友だちの誘いを断って家族でプールに行ったアキコ 第723号ー先約優先の原則ー [F1 定例家族会議]
◆リード:親と遊ぶよりも、友だちと遊びたい。子どもが大きくなるにつれて、だんだんそうした傾向が強くなってくる。来月の計画を立てる家族会議は、そうした中で親子のふれあいの時間を確保する機能をも果たしている。
2010.6.6 友だちの誘いを断って家族でプールに行ったアキコ 第723号
ー先約優先の原則ー
*GREETING*
こんばんは。 ファーザーです。
今日の午後は、予定通り、家族で市民温泉プールに行きました。
小2のクニコは、けのびとバタ足ができるようになっていたので、今回はクロールのかきを教えました。
「交互に腕をぐるぐる回せばいいんだよ。」
と言いながら、腕を回して見せました。そして、いっしょに空中でやってみた後、水中でやらせてみました。
クニコの飲み込みの早いこと。すぐにできるようになりました。そして、わずか1時間の間に、10m泳げるようになりました。(去年までは5m)
その後、アキコとは、クロール25mの競争をしました。水泳ではまだまだ私の方が、距離もタイムも速いですね。大学時代、体育科に混じって水泳の特訓を受けましたから。「さすがお父さん」といったところでしょうか。
特にクニコは、水泳大好きなのですが、親子で楽しいひとときを過ごすことができました。
【6月の家族経営計画立案において】
さて、定例家族会議の後半(前半は5月の家族経営のふり返り)、6月の家族経営計画立案でのことである。
一通り、6月の予定を埋めた後のことである。……
私「う~ん、そうすると、6月は、①クニコの誕生日会 ②父の日・ボーナス祝い …ぐらいで、あんまり家族イベントがないな~。」
(間)
私「そうだ! 久しぶりに温水プールに行こう!」
クニコ「それいい!いつにするの。」
アキコ(あんまり乗り気ではないふう)
私「空いている土・日だろ。」
こんなやりとりがあって、「空いている土・日」に温水プールに行くことになった。
【日曜日に温水プールに行くことを確認】
そして、昨日の土曜日夜。
私「それじゃあ、明日温水プールにみんなで行くか。」
クニコ「わあーい!」
翌朝、昼食後すぐに温水プールに出かけることを確認して、午前中は勉強ということになった。
【アキコの友だちからの遊びの誘いを断る】
そして、昼食をみんなで食べていると、電話が鳴った。
アキコの友だちから誘いの電話だ。仲のよい友だちから、午後遊びに来ないかという。
アキコ「ねえ、お父さん、午後遊びに来ないかって友だちに誘われてるの。行ってもいい。」
アキコの電話の様子だと、新築したばかりのA子さんの家に遊びに来ないかのお誘いであった。行ってみたい様子がありありであった。
私「ダメだ。温水プールに行く約束が先だろ。」
こうしてアキコは、午後すぐの友だちとの遊びをあきらめ、はじめに書いたように、家族での温水プールとなった。
【先約優先の原則と家族会議の力】
もし家族会議であらかじめ家族でプールに行くという計画を立てていなかったら、
もし前日のうちに確認しておかなかったら、アキコは間違いなく友だちの誘いに乗っていただろう。
先に約束した方を優先するという「先約優先の原則」がある。
アキコは、友だちに誘われた時点で、既に家族との約束ができていたので、こちらを優先することになったわけだ。
以前書いたように、家族会議でその月の計画を立てることには、たくさんのメリットがある。※参照→月はじめに家族経営のビジョンを持つよさ
今回、「先約優先の原則」により、家族とのことを優先できるというメリットをそれらに追加したい。
おそらく家族会議等であらかじめ家族イベントなどの計画を立てていない家族は、子どもが大きくなるに連れて、子どもの要求するまま友だちとのかかわりを家族より優先していくことになるのだろう。結果として、家族イベントへの参加もだんだんしなくなっていくのだろう。
ただ、同じ家で寝て食べていただけでは、家族とはならない。楽しいことを共有したり、教えたりする機会が必要だ。
友だちと遊ぶことの多くなるこれからこそ、家族会議が重要な役割を果たすことになりそうである。
【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」
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◆キーワード:1 月の家族経営計画を立てるメリット 2 月例家族会議 3 家族のふれあいの機会
◆留意点・その他
なるほどな〜と、感心して読ませていただきました。
優先順位。。。大人になっても、
つけられない事ってありますものね。
計画を前もってしておく事って、大切ですね。
by qooo (2010-06-14 15:00)
>コメントありがとうございます。
月例家族会議を始めて、7年は経っていると思うのですが(アキコが幼稚園にいた頃にはやっていましたから)、完全に習慣化しています。
メリットは、「第一に、実現までの期間を楽しみに生きることが出来る…第二に、色々な行事や家族で企画したイベントを楽しみにして、がんばることが出来る…第三に、十分な準備をすることができる…第四に、それは結果として、内容の豊かさを生み出すことになる…第五に、あらかじめ調整したり、突然のことにも柔軟に対応したりできる…」と以前の記事に書いていました。今回のことは、その五番目のところと関連するメリットですね。
このように、たくさんのメリットがあるので、誰に強制されることもなく、わが家では続いているのだと思います。
by ファーザー (2010-06-20 08:42)
すばらしい「家族会議」です。子どもの意見にきちんと向き合うことで、「家族から本当に大切にされているんだ」と言う自尊感情が子どもにつちかわれていると確信します。私の育った子ども時代は昭和30年代(映画夕陽丘3丁目のように)ですが、子どもは豊かだった想いが残ります。子どもに物ではなくてこうした真の愛情を積み上げていく家庭に万歳です。
by宮太郎
nrd47237@nifty.com
by 宮
by 宮 (2010-08-05 09:24)
>宮さんへ
コメントありがとうございます。
家族会議は、完全に習慣化しています。上のコメントに書いたように、メリットがたくさんありますから。
私が育った子ども時代は、近所に子供たちの人数が多く、大勢で缶蹴りをしたり、野球をしたりして遊びました。テレビゲームの類もなく、自然も豊かで、川で魚捕りをしたり、山でクリ拾いをしたりと外で元気よく遊ぶことが多かったですね。
by ファーザー (2010-08-07 08:04)