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『ちょっと待ってケータイ』ー教育再生懇談会「小中学生に携帯持たせない」と提言ー [H2 安全]

◆リード:ケータイは便利な反面、とても危険だ。私は、ケータイを与えるということは、「わが子を猛獣のたくさいるジャングルに放り出すようなもの」だと考えている。いずれ買い与える場合でも、しっかりとその危険性を教え、フィルタリングをし、ルールを決めてから与えるつもりだ。

2008.5.18 『ちょっと待ってケータイ』
ー教育再生懇談会「小中学生に携帯持たせない」と提言ー

 17日教育再生懇談会が「携帯電話の有害情報から小中学生を守る対策を討議し、今月末にまとめる報告書に、小中学生に<教育的観点から携帯電話を持たせない>との項目を明記することに決めた。保護者や業者に対する強いメッセージとして盛り込むことにしたものだ。また、保護者に、携帯電話の機能を通話と居場所確認に限定したものだけを持たせるよう提言することでも一致した」(読売新聞5/18より引用)そうである。

  私は、

①何もその危険性を教えないで、
②フィルタリングすらしないで、
③何も家庭でルールを決めないで、

子どもにケータイを与えるということは、「わが子を猛獣のたくさいるジャングルに丸腰で放り出すようなもの」だと考えている。

 現実には、「携帯電話やパソコンからインターネットを使っている子どもの62.1%が家庭での「ルールは何も決めていない」と回答している。また、保護者の49.2%が「何もせず、自由に使わせている」という。(『家庭教育ツーウエイ』2008年5月号千葉大学教授明石要一「ネット犯罪から子どもを守るためのポイント」7ページより引用)

 ここにも、親の不勉強、家庭の教育力の著しい低下を感じる。
 国や業界による外堀が余り機能していない状態で、内堀であるところが家庭教育が約半数機能していないのであるから、猛獣の犠牲になる子がたくさん出て当然であろう。

 これでは先の強いメッセージが盛り込まれるわけである。

 背景には、「親たちのネットに関する知識不足と指導力のなさによるとし、次のようなデータも紹介している。

・「親より子どもの方が携帯電話について知っているのでサポートできない」(61%)、

・「サポートに必要な情報が不足している」(45%)

・「サポートに際しての指導の仕方が分からない」(31%)…(前掲書7ページ)

 このデータを見れば、確かにそう考えられよう。

 そこで、本ブログの読者のために、ケータイを持たせる際に必要な情報や指導のヒントを少しばかり提供する。

 一つ目は、、文科省が小学校6年生全員に配付するリーフレット

「ちょっと待って、ケータイ」http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ikusei/taisaku/07011204.htm

である。
 そこには、「携帯電話のインターネットを介して起きた事件例やその対処方法」や「携帯電話を適切に使うためのモラルやマナー」が、マンガなども使ってコンパクトにまとめられている。
 プリントアウトし、親が見て指導の参考にしてもいいし、子どもに見せながら説明してもよい。

 二つ目に、警視庁が作成している
①あぶない!出会い系サイトhttp://www.npa.go.jp/cyber/deai/index.html
②キッズ・パトロールhttp://www.cyberpolice.go.jp/kids/

である。保護者向け、子ども向けとあり、子どもがちょっとしたアドベンチャーゲームをしながら学ぶ形式も取り入れられており、指導はこのサイトにある程度任せることも可能だ。

 とりあえず、以上二(三)つ紹介しておく。

 親はケータイを買い与える前に、十分勉強しておくべきである。
 我が家では、今のところ高校までは買い与えない予定である。買い与えるならば、フィルタリングし、しっかりと危険性について教え、ルールを決めてからである。

 なお、我が家ではテレビも子どもの部屋には置かせていない。家を建てるときに、テレビの配線すら子ども部屋には最初からしていない。
 テレビは居間のみである。

 ちなみにパソコンのインターネットは、危険性においてはケータイと同じ。子ども部屋に置くべきではないと考えている。将来買い与える場合でも、インターネットは子ども部屋ではできないようにするつもりである。

 ケータイは、自動車同様「両刃の剣」である。便利であって、現代社会では無しでいられないにしても、自動車が自動車学校で十分安全教育を受けてから乗っているのに比べ、また交通違反の取り締まりをしているのに比べ、圧倒的に安全教育も取り締まりも不足している。
 
 現状では、家庭がしっかりと内堀を作る他あるまい。

◆キーワード:1 ケータイの危険性  2 携帯電話を持たせない  3 ネット犯罪

◆留意点・その他
・昨年、アキコと自由研究のために、インターネットをかなり利用した。インターネットは当面親子で一緒にやりながらその便利さと共に危険性を教えていくつもりである。


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qooo

読売新聞の記事、私も読んで、しみじみ
携帯やPCの利便性と危険性を感じました。
親の知識不足というのもうなずけます。
最近の立て続けにおきている
若い少年少女の巻き込まれた事件には、
出会い系サイトやら、プロフやら、耳慣れぬ、
言葉がたくさん出てきます。
親も、新聞やニュースでキチンと状況を把握しないと、
とても危険だなと,思ってました。
by qooo (2008-05-24 10:59) 

ファーザー

>qoooさんへ
見方によっては、現代社会は、ジャングル以上に危険な感じすら受けます。このような中にあって、親(家族)のフィルタリング機能は、不可欠だと考えるのですが……。

 親も大変なのでしょうが、親ががんばるしかないのが現状のような気がしています。
by ファーザー (2008-05-24 18:00) 

ファーザー

>典江さんへ
コメントありがとうございます。

私には、慶応大学の教師が犯罪人生を謳歌しているかどうかも、政府がどんな凶悪犯罪を犯しているのかも、典江さんの言う犯罪公務員はどんな犯罪を犯しているかも、私の頭ではわかりません。

ただ、私は我が子をネット犯罪から絶対に守ります!子どもの命や尊厳は何物にも代え難いですし、苦労して稼いだお金をむしり取られたくありませんから。

by ファーザー (2008-06-03 17:56) 

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