リスクに備える心構えを育てるーかさが要るか要らないか?!ー [H2 安全]
◆リード:車から降りて、あるレストランに行こうとしたところ、小雨が降っていた。アキコは「かさ要らない。」と言った。私は、「なんで?! 帰りに雨が強くなっていたら、どうするんだ。」と叱った。そして……。
2007.8.28 リスクに備える心構えを育てる
県都のワタミ経営のレストランまで、株主優待券を使って外食に行ってきた。
近くの駐車場(といってもレストランまで5分余りかかる)に車を止め、レストランに向かおうという時のことである。
妻「かさ、要るかしらね?」
私「持って行った方がいいね。」(車からかさを持って行く。)
アキコ「アキコ、かさ要らない。」
私「どうして?! 今はほとんど雨が降っていないけど、帰りに雨が強くなったらどうするんだ。 空を見てみろ、雨雲だぞ。」
アキコ「……。」
私「濡れたら困るだろ。かさ二つ持って行けば、一つのかさに二人ずつ入って大丈夫だろ。」
こう言って、アキコと手をつないで、レストランまで歩き始めた。駐車場から5分余りの距離である。
楽しい会食後、レストランを出ると、予期したとおりかなり強い雨が降っていた。
私はアキコが濡れないようにかさの中に入れ、妻はクニコをかさに入れて、駐車場まで歩いた。
私の予想は正しかった。ことはかさの問題であるが、リスクに備える心構えは同じである。
①希望的観測ではなく、(雨雲から)将来のリスクをきちんと予想すること。
②最悪のケース(強い雨)を想定して、(面倒くさがらずに)それに備えること。
きっと地震対策でも、株式投資でも、本質は同じであろう。だからこそ、このような普段の積み重ねが大切だと、私は考えている。
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◆キーワード:1 リスクマネジメント 2 安全 3 躾
◆留意点・その他
最近の記事では、地震への備え、株式投資の記事などリスクについて考えさせられるものがありましたね。
不確実性に満ちたこの世の中でありますが、ついつい楽観的な見通しや、昨日までと同じことが続くような見通しをもちがちです。お子さんにいきなり株式投資の話をしても理解してもらいにくいでしょうが、リスクへの心構えを話すのに身近な天気と傘は格好の題材でしたね。
by Shun (2007-08-29 00:55)
>Shunさんへ
本当に、「不確実性に満ちたこの世の中」だと思います。物騒な世の中でもあります。
危険を予測し、それに対処する力は、育てるべき必須の力だと考えています。それは一つ一つ教えていくしかないと思います。
by 泉河潤一 (2007-09-01 10:40)