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夏休みの自由研究その3ー研究開始その1ー [D4 家庭学習・自由研究・夏休み他]

◆リード:夏休みに入り、計画に基づき自由研究を開始した。まずは、アキコ(小3)が今知っていることからスタートして、国語辞典や図鑑をもとに、「いろいろな色の名前とその由来」について調べ始めた。

2007.9.8 夏休みの自由研究その3ー研究開始その1ー

 夏休みに入った8月5日(日)午前中は、父と子塾として、アキコの自由研究「いろいろな色の名前とその由来」を開始した。

【花の色からつけられた色の名前】

私「アキコ、ヤマブキ色、スミレ色以外に、花の色からきた色の名前で、知っているのをあげてごらん。」
アキコ「う~ん、サクラ色。」
私「それから……。」
アキコ「う~ん、う~ん。」

私「まだまだあるんだけどね。それじゃあ、国語辞典を引いてごらん。」

 調べてみると、小学館の「例解学習国語辞典」(金田一京助編)には、口絵としていろいろな色がカラーで載っていた。

アキコ「モモ色があった。」
私「そうだね。」

アキコ「『きせつの図鑑』(小学館、長谷川康男監修)を調べてみる!」

 早速『きせつの図鑑』を調べるアキコ。
アキコ「ヒマワリ色があった! コウバイ(紅梅)色があるけど、どんな色かな。」
私「ちゃんと図鑑に説明が書いてあるだろ。」

 <『こうばい』といううめの花のような明るくてあざやかなピンク色です>と書いてある。

私「これらはみんな『花の色』からつけられた色の名前だよね。このページは、『花の色』の名前のグループを書こうね。」
 こう言って、『花の色』と小タイトルをつけてあげた。

私「こうやって、グループ別にしていくと、わかりやすいだろ。」
アキコ「うん。」

【果物・木の実・動物の色からつけられた色の名前】

私「今度は、果物の色からつけられた色の名前を思い出してごらん。」
アキコ「ミカン色。レモン色。……柿色。」

 先ほど同様、今の自分の頭では思いつかなくなったところで、国語辞典を見たり、きせつの図鑑を見たりするようアキコに促した。

アキコ「だいだい色がある。」
私「何だって。だいだいって、果物の名前なのか!?」
アキコ「ほら図鑑に、<「だいだい」というみかんの実の色からきた名前です>と書いてある。」
私「ホントだ! お父さんも、びっくりだ。すごいこと見つけたね。」
アキコ(にこにこしている。)

 私も知らなかった。驚いた。だいだいがみかんの実で、そこからだいだい色がきていたとは。

 アキコは、同じ図鑑で「くり色」も見つけた。くり色は、果物というよりは木の実だと判断して、小タイトルを『木の実・果物』とし、そのグループでまとめた。

 同じようにして、小タイトル『動物』として、うぐいす色、ねずみ色を書いた。

【赤、緑、黄緑などの普通の色の言い方】
 そして、赤、緑、黄緑などの普通の色の言い方として、クレヨンや絵の具にかいてある名前で知っている色をあげさせた。

 しゅ色、はい色、赤、おうど色、ちゃ色、こげちゃ、黒、白、こん色、むらさき、ふか緑、みず色、ぐんじょう、青、黄色、黄緑、緑が出た。

 小タイトル『ふつう』として、まとめた。

【外国の色の名前からつけられた色の名前】
 さらに、外国語で知っている色の名前を聞いた。

私「アキコ、外国語で知っている色の名前はどんなのがあるの。」
アキコ「レッド、ブラック、ブルー、イエローそれから……。」

私「モモ色は英語で何て言うの?」
アキコ「ピンク。」

 ヒントも頼りにしながら、シルバー、ゴールド、グリーン、グレー、ホワイト、ライトブルー、オレンジ、パープルが出た。

 小タイトル『外国語』として、それらをまとめた。


 このようにして、約1時間ほど調べた。

 まずは、子供が知っていることを全部出させた。すぐに本などに頼ろうとせず、はじめは子供自身が知っていることを全部出させることが大切だ。その後で、本で調べれば、本のありがたみもわかろうというものだ。

 次に、本ー国語辞典や図鑑ーで調べさせた。自分が知らないことを調べて知ることができた。ここで私は、書物を使うという調べ方の一つの方法を実地で教えたわけである。

 その結果、「だいだいがみかんの実で、そこからだいだい色がきていた」など、私も予想もしなかったことを発見した。この驚き、知的発見の喜び(と言い換えても良いと思う)に触れさせることが第一のポイントだ。

 そして、小タイトルをつけて、グループごとに分類する方法も実地で教えた。
 1枚のカードに一つずつ色の名前とその由来を書いていき、あとから由来が似ているカードごとにまとめていくというKJ法を教えることも考えた。しかし、それでは時間がかかりそうなので、即まとめていく方法をとった。

 最初だから無理をせず、1時間ほどで楽しい雰囲気の中で調べ学習を終えた。わずかではあるが、知的発見・興奮のあるよいスタートをきれた。

【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

「夏休みの自由研究その1ーテーマを決めるー」

「娘に花の名前の由来を教える!」

夏休みの自由研究その2ー研究の計画を立てるー」

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◆留意点・その他
・「計画は一緒に立て、調べる方法がはっきりとしていて見通しが立っているのだから、後は子供自身の力でどうぞ」とはならない。何しろ初めての自由研究(調べ学習)である。一つ一つの調べ方をていねいに教えたい。

・調べる過程で、驚き(知的興奮)や知的発見があることが望ましい。それこそが研究を継続する原動力となるのである。

・何よりも一緒にいてあげるのがよい。「ひとりで歩けば、五マイルの地点で疲れみじめになるでしょう。しかし十人で歩けば楽しい遠足となるのです。」(サイババ)というたとえが分かり易いかもしれない。親であれ友達であれ、一緒に調べる仲間がいると、それだけで心強くかつ楽しくなるのである。
 驚きや知的発見も、それを共有する仲間がいれば、その喜びや楽しさが倍加するのである。


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