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わが子と育てるイチゴー一緒に汗をかくことは、親子のよき思い出となるー [B4 手伝い・作業・飼育・栽培]

◆リード:今週のはじめのこと、<雀がようやく実り始めたイチゴを食べている>という報告を受けた。5/17昨日の夕方、こちらは素人なので、専門店に行き、対策法を聞き、実行に移した。幼いクニコはよく働き、大助かりだった。

2008.5.18 わが子と育てるイチゴ

ー一緒に汗をかくことは、親子のよき思い出となるー

 昨年11月頃だったと思うが、親戚の農家がイチゴの苗を持ってきた。30株以上あった。
 有り難くいただくことにして、私一人で畝を作り、イチゴの苗を植えた。春になって、肥料もやった。
 今年4月、草取りが大変にならないように、家族4人でマルチングをした。

 そして、今週はじめのことである。

あーちゃん「イチゴの実が危ないれ。雀が少し実を食べてたれ。」
クニコ「危ないよ。赤くなったイチゴを裏返しにしておいたよ。」
私「う~ん、せっかくここまで育てたのに、このままじゃわが子と収穫する前に、鳥の餌食だな。よ~し。」

 この土曜日の夕方近く、重い腰を上げて、イチゴ畑(車で5分ほど)に向かうことにした。

私「クニコ、このままだと、イチゴが雀に食べられちゃうんだよ。一緒に手伝ってくれるかい。」
クニコ「いいよ。」

 アキコは算盤、妻は買い物ということで、私とクニコの二人である。

 対策の仕方はよく知らないので、近くの専門店(コメリ)へ出かけて聞いた。

 ①大きな鳥の目、②キラキラ光るテープ、③防害鳥網の三つの方法があると聞いた。

 この中では一番労力がかかるが、確実に効果が期待でき、費用も余りかからないので、③防害鳥網の方法を選んだ。

 マニュアルを見ながら、支柱を四隅に立て、付属の強いひもでつないだ。そして、カーテンのように網を張って完成である。

私「クニコ、このひもをしっかりと持っててね。」
クニコ「うん!」

 ひもを張る際には、クニコに片方を持ってもらわないと仕事が進まず、大助かりだった。結局、専門店への往復・後片付けを含めて、作業終了に2時間近くかかった。

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私「クニコ、これで大丈夫だね。雀が来ても、食べられない。」
クニコ「よかった。これで大丈夫。」

私「クニコのおかげで助かったよ。お父さん一人じゃ、とっても無理だったよ。ありがとう。来週はたくさんイチゴが採れるよ、きっと。」

クニコ「うん!」

 にこにこして聞いていたクニコであった。
 
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 自宅に着いてからも、イチゴの害鳥対策をしたこと、クニコのおかげで助かったことをみんな報告した。

私「クニコは大活躍だったんだよ。おかげでイチゴの雀対策ができたんだよ。来週は、イチゴ狩りができるよ。」

 来週から、2,3週間ぐらいイチゴが食べられそうである。

 もし雀が食べに来ていることを知らなかったら、対策が遅れ、被害は大きくなっていた。
 もし対策をしなかったら、せっかく熟したイチゴは、わが子の口に入ることはほとんどなく、雀の食べられていただろう。
 正直言って、「イチゴの栽培も楽ではない。」と思った。畝づくり、苗植え、肥料やり、マルチング、そして害鳥対策……。だからこそ、収穫の喜びの大きいのかもしれない。

 ただ、それが一人ではなく、たとえクニコ一人でも、一緒に汗を流してくれる家族がいると、疲れが半減どころか、大幅に減るから不思議だ。
 私は確かに大変だったが、つらくはなかったし、むしろクニコと一緒に作業をして楽しかった。

 クニコにとっても、「助かったよ。ありがとう。」と賞賛され、いい気分だったに違いない。
 
 クニコに感想を聞いたら、「楽しかった。」と言っていた。

 ここまで書いてきて、30年以上も前、同じこの土地で、亡き父を手伝ったシーンを思い出した。

 私が太い杭を支え、父がその杭を打っていた。
 杭を打つ力強い父の姿。
 打たれる度に杭を通して響いてくる強い揺れの感覚。この揺れを通して、父の力強さを感じていた。
 必死で杭を支える私。
 二人とも汗だくになっていた。
 そんなシーンである。

 私には、父を助けているという自負があった。今思い出しても、大変だったという思いよりも、父と一緒に作業をしたという懐かしく心地よい思いしかない。

 一緒に汗を流したという経験。それは、私ばかりでなく、クニコにも、きっとよい思い出になるだろう。

 

※ イチゴの収穫は家族全員で行う予定だ。害鳥対策もしたし、安心して待つことができ、楽しみだ!
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5/22初収穫

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5/24家族4人で収穫。その場で食べるアキコ、クニコ。

◆キーワード:1 お手伝い  2 親子の共同作業  3 イチゴの栽培

◆留意点・その他
・17日教育再生懇談会が「携帯電話の有害情報から小中学生を守る対策を討議し、今月末にまとめる報告書に、小中学生に<教育的観点から携帯電話を持たせない>との項目を明記することに決めた。保護者や業者に対する強いメッセージとして盛り込むことにしたもの」(読売新聞5/18より引用)だそうである。
  私は、子どもに

①何もその危険性を教えないで、
②フィルタリングすらしないで、
③何も家庭でルールを決めないで、

ケータイを与えるということは、「わが子を猛獣のたくさいるジャングルに丸腰で放り出すようなもの」だと考えている。

 現実には、「携帯電話やパソコンからインターネットを使っている子どもの62.1%が家庭での「ルールは何も決めていない」と回答している。また、保護者の49.2%が「何もせず、自由に使わせている」という。(『家庭教育ツーウエイ』2008年5月号7ページより引用)

 これでは先の強いメッセージが盛り込まれるわけである。

 背景には、「親たちのネットに関する知識不足と指導力のなさによる」(前掲書7ページ)ことも確かだろう。
 そこで、文科省が小学校6年生全員に配付するリーフレット

「ちょっと待って、ケータイ」http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ikusei/taisaku/07011204.htm

を見ることをとりあえず勧めておく。
 そこには、「携帯電話のインターネットを介して起きた事件例やその対処方法」や「携帯電話を適切に使うためのモラルやマナー」が、マンガなども使ってコンパクトにまとめられている。

 警視庁が作成している
①あぶない!出会い系サイトhttp://www.npa.go.jp/cyber/deai/index.html
②キッズ・パトロールhttp://www.cyberpolice.go.jp/kids/

なども参考になる。

 親はケータイを買い与える前に、十分勉強しておくべきである。
 我が家では、今のところ高校までは買い与えない予定である。買い与えるならば、フィルタリングし、しっかりと危険性について教え、ルールを決めてからである。

 なお、我が家ではテレビも子どもの部屋には置かせていない。家を建てるときに、テレビの配線すら子ども部屋には最初からしていない。
 テレビは居間のみである。
 ちなみにパソコンのインターネットは、危険性においてはケータイと同じ。子ども部屋に置くべきではないと考えている。将来買い与える場合でも、インターネットは子ども部屋ではできないようにするつもりである。


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コメント 4

Shun

ファーザーさん自身が父親の手伝いをした畑で、今度はわが子の手を借りてイチゴを栽培するというのも、家族で受け継がれる歴史のようなものを感じさせて、とてもnice!です。
そして、間もなくイチゴの収穫とのことで、楽しみですね。家族で手間隙をかけて育てただけに、特別の味ではないかと思います。

by Shun (2008-05-19 21:35) 

ファーザー

>Shunさんへ
いつもコメントありがとうございます。

 今回の記事を書く前は、「イチゴを守ると同じように(それと比べものにならないくらい大切な)わが子をしっかりと守ろう」、「ケータイでもしっかり守ろうよ」という展開にしようかと考えていたのですが、書き始めたら「父との作業」が思い出されたのでした。
 今考えると、父もきっと私というわが子と一緒に作業をして、疲れたけれど、心地よかったのだと思います。

 親子で一緒に汗を流すという経験をすることは、とても価値ある経験だと思います。
by ファーザー (2008-05-20 18:13) 

qooo

本格的ですね〜。いちご、美味しそうです。
土いじり作業は、気分がとても癒されるのですが(ファーザーさんのお宅のイチゴは、本格的なので、土いじりどころじゃないから、大変だ!!!)雑草や虫との戦いがあったりして、
『きれいね、いいね、』だけじゃすまない事も多いですよね!!
子供といっしょに草花を育ててると、『ぎゃ〜!!!毛虫!!!』
みたいな情けないシーンも多々あります。(子供は全然恐がらないのですが)

でも、それもひっくるめて、とても楽しい思い出になるのかな?
なんて、思ったりしてます。
娘さんも、きっといちごの味を忘れないでしょうね〜。
by qooo (2008-05-24 11:05) 

ファーザー

>qoooさんへ
確かにちょっと本格的ですね。本文に書いたように、少し腰が重くなりました。本業の仕事をしたうえですから。妻は少し(かなり)引いていますね。買った方がいいのじゃないかと……。

それでも(だからこそ)、イチゴを家族で栽培することは価値有りと考えています。一緒に汗をかき、一緒に実りを味わうという価値がありますから。

収穫の喜びは、ある程度の苦労のうえに成り立つということを、体験(実感)として教えることができますから。

その苦労は、家族(グループ)ですると半減することが分かりますから。

週半ばと、今日家族で収穫しました。たくさん採れ、新鮮(無農薬)で、やっぱりおいしかったですよ。
 ランナーでつながる新しい株を育て、来年も継続してやろうかなと、思っています。
by ファーザー (2008-05-24 18:15) 

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