負ければ3年生は引退! 背水の陣で臨んだ公式試合!その2 第970号 [C4 部活動]
◆リード:昨日6/5(水)と今日6/6(木)の二日間は、アキコの野球の公式試合であった。野球部ばかりでなく、市内すべての部活動の公式試合が行われた。学校の授業は休みである。負ければ3年生は引退というこの大一番の試合において、わが子アキコは背番号10で補欠であったが、その活躍ぶりはどうであったか?それ以上に、アキコの学びは?
2013.6.6(木)負ければ3年生は引退! 背水の陣で臨んだ公式試合!その2 第970号
ー野球部補欠のアキコ! スコアラーとしてがんばる!その2 ー
近況:
この6月8日(土)に、三重の水屋神社、瀧原宮を参拝。翌9日(日)には、伊勢市の外宮・内宮を参拝し、その後、猿田彦神社、朝熊岳金剛寺を参拝した。
外宮も内宮も御垣内参拝という正式参拝である。案内してくださった、修養団・元伊勢道場長の中山靖雄氏の奥様によれば、外国の要人から内閣総理大臣までが参拝する場所と同じそうである。(いずれ記事としてアップしたい。)
参拝した神社もとてもよかったが、中山靖雄氏の奥様の話がとてもよかった。たとえば、
「~かごに乗る人、かごを担ぐ人、そのわらじを作る人……それぞれが尊いんや。今の教育(世相)は、<かごに乗る人をめざしなさい>だけど、そうじゃない。日本古来の生き方では、それぞれが同じ価値があるのや。ただ、役割分担をしているだけなんや。<それぞれが自分の役割を全うするように精進すること。その中に幸せがある>というのが、日本の伝統的な生き方なんや。~」(文責ファーザー。このような感じのお話でした。)
このような心にしみる話が、ふんだんに聞けた。本当に充実した公式参拝であった。
【決勝戦に駒を進めたW野球部】前号「負ければ3年生は引退! 背水の陣で臨んだ公式試合! その1」に書いたように、前日延長戦の末、ようやく決勝戦に駒を進めたW野球部であった。
この市内大会で、1位と2位のチームが地区大会への出場権を得る。つまり、今日負けても2位なわけで(4月の大会も2位であった。この大会は1位のみが上の大会へ行けた。ちなみに、このときはA中学校が1位であった。)、すでに地区大会への出場権は得ている。 がしかし、
「今度こそA中学校に勝ってこの間の借りを返したい!」
これは、保護者も含めた野球部全員の願いであり意思であった。
【帰宅後、笑顔で迎えた妻とアキコ】
帰宅後、結果はどうだったかと呼び鈴を押すボク。
妻とアキコは、笑顔で出迎え、しかも妻はケーキの入った箱をもっていた。
私「勝ったな!」
妻もアキコもにっこりとして、うなずいた。
【延長戦を制したW野球部】
さっそく試合の様子を聞いた。聞けば、前回と似た展開であった。
1点先行したものの、逆転され、2点を追う展開となった。そして、6回裏に奮起し、2点を返した。7回裏は、また7番・8番・9番で三者凡退。6回の攻撃は、最終回の7回は下位打線になるから、何としてもこの回で同点にするという固い決意の表れだったらしい。
延長戦がまた厳しい。双方互角で譲らず、とうとう10回になった。
10回からはエキストラ。ノーアウト満塁にした状態で、打席に立つというルールだ。敵の10回表の攻撃を0点に抑え、その裏の攻撃で1アウトからファーボールが出て、押し出し1点で勝ちとなった。
【ケーキでお祝い】
わが家は、こういう場合、ケーキでお祝いである。なぜなら、アキコも、クニコも、私もケーキ大好きだからだ。お祝い事は、ケーキでお祝い。わが家の不文律である。
実母「アキコちゃん、よかったね。」
実母のあーちゃんを含め、みんなから勝利を祝福され。大満足のアキコであった。W中学校野球部がA中学校野球部を破って優秀したのは、実に35年ぶりだという。
野球部員はもちろん、監督もコーチも、そして保護者も大喜びであった。
【アキコの学びと成長】
アキコは、この2日間の公式試合の間、一度も打席にも守備にもつくことなく、ひたすらスコアラーをしていた。何の不満をもらすこともなく。
親の私の方が、「一打席でもいいから出番がありますように。」と祈っていたくらいである。
アキコ自身は不満をもらすどころか、全身で声援を送り、スコアラーとしての役割を果たしていた。そして、チームの勝利を心から願い、かつ勝利を心から喜んでいた。
アキコは、レギュラーとして試合に参加していなくても、間違いなく試合に参加していた。スコアラーとして、補欠として。
「試合は最後の最後までわからず、あきらめないで最後までやり抜くことの大切さ」を実感として理解したこと。このことも確かに大きな学びではあろう。
それ以上に、補欠であろうと、野球部の一員として真剣に練習を重ねてきたこと。監督によれば、アキコが真剣に練習していたことで、チーム全体の練習がしまったという。一時期はレギュラーにもなったし、試合でヒットも打った。レギュラー落ちしても、くさることなく、練習に励んだ。家でも、バッドの素振りの練習を、毎日していた。
試合においても、スコアラーとしての役割を果たし、その役割からの勝つための貢献をしていたこと(「さっきライトにヒット打ってるよ。」)。精一杯の応援をしていたこと。
4月の大会でそうであったように、試合開始前の練習時に監督がノックする際ボールを渡すという役割もしていたに違いない。つまり、アキコは自分の持ち場で精一杯のことをしてチームの勝利に貢献していたのである。(冒頭の中山氏のお話にたとえれば、まさに自分の役割を全うしようとしていたのである。)
それらの結果として、チームメンバー・監督と心を一つにして勝利を喜び合えたこと。このことこそ最大の学びであり、経験であろう。
◆関連記事
◆キーワード:1 公式試合 2 部活動 3 応援
◆留意点・その他
コメント 0