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中高生となった娘と丸1日デートを楽しむ方法 その2 第1002号 2.5期 [A2 一対一のデート]

◆リード:中年の父親が中高生になった娘とデートするのは容易でない。映画やショッピングといっても、親よりも友達と行きたがるし、そもそも部活動だ、受験勉強だ……といって時間がないのである。デートするだけでも難しい。さらに、娘の方が(も)楽しいと思う、それも丸1日のデートとなれば、きわめて難しい。果たして中高生となった娘と丸1日デートを楽しむ方法はあるのか!?(前号からの続き)

2.5期 2013年10月12日(土)  

中高生となった娘と丸1日デートを楽しむ方法 その2 第1002号

ーいくもあるハードルを越えてー

近況:
 8日(土)の午後からは、バレンタインデーチョコを、クニコとクニコの友達、そして母親である妻もいっしょに作っている。楽しいひとときである。

 昨年まではアキコも(が)作っていたが、アキコは受験勉強で終日市立図書館へ行っている。

【ハードルを越える決心!】

 前号で、娘が中高生にもなると、親よりも友達と遊びたがり、とりわけ父親とデートするのは容易ではないと書いた。

 父親とよりも友達と遊びたいという娘に対して、父親が娘とデートするのは、どうしたらよいか?それも娘が「あーお父さんとのデートは楽しかった!」と思われるようなデートにするにはどうしたらよいか!?
 簡単なことで、その秘訣は、娘が本当に行きたいと思うところへ行くことであり、娘の希望を叶えるということである
。……(前号より)

 前号で書いたように、娘が本当に行きたいところは、東京ディズニーリゾートであった。東京で内観するついでに、東京ディズニーリゾートへ行きたいというアキコ。アキコにとって映画よりもショッピングよりも何よりも行きたいところなのだが、さすがに東京ディズニーランドとなると、親の方のハードルも決して低くない。

 まず第一にお金の問題。原アカデミーで単に内観するだけなら日帰りで新幹線代とセミナー代一人7,000円をいれても約5万円である。ところが、1泊してディズニーランドとなれば、倍の10万円かかる。これが一つ。

 第二に、時間の問題。日帰りですまなくなる。それも、ディズニーランドとなれば朝早く出て夜遅くまでそのまま宿泊ということになる。丸1日どころか丸々1日プラス宿泊なのだ。
 
 第三に、第二の問題と関連して、山積している仕事がこの休みの日丸々2日間(原アカデミーでの内観を入れて)にできなくなることである。ということは、その分の仕事をあらかじめどこかでしておかなければならないわけである。これが可能かということである。
 さらに言えば、忙しい職場にいて、プライベートの休みの日とはいえ、ディズニーランドに行くことははばかられた。

 これらのハードルを越える決心を、私はした。

 第一のお金。妻は「お父さんのお小遣いから出すならかまわないわ。」という。10万円は、父親の私にとっても大金だが、アキコの願いを叶え、父と子の楽しい思い出を創るために使うことにした。

 第二、第三の問題は、あらかじめ仕事貯金をしておくことで対応することにした。それに13日の夜には帰宅し、14日も休みなので丸1日仕事をすることでカバーすることにした。また、職場の人のためにおみやげの類いは一切買わずに職場には秘密にすることにした。

 かくて1週間前の土曜日、JTBでホテルや新幹線、TDRのチケットの予約をした。
 宿泊は、10月12日(土)ホテルエミオン東京ベイ、2名で1泊41,900円であった。私にとっては破格の高さだが、最も料金の高いシーズンだったからやむを得ない。


【いよいよ当日】

 その週は、本当に職場が嫌で嫌でしょうがなかった。勤めて約30年間の中で最悪の人間関係!よっぽど職場を休もうかと思ったが、さすがに職場を休みながら休日にわが子とディズニーランドというわけにはいかないので、ふんばった。ディズニーランド行きを決めていなければ、おそらく1日は年休を取ったであろう。それぐらいつらい1週間だった。

 そして、迎えた当日。6時17分の始発に乗り、東京駅に8時12分着。そこから舞浜へ行く電車に乗り換えるのだが、15分から20分かかるという。

私「アキコ、走るぞ!」

アキコ「うん!」

 3連休の初日で大混雑が予想されるTDRに少しでも早く着こうと、ダッシュした。なんと8分で走り抜け8時21分発の電車に乗れた。
 この二人ダッシュも、今となっては懐かしい思い出である。
 舞浜駅に到着後、モノレールに乗ってディズニーシーへ向かった。
 8時50分には入園。

TDR2.JPG

アキコも私も生まれて初めてディズニーシーに到着したのである。


【ファストパスを使いまくる!】
 スタートは、フランダーのフライングフィッシュコースター。次に、ブローフィッシュ・バルーンレース。

 それから、ファストパスで予約(9時5分から10時5分まで)を取っていたレイジングスピリッツに乗った。

 昼食後には、海底2万マイル(12時5分から13時5分)、ストームライダー(これは予約をとったものの、故障のため修理が入り、入れたのはずっと後だった。)……とファストパスは大活躍だった。(シーでよかった。ランドの方は10時半頃既に入場制限がかかったらしい。)

TDR4.JPG

 
 海底2万マイルに乗ったときは、

アキコ「お父さん、これって本当に海の中かな。(あぶくが出ているから)。」

私「そんなわけないだろ。あぶくは窓と窓の間に出ているだけなんだよ。」

こんな会話を思い出す。

 アキコは「ディズニーシーパーフェクトガイド」で事前に調べていたので、アキコにすべてまかせてアキコの行きたいところに行くようにしていた。そのアキコであっても、初めてなので、同じ場所を行ったり来たりしていたこともあった。
 ファストパスを有効に使ったおかげで、あまり待つことなくたくさんの乗り物に乗ることができた。

TDR1.JPG

 途中で、路上の出し物を見たりお菓子を食べたりして楽しかった。


【バイクとカイトの昼のショーetc.】

 途中でディズニーシーのショーを見た。
 水上バイクが出てきたり、カイト(凧)が出てきたり、見応えのあるショーだった。
 アキコと二人でこのショーを楽しんだ。(ビデオで撮っていて、帰宅後も何度か見た。)
 もちろん、買い物にもつきあった。女の子にとっては、これもまた大きな楽しみの一つであった。


【夕食は豪華に】
 たくさんの乗り物に乗り、ショーも見て、思い切り楽しんだところで、ディナータイムである。

TDR3.JPG

 私は、夕食はあまり待ちたくなかった。きっと値段の高いところなら空いていて待ち時間が少ないと読んだ。何よりも娘との一生思い出に残るデートである。リッチに行こうと決め、豪華客船S.S.コロンビア号の3階にあるダイニングルームで取ることにした。

コロンビア号の見える橋で.JPG

右手後ろに見える船がコロンビア号である
 待ち時間は1時間であった。ファストパスのおかげで、今回はどのアトラクションでも1時間も待つことはなかった。1時間待ちならぎりぎりがまんしようと並んだ。が、結局1時間半待って席に通された。

コロンビア号ブログディナー.jpg

 一人4,720円のコース料理を頼み、アキコと二人で楽しく会話した。


【夢見るようなナイトショー】
 夕食後、ナイトショーの30分余り前。既にショーを見る人で一杯であった。
 始まったナイトショー。

CIMG2922.JPG


 大勢の人が1時間前からずっと待っていたのがうなずけるような、素晴らしいナイトショーだった。
 アキコと私は、隣り合う位置でそのナイトショーを楽しんだ。


【ナイトショーが終わって!】

 ナイトショーが終わって、しばらくは夢見心地のままであった。

私「きれいだったな!」

アキコ「うん!また見てみたい!」

 その後、夜に乗った方が夜景がきれいだろうと、昼間乗らないでいた「小型蒸気船」にのってディズニーシーを回った。

CIMG2927.JPG

 夜9時半、ディズニーシーを後にした。

 こうして、中年の父親と中学3年の娘との丸々1日のデートが終わった。アキコは終始楽しそうであった。

CIMG2938.JPG

シーで最後に撮ったツーショット

 そして、大晦日の日、今年1年の心に残ったことを聞いてみた。

私「アキコは、今年1年で一番心に残ったことは何かな?」

アキコ「ディズニーランド(夏休み)とディズニーシー(10月12日に私と)に行ったこと。」
  
 アキコにももちろん私にも今年一番心に残ったこととして、今回のデートは刻まれることとなった。
 今、「TDRに行かなかったら10万円どころか倍の20万円あげる」と言われても、絶対に行ったほうがよかったと言える。なぜなら、私ばかりでなく娘にとっても1年間で1番心に残った体験ーデートーができたのだから。一生の宝物となるような親子の思い出ができたのだから。


【再び中高生となった娘と丸1日デートを楽しむ方法は?】

 さて、中高生となった娘と丸1日デートを楽しむ方法(秘訣)をあらためて問うてみる。 
 その秘訣は、<娘が本当に行きたいと思うところへ行くことであり、娘の希望を叶えるということ>であり、かつ<友達とではなかなか叶えられないこと>であろう。

 今回のTDRはまさにその条件にぴったりであった。そのうち、TDRも友達同士(恋人同士)で行くようになるであろうが……。

 そしてそうした条件をそろえた企画を立てた(見つけた)ならば、その実現のハードルを乗り越えることだろう。本当にそうしたいという気持ちがあれば、どんなに仕事が忙しくてもそのハードルはきっと乗り越えられると思う。

 ※ 実は、高校1年生になると、母親と二人でディズニーランドでデートするというのが、わが家の伝統である。長女アキコは母親の誕生日祝いを兼ねて高1の12月に、次女クニコの場合は自分の誕生日祝いを兼ねて高1の6月に、それぞれ母親とディズニーランドへ行った。


◆関連記事

 次女クニコの場合は↓

中3のわが子と思いきりディズニーシーを楽しむ その1 第1105号 ―計画を立てるプロセスを楽しむ!―

 

◆キーワード:1 父親と娘  2 一対一のデート  3 ディズニーランド

◆留意点・その他

・子どもが中高生になると部活だ・受験勉強だ・親より友達との交遊だ……というように親子のふれあい、デートが難しくなる現状を考えると、近所の公園でも十分満足できる幼小時代は、まさに親子のふれあい・親子の関係作りの黄金時代と言える。


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