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★新聞記事から安全教育 [H2 安全]

◆リード:読売新聞9月3日付けに「小2ため池に転落死亡ー夏休み最後の日 虫捕り中ー」の記事が載った。その日の夕食時に、さっそくその記事をネタにして、アキコ・クニコに安全教育をした。

2007.9.5 新聞記事から安全教育


 
 朝の出勤前に、たいがい私は一通り新聞に目を通す。5分から7,8分ぐらいだろうか。その間、大事だと思う記事には、付せんをつけておく。

 

 9月3日にも、2カ所付せんをつけた。
 その中の一つが、「小2ため池に転落死亡ー夏休み最後の日 虫捕り中ー」の記事である。

 その日の夕食時、家族揃って団らんしている際に、早速その記事について、私は話した。

私「昨日の夏休み最後に日に、小学校2年生の男の子が池に落ちておぼれて死んだよ!」
妻「何で~。」
私「何でも虫捕りをしようとして、1.3メートルのフェンスを乗り越えて池の近くに行ったそうだ。」
アキコ「1.3メートルなら、アキコの背よりも高いわよ。」
私「池の深さは、約5メートルだから、アキコの背の3倍よりも深いんだよ。 前にも中学生が池に落ちて死んだ事故があったから、市は「あぶない」という看板と、フェンスをしたそうだよ。いくら虫が捕りたくても、そういうところに入ったらだめだよね。いっしょに入ったお友達も、意識不明の重体だって。」

アキコ・クニコ(……)

妻「前の記事には、車から降りてすぐ親よりも先にどんどんかけて行って、フェンスなしのがけところに落ちて死んだという話も載っていたわ。」(フェンスがなくても、危険はあるという意味)

私「そうなんだ。だから旅行に行くと、お父さんが先!と言って、お父さんが最初に行くだろ。安全かどうかお父さんがまず調べているんだよ。だから、お父さんが最初に行っているんだよ。」

アキコ・クニコ(深くうなずく)


 我が家では、事故や事件などがあると、できる限り早くそのことについて子供たちに話すようにしている。生の本当にあった話は、インパクトがあり、よい安全教育の機会になるからだ。
 命を守るための教育は、とても大事だと考えているからだ。

 

 なお、安全教育をする際、留意していることは次のことである。

1.即、できるだけ早く話すようにしている。
 それに、まさに事故があるいは事件が起きてすぐならば、臨場感、現実感がある。いろいろなメディアで報道されていて資料も豊富だ。
 同じような誤りを犯さないように、できるだけ早く話すことが大切だ。生命の安全にかかわることは、最優先するべきことである。

2.事実(現実)に基づいて話すこと。先にことに重なるが、本当に起こった事故があるいは事件ならば、現実感があり、それゆえ迫力がある。それゆえ、真剣な学習態度を生じさせる。これは、親にとってもそうである。
 深刻な結果を生むという現実を目の前に突きつけ、大きな説得力をもって迫ってくるのである。

3.こんな事故・事件(結果)があった「恐い」というだけでは、危険を予知し身を守るという判断力は磨かれない。そのような事故・事件(結果)はなぜ生じたのか。それを避けるためには、具体的にどうしたらよいのか。実際的な判断力を高め、行動まで変容するような話でなければならない。
 それには、事故・事件の結果ばかりでなく、その結果を引き起こして原因、そうならないための対策までが語られ、子供に理解される必要がある。
 つまり、子供の興味を喚起しながら、わかりやすくかみ砕いて伝えることがポイントとなる。


 今回のケースで言えば、危険だからわざわざフェンスをして、危険を知らせる看板まであるのにかかわらず(気づかなかったか、無視したか知らないが)、虫が捕りたくてフェンスを乗り越えたという行為についてである。
 危険なところに近づかない。とりわけ危険を知らせるサインーフェンスや看板などーを無視しない。こんなところだろうか。

 いくら交通ルールを守って歩いていても、そこに信号無視をした車が突っ込んでくれば、おしまいである。この意味で、安全教育をしたからといっても、万全ではない。
 しかし、そのことで事故・事件に遭う可能性が少しでも減るなら、そのための安全教育を行うのは親の責任である。

 万が一の場合に後悔したくない。やれることはやっておきたい。
 
 

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◆キーワード:1 夏休みの事故・事件  2 安全教育  3 事故防止

◆留意点・その他
・昨年こんな事故が報道された。友達の家でかくれんぼをして遊んでいた最中に、友達が旅行カバンにかくれて出られなくなり、そのまま窒息死したという事件である。友達が出られなくなったのに、その子が恐くなって帰ってきたという。その家に誰もいなければ、近所の人でも誰でも良い。電話をかけても良い。一刻も早く誰かに伝えるべきであったのに……。
 こんな事故の状況を例に出して、我が子にどうすればよかったのか、考えさせたこともあった。考えさせながらだと、子供の判断力がわかり、それに合わせて、理解できているか評価しながら、教えることができる。
 教えたつもりではなく、わかっているかどうか評価しながら、折に触れて繰り返し繰り返し教える必要があると考えている。


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