2012年子育て計画 第867号 [D1 父と子塾]
◆リード:今年の子育てをどうするか。つまり、父親として、アキコ、クニコとどのように関わり、教えて導いていくかという方針・方策である。行き当たりばったりよりも、きちっと方針と方策を立てて、計画的にやった方がはるかにうまくいくし、親も子も満足のいく内容となる。前号で検証したとおり、8割ほど計画通りに動いていく。そこで、今年の方針・方策を立ててみた。
2012.1.3 今年の子育て計画 第867号
ー「父と子塾」を中心にー
私の場合、長女アキコが7歳小学1年生で、次女クニコが3歳の幼稚園入学前から、2005年9月10日(土)の第1回以来、ずっと父と子塾を続けてきた。
原則として週1回でやってきたのだが、やれないこともあり、この6年と4ヶ月ほどで、月3回ペースの230回程(記録が残っているのは180回程)やってきた。去年、月4回ペースにできなかったのは、アキコが中学で野球部に入り、土・日にも部活があるので、開催が難しくなったことが大きい。
家族イベントを除けば、この父と子塾が、わが子との関わりを作り、教え導く大きな機会となっている。そこで、この父と子塾を、この1年どのような方針・方策(内容)で取り組んで行くかを考えてみた。
【父親としての子育て方針】
ブログ記事864号「今年10個の目標を決める!」に書いたように、今年の私の子育ての目標は、次の通りである。
◎ 父親としてわが子を教え、共に楽しむ!
ー父と子塾:職業教育、料理教室、キャンプ、よい本を読む習慣、自由(科学)研究、一対一のデート(アキコ、クニコ)、お小遣い制&靴磨き(クニコ)、作文&スピーチ、句会etc.ー
これをさらに細かい方策(1)~(9)まで紹介すると、次の通りである。
■父と子塾他ーわが子が興味をもち、意欲的に挑戦できる内容を心がけるー
(1)職業教育をする……将来付きたい職業について、いっしょに考えていきたい。
そのために、
① 月1冊、伝記を読む。その感想をもとにディスカッションする。
② プロジェクトXDVDを月1回見て、職業の意味(貢献・やりがい・試練)について、話しあう。私は、「<楽(たとえ高給であっても)だけどつまんない(やりがいがない)>よりも、<苦しく(試練がある)ともやりがいがある>仕事がよい」と考えている。食べていけること、経済的な安定・豊かさはもちろん大事だが、たとえ経済的に安定していても貢献・やりがいのない仕事はダメだと、1年を通して伝えたいと考えている。
また、アキコがこの職業がよいと考えたことについて、①よいと考えたわけ ②つっこんで仕事内容調べる ③なるために必要な準備 ④自分に向いているか など、詳しく調べてみるのもおもしろい。
(2)月1回「父と子の料理教室」……月1回、私がわが子と料理を作る。合わせてその間は、妻は息抜きしてもらっていい。クニコは時間もあるし、料理に興味をもっている。アキコは、部活でなかなか時間がとれないかもしれない。だから、アキコは初めからの参加は難しく、サラダ作りだけの場合もあるかもしれない。それでもいい。
(3)キャンプ・「弁当作り&ピクニック」・「焚き火と手料理を楽しむ会」
キャンプは、5月、8月、9月の最高3回実施。少なくとも1回は実施。
「弁当作り&ピクニック」は、4月の花見、10月の紅葉の2回。少なくとも4月は実施。
「焚き火と手料理を楽しむ会」を4月と7月(9月)にやってみたい。
(4)よい本を読む習慣づくり
・今年4月4年生になるクニコ。アキコなみならば、今年が最後の読み聞かせとなる。読書の楽しさ・有意義さを体験的にわからせ、読書好きに絶対にする。そのために、父と子塾での、「読書コーナー」を継続すると同時に、クニコへの読み聞かせを継続する。週3回は、読み聞かせをする。加えて、クニコが読みたい本を常備(図書館の活用など)する。
アキコについても、お勧めの本を紹介し、良書に接する機会を増やす(昨年度もしたが、アキコはしばしば私の推薦した本を読んだ。)
(5)自由(科学)研究…クニコには、去年自由研究『俳句の季語調べと俳句作り』のサポートをした。アキコには、去年科学研究「落ちやすい汚れ、落ちにくい汚れについて調べる研究」「落ちにくい汚れ落とすにはどうしたらよいかを調べる研究」のサポートをした。
今年も、何かしらのサポートをしたい。
(6)一対一のデート…去年、クニコとはサントピアワールドへ二人で行ったし、アキコとは映画「ブッダ」に二人で行った。今年も、同じような機会をもつ。
「アキコと二人でディズニーランドへ行こう」と今思いついた。アキコは行きたがっているし、十分に可能だ。
(7)お小遣い制&靴磨き……クニコは、今年6月10歳の誕生日を機会にお小遣い制にする。合わせて、クニコには新しいお手伝いとして、「靴磨き」を始めてもらおうと考えている。いつもお小遣いをやる日に靴磨きという設定がいいかなと、今のところ考えている。
(8)『こども論語塾その3』に当たる本を、今年はどうするか!? 作文やスピーチに関する本がよいと考えている。
(9)その他(エレクトーン演奏会・人生インタビュー・句会他)
昨年から始めた、家族みんな(妻の実家と二世帯)を招待しての、アキコ・クニコによるエレクトーン演奏会。今年も6月または8月の誕生日会の際にやってもらおうかと思っている。
昨年は実母のインタビュー(アキコからは祖母)がとてもよかった。妻へのインタビューや義母へのインタビューを通して、妻や義母の人生から学ぶなども、きっとおもしろい。
また、季節ごとの「句会」も継続してやってみたい。
【父と子塾の先にあるもの】
私が主導してアキコと一緒に勉強できるのは、あと2年間ぐらいしかないだろう。
学習面ばかりでなく、生き方や価値観も、しっかりと伝えておこうと思う。
こうして「父と子塾」を何年も積み重ねていった先に何があるのか!?
私がこの「父と子塾」の着想を得たのは、ワタミの創業者 渡邉美樹『父と子の約束』からだった。昨年12月に久しぶりにその本を読み返した。美樹氏は言う。
「父と子の勉強会」は、いまも継続している。息子たちとの会話の中で、息子の思うところを聞き、相談されれば、アドバイスする。このように現在は、将也と私、烈士と私というように、個別に勉強会は続いている。
ひょっとしたら、勉強会という堅苦しい言葉はふさわしくないのかもしれない。息子たちもそれぞれ成長した。それぞれが自立し、それぞれの性格が出来上がってきている。私にとって二人の息子たちは、命より大切な存在であるから、彼らと語り合うこと自体が喜びなのだ。<中略ファーザー> 将也に「将来、お前にはこういう考え方で、こういう勉強をして、こういう社会人になってほしいんだよ」という話をよくする。そのとき、彼は理解を示してくれる。最近は「大学について語ることが多い。大学の入学先、卒業後にどうするか」という話である。将来の話に理解を示してくれるのは、次男の烈士も同じである。
小さい頃からの勉強会の下地があるからだろう。もし、そうした下地がなかったら、「将来はこうしたほうが君のためだよ」と私が言ったところで、反発されて終わりだ。「僕の人生は、僕が決めるんだ」ということになるだろう。
小さい頃から、息子たちの話を聞いては質問したり、意見を言ってきたという信頼関係があるので、そういう会話が自然とできている。(前掲書 150-151pp より引用)
実は私は、美樹氏と二人の子ども達との関係のような親子関係の構築を目指している。つまり、アキコ、クニコが高校生、大学生~になった時、例えば職業を決める際、信頼し合った雰囲気の中で、共通の価値観でお互いに話し合いができるような関係の実現を目指しているのである。
美樹氏ができたのだから、私も同じようにすればきっとできると、私は考えている。
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