野球部補欠のアキコ！ スコアラーとしてがんばる！ 第969号ー負ければ3年生は引退！ 背水の陣で臨んだ公式試合！ー

◆リード：昨日6/5（水）と今日6/6（木）の二日間は、アキコの野球の公式試合であった。野球部ばかりでなく、市内すべての部活動の公式試合が行われた。学校の授業は休みである。負ければ3年生は引退というこの大一番の試合において、わが子アキコは背番号10番で補欠であったが、その活躍ぶりはどうであったか？それ以上に、アキコの学びは？

2013.6.6（木）野球部補欠のアキコ！　スコアラーとしてがんばる！　第969号

ー負ければ3年生は引退！　背水の陣で臨んだ公式試合！ー

近況：
　6/5（水）の夜、次女クニコ（小５）は、母親といっしょに明日・明後日の自然教室（宿泊体験学習）に向けて、準備をしていた。
　そして、6/6（木）の朝、元気に出発した。その夜の妻の一言。

妻「クニコがいないと、静かね～。」

　いかにクニコがおしゃべりかがわかった一件であった。親としては、いるとうるさい一方、やっぱりいてほしいのだ。もっとも、1日ぐらいは、いないもの静かでいい面もあるが……。明日の夜のみやげ話が楽しみである。

【引退か7月の大会への出場権獲得か？！】

　6/5（水）は、野球部市内（隣町もいっしょ）大会である。これは、上の大会である地区大会・県大会への予選を兼ねた公式試合である。
　4月の大会で2位であった、アキコのＷ中学校野球部は、1位のＡ中学校とあわせてシード権を得ていた。だから、この日は午後からの試合に勝てば、決勝戦に進むことができ、その時点で地区大会への出場権を得ることができる。しかし、負ければその時点で後続の公式試合はなくなり、3年生は引退となる。
　県大会出場を目標にしてきたアキコのＷ中学校野球部にとっては、決して負けられない一戦であった。
　私は行けなかったが、妻は、午後年休を取り、応援に出かけた。

【辛勝！】

　帰宅後、早速結果を聞く私に

妻「延長戦でやっと勝ったわよ！　ふう、心臓によくないわね。」

　妻とアキコによれば、1点を先行したものの、すぐに取り返され、逆に2点リードされて迎えた7回表（中学校の試合では最終回）の攻撃。ツーアウト、ランナーなしであったそうだ。この後、ファーボールとヒットで2者が塁にいる時、キャプテンのＷ君が3塁打を放ち、同点に追いついたという。土壇場での同点である。
　その後、延長戦となり、9回表に1点を入れ（キャッチャーのスキをついたホームスチールだったという）、裏の攻撃をしのいで勝ったそうである。
　相手は練習試合で勝っている相手で、県大会出場を目標にしているＷ中学校野球部としては、意地でも負けられないと思ったのだろう。土壇場で同点に追いつき、そして勝った。
　妻は、最終回7回裏のツーアウトでランナーなしの状態で、「もう負けだわ。」と9割以上も思ったそうだ。他の保護者の心境はどうだったかはわからないが、

保護者「これから！　これから！　これから！」

という声援がすさまじかったという。（妻ものどをからして応援していた。）
　結果としての勝利。やっぱり野球は、「最終回ツーアウトから」なのである。
　一方のサイドでは、予想通りシードされていたＡ中学校が勝ち、決勝戦に駒を進めた。

私「アキコ、これで決勝戦はＡ中学校とだな。」

妻「4月からの公式戦では、Ａ中学校と2回、Ｍ中学校と1回しか負けていないのよ。」

アキコ（うなずくアキコ）

私「明日は決勝戦で、そのＡ中学校を倒したいよな。」

アキコ「うん。」

　この市内大会で、1位と2位のチームが地区大会への出場権を得る。つまり、明日負けても2位なわけで（4月の大会も2位であった。この大会は1位のみが上の大会へ行けた。ちなみに、このときはＡ中学校が1位であった。）、すでに地区大会への出場権は得ている。　がしかし、

「今度こそＡ中学校に勝ってこの間の借りを返したい！」

　これは、保護者も含めた野球部全員の願いであり意思であった。

【補欠で結局試合には出場できなかったアキコ】
　
　大会前日のこと。

私「アキコ、五分五分（それよりも低いか）かもしれないけど、可能性がゼロではないのだから、代打でも試合に出る心づもりでいろよ。」

　こういっていた私であった。試合の結果もさることながら、アキコが1回でも打席に立ったかどうか、守備に入ったかどうかはきわめて大きな関心事であった。
　帰宅後、さっそく妻に聞いてみると、

妻「勝つか負けるかの厳しい試合だったから、アキコの出る幕なんかとてもなかったわよ。」

という返事であった。
　アキコは、ひたすらスコアラーをしていたという。ベンチで声援を送っていたという。

私（背番号10なのだから、まあしょうがないか。）

妻「（もう最低2位で地区大会の出場権は得たのだから）明日の決勝戦の方が出る確率は高いと思うわ。」

　補欠だが、ずっと野球部の練習を土・日も含めてがんばってきたアキコ。帰宅後も、かかさず素振りをしてきたアキコ。明日の決勝戦では、一打席でもいいから、打席に立ってほしいものだが……。（練習試合では出してもらえるし、公式試合でも相手チームによっては一打席・一回程度の守りで出してもらえていた。）

　明日は、決勝戦！（続く）

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◆留意点・その他

・アキコは、自分は打席に立つことはなくても、心から勝利を喜んでいた。