クニコをきつく叱った日! [J3 叱る・不満を伝える]
◆リード:夕食の準備ができたので、妻は「さあ、運ぶの手伝って。」と言った。しかし、クニコ(5歳、年中)は床に寝ころんだままだった。私は「『ほら、お母さん手伝って。』って言ってるぞ!」と、クニコに言ったのだが、それでも寝ころんだままだった。そして、私は……。
2007.9.8 クニコをきつく叱った日!
最近のことである。
夕食の準備ができたので、妻は「さあ、運ぶの手伝って。」と言った。
しかし、クニコは床に寝ころんだままだった。
私は「『ほら、お母さん手伝って。』って言ってるぞ!」と、クニコに言った。
それでも、クニコは聞こえているのかいないのか(イヤ、絶対聞こえているはずだ)、知らんぷりで寝ころんだままだった。
私「だったら、お父さんがやる!」
そう言って、ご飯茶碗や、おかずを盛りつけた皿を運び始めた。
その姿を見て、怒ったように(せっかく気持ちよく横になっているのに)、クニコは自分のご飯茶碗だけ運んだ。そして、すぐまたごろんと横になった。
私「(運ぶのは)ご飯茶碗だけじゃないぞ!」
と言いつつ、おかずを盛りつけた皿を運ぶ私。
食事の準備が終わるやいなやクニコはさっと席に着き、夕食が始まった。
「お母さんが手伝ってと言っているのに……」「どこも悪くないのに……」「しかも、注意されて怒っているあの態度は何だ!」内心、怒っている私であった。
食事は、和やかなあたたかい雰囲気で食べるのが原則だが、クニコの態度に内心強く怒っている私は、こう言った。
私「クニコ、何で夕食の準備の手伝いをしなかったんだ! お母さんが手伝ってって言ってるのに! クニコはそんな子だったのか!」
びしっと怒りの感情を込めてこう言った。
たたみかけるようにお母さんが叱ることもない代わりに、いつもクニコに助け船を出すお母さんからの助け船はない。
「クニコはそんな子だったのか!」という表現は、最大級の強い叱責の言葉である。
私の怒りの一言で、夕食は、暗~い雰囲気となった。
夕食が終わってから、クニコを呼んで、抱きながら
「お母さんが手伝ってって言ったら、お手伝いするんだよ。」
と優しく言った。黙って小さくうなずくクニコであった。
翌日のことである。昨日のことがあったので、注意深く夕食の準備の様子を見ていた。アキコは算盤塾で7時帰宅。クニコは一人でお姉ちゃんの分も夕食の準備をしていた。
私は、さすがクニコと思い、うれしく思った。
私「クニコは、優しくて良い子だな。」
そんなクニコをほめた。クニコは、喜んでいた。
さて、昨夜のことである。我が家は、夕食後しばらくしてフルーツを食べることが多い。昨日も、巨峰をみんなで食べてようとしていた。
妻「お母さん、遅くなるから先食べていて。」
それじゃあというので、私とアキコ、クニコの3人は「おいしい、おいしい。」と言いながら、巨峰を食べていた。
私は一足先に食べ、書斎に行き、ブログを見たり整理をしたりしていた。
妻「何これ!だれも(巨峰を食べた)後片付けしていないじゃない!」
巨峰を盛りつけていた皿、皮を入れた皿が、食べ終わった後もそのまま出っぱなしであった。
私「ごめん、ごめん。今片付ける。」
こう言って、隣の居間に行ったら、クニコがみんなの分を片付けていた。
私「クニコ、ありがとう!」
こう言いつつうれしくなった。
クニコをこんなふうに、本気で怒って叱ったのは、クニコが生まれてから2度目である。1度目のことは、以前のブログに書いた。
私はあまり怒ることはない(!?)が、絶対に許せないことはびしっと叱るつもりだ。
助け合うべき家族でお手伝いをしないなどというのは、決して許さない。これは家族経営の根本の価値観・信念にかかわることだからだ。
我が子であればこそ、決して許せないところは、びしっと叱り、正しいことを教えるべきだと思う。
その後のクニコの様子を見ても、その方がきっとよい子が育つと考えている。
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◆キーワード:1 お手伝い 2 しつけ 3 子供を叱る
◆留意点・その他
・以前のブログ記事「弱い日本の子供を脱する」http://blog.so-net.ne.jp/kazoku/2005-09-17-1
の中で「働いて疲れている母親が、食事の準備から片付けまで何でもやり、その間子どもは平気でテレビを見ているという状態はよくない。しかも、それが当たり前だと思っていて、感謝しないのは確かに問題だ。……」と書いた。この記事も参照していただけるとありがたい。
私の父は3歳の時に他界したので、ファーザーさんみたいなお父さんに憧れます。アキコさんとクニコさんが羨ましいな。
by ちゃーちゃん (2007-09-08 23:15)
>ちゃーちゃんさんへ
コメントありがとうございます。
3歳の時に他界ですか。お父さんは、きっと今までずっと、そしてこれからもずっとちゃーちゃんさんのことを、天界から見守っていると思いますよ。
by 泉河潤一 (2007-09-12 18:19)