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誕生日に本を贈る伝統ークニコ6歳の誕生日に贈った本『うさぎのユック』ー [E2 誕生日・記念日を祝う]

◆リード:19日(木)は、次女クニコ6歳の誕生日だった。大方の家庭にとって、誕生日を祝うことは、バースディケーキ&プレゼントのある、大きな家族イベントだろう。我が家でも、その子にとっては、一年で一番のビッグイベントである。我が家では、誕生日プレゼントとして、本人が希望するものと、本を1冊プレゼントしてきた。

2008.6.21 誕生日に本を贈る伝統
ークニコ6歳の誕生日に贈った本『うさぎのユック』ー

 
 19日(木)は、次女クニコ6歳の誕生日だった。

 大方の家庭にとって、誕生日を祝うことは、バースディケーキ&プレゼントのある、大きな家族イベントだろう。我が家でも、その子にとっては、一年で一番のビッグイベントである。
 我が家では、誕生日プレゼントとして、本人が希望するものと、親からのメッセージを込めた本を1冊プレゼントしてきた。

 今回のクニコへのプレゼントは、

①本人が希望するものは、「のりまきまっきー」

②親からのメッセージを込めた本は『うさぎのユック』

であった。

 この『うさぎのユック』という本の粗筋は、次のようなものである。

 ゆっくりのユックと、にっこりのニッコ、おっとりのオット、のんびりのノンコ、がんばり屋のバリーの5匹のうさぎが誕生した。喜びに包まれたうさぎの父母そして5匹の兄妹たち。でも、ユックは、生まれつき心臓が弱く、後ろ足もほとんど動かない。だから、ユックだけ外に出ることができない。それを兄妹たちがサポートしながら訓練することで、徐々に外で遊べるようになった。……ある日のこと、森の深いところまで来ていた5匹の兄妹たちは、ライオンに遭遇する。そこで5匹がつながって、大きな白い蛇にみせることで、ライオンが怖がって逃げていくようにしようという知恵を出す。心臓の弱いユックにとっては、命がけのジャンプだったが、ユックたちは心を一つにしてジャンプした。その姿が、予想通り大きな蛇が鎌首をあげたみたいに見え、ライオンが逃げていき、危機を乗り越える。こんなお話である。

 このお話を通して、親である私が伝えたいことは何か。それは、

<あなたは、親にとってかけがえのない存在で、どんなときも「命」を大切にしてほしい>

という親のメッセージであり、願いである。<この世の中は、ジャングルのように危険が一杯である。そんな中で、ユックたちのように、決してあきらめず、励まし合って、知恵とチームワークで乗り越えていって欲しい>こんなメッセージを込めて贈った。

 19日(木)の誕生日には、夕食の後、家族4人でクニコの誕生会をした。(お婆ちゃんを招いての誕生日会は22日(日)である。)
 そこでは、まず、『うさぎのユック』に表紙をめくった第1ページに書いた、次のメッセージを読んだ。クニコをはじめみんな真剣に聞いていた。

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 そのまま、実際に『うさぎのユック』を、私が音読した。長くて30分余りかかった。
 その後、誕生日のプレゼント「のりまきまっきー」を贈った。
 そして、ハッピィバースディを歌い、用意したショートケーキを食べた。
 クニコはとても喜んだ。

 親が誕生日に贈る本。それは、本自体が<我が子にとって価値あるもの、親の伝えたいメッセージを託したもの>というコンセプトで選択している。

 秋葉原通り魔事件のように、いつ事件に巻き込まれるか分からないという危険が一杯の昨今の世の中。6月20日付けの読売新聞には、「自殺10年連続3万人」(「学校」が原因338人のうち「いじめ」は14人)という記事もあった。我が子だって、いつ似たような状況に置かれるかわからない。

 そうした中で、今回この『うさぎのユック』を通して、<あなたは、親にとってかけがえのない存在で、どんなときも「命」を大切にしてほしい>という親のメッセージであり、願いを伝えた。

 誕生日に親の願いやメッセージを込めた本を贈るということ。大切に継続したい我が家の伝統である。

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◆留意点・その他:
・『うさぎのユック』は、勢いで30分余りかけ、その場で通して読んだ。妻曰く「よい本だけど、30分以上もいきなり読まれて困ったわ。(寝る時間が遅くなる)」と言っていた。4回ぐらいに分けて、少しずつ読んであげた方がよい。

・月間CD・カセット情報Just2005年10月号ビッグトークは、「全身に転移したがんを治すため、さまざまな自然療法や民間療法を試した末に辿り着いた聖路加国際病院で奇跡の回復を遂げた」エッセイストの絵門ゆう子さんであった。(絵門ゆう子さん。2006年4月聖路加国際病院にて逝去。) 
 NHKのアナウンサーだったこともある、絵門さんだけあって、声がきれいで澄んでいたことをよく覚えている。その時のトークが頭の隅にあって、この絵本を手に取ってみた。

うさぎのユック

うさぎのユック

  • 作者: 山中 翔之郎
  • 出版社/メーカー: 金の星社
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 大型本

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miyu

クニコちゃん、お誕生日おめでとうございます!!
うちは6歳になったと思ったら、
こちらももう6歳。
学年が違うのに、
同じくらいってなんだか不思議。
それにしても時の流れは早い!
初めてお邪魔した時は3歳か4歳だったような。

お手紙素敵ですね。
心が痛くなる事件の多い今日、
1回1回の瞬間を大事にして
子育てしている方がいる。
この辺もメディアは取り上げてほしいな。
ため息をつく記事ばかりで、
子育てが不安になる人が増えないか心配です。
こんなに素敵な家族もいるのに・・・。

クニコチャンにとって、
わくわく、どきどきすることがいっぱいある1年でありますように!


by miyu (2008-06-24 05:49) 

ファーザー

>miyuさんへ
コメント&nice!ありがとうございます!

私がこのブログを書き始めたのは、クニコが3歳になる前の月からです。miyuさんは、早い時期からの出会いがあったので、おそらくクニコが3歳の頃からだと思います。
このブログも、開設4年目になfりました。早いものですね。
ところで、miyuさんは、なぜ「miyu」さんと名付けたのでしょう?一度聞いてみたいと思っていました。

「心が痛くなる事件の多い今日、
1回1回の瞬間を大事にして
子育てしている方がいる。
この辺もメディアは取り上げてほしいな。
ため息をつく記事ばかりで、
子育てが不安になる人が増えないか心配です。
こんなに素敵な家族もいるのに・・・。」
とは、本当にありがとうございます。

私は、あったかい家族を体現すると同時に、少しでも多くの家族に家族のすばらしさ、子育ての楽しさ、大切さ、親として責任の重み…を伝えたいと願っています。

そのために、このブログを書き続けているのですが、より多くの親たちにアプローチできるように、『家族の絆の作り方』などの書名で、子育て、家族経営のコツを伝える本を必ず出版します。
現在、「10年愛されるベストセラー作家養成コース」を受講中で、10月の編集者を前にした「出版企画」プレゼンテーションでは、必ずや合格します。

by ファーザー (2008-06-26 18:53) 

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