3万円かけた船釣りの価値 その2 第618号ー3泊4日の佐渡家族旅行その2- [E3 四季の旅行]
◆リード:3泊4日の佐渡家族旅行3日目早朝、船釣りに出かけた。プロである漁師さんの船での出漁である。船のチャーター代3万円(釣り具とえさ代を含む)の価値はあったか!?
2009.8.21 3万円かけた船釣りの価値 その2 第618号
ー3泊4日の佐渡家族旅行その2-
記念すべき1匹目の魚ーメバルーが、早々に釣り上げられ、私達家族4人は、沸き立った。
魚群探知機とプロの釣り具、プロの腕(アドバイス)…まさに鬼に金棒の状況。
今後の展開に大いに希望をもったのであった。(続く)…前号の続きより
【釣れない…】
ところが、その後は、ぱたりと釣れなくなった。
10分ほどたったところで、
漁師さん「なかなか(えさを)食わないな。よし、別の所へ移動しよう!」
私「はい。」
漁師さんは、また魚群探知機を頼りに、釣り場の移動をするべく、船長室へ移った。
10分から15分ばかりかけて、新しい釣り場を発見。
漁師さん「よし、ここに(魚の群れが)いるぞ! さあ、仕掛けを投げて!」
私「はい!」
漁師さんの合図で、さっそく仕掛けを海へ投げる私。妻とアキコ、クニコは、まだ投げる様子を見守りながら、投げ方を学んでいる状態であった。
漁師さん「いるんだけどな~。食わないな~。 不思議だよな~。よし、釣り場を変えよう!」
こんな感じで、10分から20分ほどかけ魚群探知機を頼りに釣り場を探し、釣り場が決まったら、5分から10分ほど釣ってみる。そして、釣れないとまた移動を繰り返した。
漁師さん「早い者勝ちだ。はい、仕掛けを投げて!」
だんだんと慣れてきて、アキコは自分で投げていた。
クニコは、重りが重いので、妻が投げてあげていた。
妻は、お腹の調子がすぐれず(トイレに行きたかったという)、クニコの脇に座っていた。妻の釣りざおは、漁師さんがほとんど管理していた。
漁師さん「おかしいな。魚がいるのに釣れない。近くで地震でもあったのかな。」
漁師さんの話だと、地震のある日はまったく釣れず、雨の日も余り釣れないという。
漁師さんは、魚群探知機で魚の群れを見つけるとしばし釣り、釣れないとすぐさま釣り場の移動を繰り返してくれた。
私「ありがとうございます。私は、釣りというのは、魚がいそうなポイントに釣り糸を垂れてじっと待つという、蜘蛛の巣のイメージが近かったのですが、なんか自ら獲物に向かっていくライオンが狩りのイメージですね。」
漁師さん「そうなんだ。魚群探知機で魚がいるところに釣り糸を垂れているんだ。間違いなく魚はいるんだよ。あの(探知機の)様子だと、10匹20匹のレベルじゃなくて、100匹単位でいるんだよ。」
私「えっ、そんなにいるんですか!?」
漁師さん「ああ、いるけど(えさを)食わない。普通は、そんな小さなクーラー(30㍑)なんか、すぐに満杯になるんだよ。」
私「そうなんですか。」
漁師さん「よし、こうして釣りざおを上下に動かして、こませがよく出るようにしよう。」
波がほとんどなく凪いでいる分、さおを上下に動かさないとこませがでなくて、魚が集まってこないという。
漁師さんは、潮の流れが速くて、釣り場のポイントが少しずれると、船を少し動かすこともしていた。
度々の釣り場の移動といい、漁師さんも必死であった。
しかし、5時30分から釣り始めて、3時間と30分、9時になったところで、釣れた魚はメバル2匹とオニキス1匹、ソイ1匹の合計4匹だった。
4人にいて、ほぼ1時間に1匹である。
漁師さん「こんなに釣れないのは、年に2回ぐらいだな。」
何と年に2回ぐらいの釣れない日に当たってしまった!
アキコ、クニコたちは、移動の間、手遊び歌を始め、さすがに退屈してきた。
私自身、思わぬ展開に戸惑ったが、漁師さんが精一杯のことをしてくださっているのは、十分伝わってきていた。
私(こんな日もあるんだ。魚も命がけだろうし、釣りというのはそんなに甘くないことを知るよい機会かもしれない。)と思いつつも、初めての海釣りで、アキコ、クニコに釣りの楽しさを味わわせたいという願いが叶わないものかと、祈っていた。
(続く)
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■以下、昨年の夏休み自由研究の記録である。
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