を祝う子どもたち&私 第1037号 [E2 誕生日・記念日を祝う]
◆リード:この12月。妻は、□歳の誕生日を迎えた。「家族全員の誕生日を祝う」ことは、わが家の伝統である。わが子に「祝ってもらう喜びばかりではなく、祝う喜びを味わわせたい」という、親の願いを体現した伝統でもある。今回は妻がなんと、「もう祝う年齢じゃないわ。」と言った。これは絶対に「やっぱりいくつになっても祝ってもらえるのはうれしいわ!」と言わせるようにしなければ……と思った私であった。
2015年12月16日(水)
母の誕生日を祝う子どもたち&私 第1039号
近況:
○11月27日(金)~12月1日(火)は、台湾教育視察で台北へ旅行した。経団連・文科省のつながりで出かけたので、視察先の小学校での扱いがとてもよかった。土・日は、観光旅行で、故宮博物館や千と千尋の神隠しのモチーフとなった「九份」を観光した。
○12月19日(土)は、月1回のアキコのとディナーデートだった。6時15分から7時25分まで、駅前のいつものレストランで夕食を共にとりながら、じっくりと会話した。たとえば、①アキコは推薦入学も選択肢に入れてがんばっていること(進路指導担当教諭のアドバイスによる)を聞いた。私からは、②受験勉強中でもお手伝いはした方がよいこと(元中学体育教師である原田隆史さんにより、子どもが皿洗いなどのお手伝いを続けて陸上大会で全国優勝した話を例に)を話したり、③最近読んでよかった本『決めた未来しか実現しない』(本田健)、『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』(旺李志ずか)を話したりした。④アキコは、僕のLineの名前○枠が空欄であったのをお気に入りの写真を選んで名前○枠に入れてくれた。つまり、僕がなかなかできないことを、アキコがやってくれたわけである。なんかとてもうれしかった!
○今年は、学級担任ではなく、新しく採用になった教員を指導する教員をしているのだが、私に指導されている教員間のLineグループがあり、その名前は「ファーザー(←私の名字が入る)チルドレン」というのだそうだ。笑った。
【子どもたちからの母への誕生日プレゼント】
12月5日(土)夜の家族会議で12月の家族イベントを立てていた際、16日はタカちゃんの誕生日だねと私が言ったところ、妻はなんと、「もう祝う年齢じゃないわ。」と言った。これは絶対に「やっぱりいくつになっても祝ってもらえるのはうれしいわ!」と言わせるようにしなければ……と思った私であった。
念のため、13日の辺りに、アキコ、クニコに誕生日祝いの準備をしているか、確認した。アキコは、そんなの言われなくても分かってるよと言わんばかりの、「うん、わかってるよ。」との返事。ところが、クニコは「うーん、まだ何も考えていない。」であった。
その後とくに確認もしなかったので、当日になってそれぞれの誕生日プレゼントが判明した。
■夕食を作ってプレゼントしたアキコ
この日早めに6時30分頃帰宅した私は、アキコが久しぶりに夕食を作っているのを見てびっくり。2階の書斎に行くと、妻が
「『今日は、お母さんの誕生日だから、アキコが夕食を作る』んだって。」
そうか、それがアキコの誕生日プレゼントか。受験勉強をしているアキコにとって、時間は何よりも貴重なはず。とても心のこもったプレゼントだ。
できあがるのを待って、新体操でいないクニコを除いて家族4人でアキコの作った夕食ーオムライスとスープーを食べた。
私「アキコの作った夕食はおいしい!」
祖母「おいしいの!」
妻「おいしいわ!」
みんなにそう言われてうれしそうなアキコであった。
こうして、楽しい夕食の時間が過ぎた。
■ケーキでお祝い・クニコのプレゼント
クニコが新体操から帰ってきた。クニコが夕食を食べ終えるのを待って、今度は恒例のショートケーキでのお祝いである。
いつも記念撮影をして、それから、ハッピイバースディの曲を歌ってから食べる。
♪「ハッピイバースディ、ディアータカちゃん、ハッピイバースディツーユー♪」
みんな「おめでとう!」
こう言って、ケーキを食べるのだが、これは誕生日の人から選ぶことになっている。つまり、妻が最初、次に実母、それから私、アキコ、クニコの順である。
食べる前にクニコが誕生日プレゼントで手紙のようなものを渡していた。
後で聞いたら、肩もみ券だそうだ。3回分だとか。
■私は感謝のメッセージカード
私は、フォトブックを贈ろうと思っていたが、載せる写真を選択している間がなく、結局感謝のメッセージカードとなった。
ラベルマイティというソフトで作成したカードでなく、市販のカードを買い、手書きで書いた。次の文面である。
タカちゃんへ
□才誕生日
おめでとう♡
結婚して早いもので
18年経ったね。
いつも変わらず
子どもに愛情を注ぎ、
おいしい料理を作り、
毎日洗濯をして、
きれいに掃除してくれる。
本当に感謝しているよ。
いい妻をもらったと思ってる。
ありがとう♡
ファーザーより
最も身近な家族こそ大事にすべきである。これこそ、私の根本的な価値観である。
毎日お世話になっている家族に感謝しないで、一体誰に感謝するのかと思う。
誕生日は、日頃かしこまってなかなか感謝の気持ちを伝えない分、またとないよい機会だ。文面はいつも似たり寄ったりだが、大事なことだから、誕生日には感謝のメッセージを伝えることにしている。
結論として、「もう祝う年齢じゃないわ」と言っていた妻は、誕生日を祝ってもらってうれしかっただろうか?!
アキコの作った夕ご飯を食べるときの、笑顔。ハッピイバースディの曲を歌ってもらっているときの、妻のうれしそうな表情。プレゼントをもらうときの笑顔…。これら等々から判断すると、きっとうれしかっただろうと思う。
家族みんなの誕生日を祝うということ。これもずっと続けていきたい伝統である。
◆キーワード:1 母の誕生日 2 誕生日を祝う伝統 3 妻の誕生日
◆留意点・その他
・つい先ほど、近くに住む義母と義兄を招待してのクリスマス会が終わった。義母も義兄も、そして私達も大いに楽しんだ。プログラムは、毎年ほぼ同じだ。おいしい夕食を食べ、恒例のトランプ七並べを行い、写真撮影をし、ケーキを食べた。もちろん、食べながらいろいろとおしゃべりを楽しむわけだ。
このクリスマス会。今年はなかなか時間が取れず、5日の家族会議でも結婚以来続けてきた会の開催が危ぶまれたが、
私「日を早めてもやろうよ。向こう(義母・貴兄)は、楽しみにしてるだろ!」
の一言でやることが決まった。月例家族会議の伝統がなければ、そのままできずじまいになった可能性もあった。やっぱり、家族会議は必要だなと実感した。
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