「母の日」の喜び 第588号ーその日、母として一番嬉しかったことー [E2 誕生日・記念日を祝う]
◆リード:5月10日(日)の「母の日」、私が何も言わなくとも、子供たちは、それぞれプレゼントを作っていた。しかし、母がこの日一番嬉しかったのは、別のことだった。この日、母が一番嬉しかったのは、何だっただろうか。
2009.5.12 「母の日」の喜び 第588号
ーその日、母として一番嬉しかったことー
【働けかけをしなくても、母の日のプレゼントを作った子供たち】
アキコ「ねえ、お父さん、見てお母さんの母の日のプレゼントを作ったよ。」
母の日の前日の夕方、私が書斎で机に向かっていると、アキコが言った。
クニコはどうだろうかと思っていると、クニコはお姉ちゃんをまねて、必死に作っている最中であった。
例年私は、「母の日」に何かするように子供たちを後押してしているのだが、今年は何も働きかけをしなかった。
しかし、子供たちは、「母の日」に向けて、それぞれプレゼント(感謝のメッセージ付き)を作っていた。
なぜそうなったのだろうか。
これまでずっと、私が子供たちに働きかけをしてきて、完全に習慣化した、言い換えれば伝統化したということである。
放っておいても、絶対にこうは育たない。
何年間も、「母の日だから、おかあさんのために、プレゼント(感謝の手紙)を作ろうね。」と働きかけ、一緒に作ってきたからである。
もちろん、妻は喜んでいた。
その姿を見て、アキコ、クニコも喜んでいた。
【泥あげを手伝った子供たち】
10日(日)は、年1回の「泥上げの日」でもあった。
私「よし、みんなで泥上げをするぞ!」
私が鍬を持ち、家の回りの排水路から泥をあげた。妻ももちろん一緒に作業をした。
アキコ、クニコも、当然のように、小さいスコップを持って、作業をした。
30分ほどしたら、鍬で泥上げする必要が無くなった。
妻「後は、私がするから、お父さん家に入って(仕事をして)いいわよ。」
こう言われたので、家の中に入った私だが、アキコ、クニコは、お母さんと一緒に、スコップを使って、泥というよりは土上げ、草取り作業をしていた。30分以上も。
一緒に作業することは、わが家の伝統だが、アキコ、クニコは、二人とも大きくなり、大きな戦力になっていた。
【この日、母が一番嬉しかったこと】
10日(日)母の日の夕食時、いつものように、グッド&ニュー(その日よかったこと、心に残ったこと、ニュースなどの発表)となった。
母の日、母が一番嬉しかったのは、何だっただろうか。
私「タカちゃんの、グッドは何?」
妻「子供たちが泥上げを一緒にしてくれたことね。」
クニコ「えっ! もっとあるでしょ。」(母の日のプレゼントがトップじゃないの!)
私「ほら、『母の日のプレゼント』のことだよ。」
妻「もちろん、嬉しい。 でも、泥上げを手伝う子はあんまりいないし、こっちの方がうれしかったわね。」
母の日のプレゼント。
感謝の手紙というか、感謝の気持ちを込めたプレゼントも、もちろんうれしい。
それと同じくらい、あるいはそれ以上に、一緒に汗をかき、手伝ってくれることは、嬉しいということだ。
これを書きながら、わが家の「父の日洗車」の伝統のように、何かお母さんのために働くというプレゼントもいいなと、思った。これは、来年の課題かな。
【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」
「母の日のプレゼント」http://blog.so-net.ne.jp/kazoku/2006-05-14
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◆キーワード:1 母の日のプレゼント 2 母の日 3 子どもの成長
◆留意点・その他
・私自身は、実母に何をしたか。それは、次号辺りの記事で紹介する。
・アキコのプレゼントに付いている、「お母さんありがとう」のカーネーションだが、アキコが自分のこずかいから、お母さんに秘密に買ったものである。
いいお話ですね〜。
奥様の、嬉しかった事のトップが、みんなでお手伝いをした事というのも、わかるわあ〜。みんなすっかり大きくなって。
いいですねえ、家族で一つの作業をしていくのって。
カード、とてもかわいらしいですね〜!!!
飛び出すケーキが素敵です。大切な宝物ですね。
by qooo (2009-05-16 06:55)
何ら働きかけをしなくても母の日のプレゼントをするとは、お子さん達にとって習慣として定着しているのですね。素晴らしいです。
わが家では、子どもと二人で相談して、夕飯にカレーとサラダを作りました。家内を休ませてあげられるのと、日ごろ母親がやってくれていることを子どもが理解するにもに良いかと思ったので。ただ、わが家ではボクの働きかけが必要なので、まだまだですね。
by Shun (2009-05-19 22:54)
>qoooさんへ
コメントありがとうございます。
私にはちょっと意外でしたが、妻にはプレゼント(それも手作り)よりも、労苦をともにする方が嬉しかったようです。
妻は、今回の減税などのもろもろの措置をふまえて、14年間乗った軽乗用車を新車に替えることにことにしました。来年は、プレゼントプラス妻の車の掃除かもしれませんね。
by ファーザー (2009-05-21 18:30)
>Shunさんへ
カレーとサラダ作りの実践素敵ですね! そのねらいはもっと素敵です!
実は、今年も10日の父と子塾で、働きかけをしようかなと思っていたのです。ところが、前日にうちに、子供たちはプレゼントを完成させていたのです。おそらく、Shunさんのところも、ある日自然とそうなると予想します。
by ファーザー (2009-05-21 18:35)