わが子が親を追い抜く日 [I-1家族憲法・経営方針]
◆リード:今日4月26日(土)アキコが懸賞はがきの出し方を聞いたので、ていねいに教えた。現在のところ、親の私の能力がわが子よりも圧倒的に上だ。しかし、いずれ追い抜かれるときが来る。能力(体力)が逆転するときが来るのだ。そのときは、しっかりと支えてくれるわが子であって欲しいものだ。
2008.4.29 わが子が親を追い抜く日
今日4月26日(土)アキコが懸賞はがきの出し方を聞いてきた。
アキコ「ねえ、お父さん、このプレゼント欲しい。どうすればいいの?」
私「こんなのが欲しいの? 本当に欲しいのか?!」(編集長室の先生の直筆サイン)
アキコ「うん、ほしい。」
私「はら、はがきにここに書いてある宛先を書けばいいんだよ。」
アキコ(はがきをもってきて、〒番号と住所の一行目まで書く。)「お父さん、よくわからない。(教えて)。」
私(こんなのもわからないのか。ここに書いてあるじゃないか。)と一旦は思った。(でも、よくわからないから聞いているんだな。)と思い直した。
「こうやるんだよ。……読む人が見やすいように、ここで改行して。……はがきを出す相手は、<人>ではなくて<会社>だから、<様>ではなくて<御中>と書いて……。」
こんなふうに説明しながら、宛名などを書いてあげた。
アキコ「ありがとう。(さすがお父さんだ。)」(括弧の中は私の憶測。)
こんなやり取りを終えた後、「今は圧倒的に能力は私が上だが、いつかはアキコに追い抜かれるのだろうな。」とふと思った。
「ていねいに心を込めて教えておこう。やがてアキコに教わる日が来るのだから。」と思った。
翌日日曜日のお昼頃のことである。
妻「ねえあなた、この段ボール箱つぶしてたたんでくれない。」
こう言って、妻は段ボール箱を二つ出した。
私「ああ、わかった。」
クニコ「クニコもやる!」
クニコが手にした段ボール箱は、底が銅製の大きい留め金(?)でとめてあり、クニコにはつぶすのがとても難し(無理)かった。
私「そっちは無理だよ。留め金でとめてあるから。」
こう言って、底の留め金をはずし、段ボール箱をたたんだ。
ふとクニコに目をやると、もう一つの通常の段ボール箱は、いとも簡単にクニコはつぶしてたたみ終えていた。
そっちの段ボール箱も無理じゃないかと思っていた私は、びっくりした。
そして、思わずこう言った。
私「クニコ、すごいじゃないか。おかげですぐに終わった。助かったよ。 (間) だんだんお父さんもお母さんも年をとって、おじいちゃん、おばあちゃんになっていくだろ。そうしたら、体力も弱くなっていくんだ。クニコは逆にだんだんと大きくなるにつれて、強くなっていくんだよ。そうしたら、お父さん、お母さんのためにいろいろやってね!」
クニコは、笑顔で聞いていた。
やがてわが子は大人となり、逆に大人の私も妻も年老いて、能力(体力)は、逆転する日が来る。
その日を迎えたら、しっかりと支えてくれるわが子であってほしいものだ。
やがてくるその日に備えてというわけではないが、親としての責任を果たすべく、わが子に精一杯愛情を注ぎ、かしこく・強く・あたたかい性格の子どもに育てたいと思っている。かしこくなること以上に、このあたたかさ・思いやりというのが大事だ。
私自身、年老いた母(同居)を大切にしているし、近所に住む義母も大切にしたいと思っている。
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◆留意点・その他
・わが子が有名で博学な評論家として海外を飛び回っている姿を時々テレビで見るよりも、思いやりのある子に育ち、近くにいて頻繁に交流がある方がいい。もちろん、かしこい子に育った方がいいが、性格というか徳の方が大切だと思っている。
・最近アクセスが多い。30万アクセスを突破したのち、31万アクセス、32万アクセスを紹介する間もなく、27日に33万アクセス突破となった。この1週間の1日の平均アクセスは844ページビュー、1日の訪問者数は平均261人であった。
ご愛読本当にありがとうございます。
以前の記事で、「1日1000アクセスを目指す」http://kazoku.blog.so-net.ne.jp/search/?keyword=%E7%B5%8C%E6%B2%A2と書いた。500記事を達成する頃、6月半ばには、1日1000アクセスを達成するのではないかと予想している。
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