★どんな父親でありたいか!ー父親としてのアイデンティティー [I-3 親の構え・役割]
◆リード:本記事で365記事アップ達成。ほぼ2年間で1年日数分の記事を書いたことになる。丁度1年の日数分目の本記事において、どんな父親でありたいと考えているか紹介する。
2007.6.10 ★どんな父親でありたいか!
ー父親としてのアイデンティティー
「あったかい家族日記」というタイトルで、ブログを書き始めたのが、2005年5月24日で、初記事:タイトル『娘が学校で友達に嫌いだと言われた!』であった。
初記事をアップしたのは、6月のことでほぼ2年前のことであった。
ほぼ2年間で1年の日数分365号を書き上げたことになる。我ながら、よくがんばったと思う。
本ブログ「あったかい家族日記」は、「父親の育児奮戦記」とも言えるもので、父親として我が子にどうかかわっていったかを、かなり詳細に書いているつもりである。
今回、365記事達成を記念して、自分のどんな父親でありたいか(父親としてのアイデンティティ)について紹介したい。
ブログタイトルにもあるように、私たちの家族は、「助け合いと対話を大切にして、一人一人と心のつながりのある『あったかい家族』」を目指している。
「あったかい家族」という家族のビジョンを実現するために、父親である私は、「どんな父親でありたい」と考えているか!?
私の出した答えは、「率先垂範するリーダー」である。「自ら模範となり、伝えるべき価値観を自ら生き、自ら働きかける人」である。
家族においては、一番年上で父親である私が、自ら率先して働きかけリードしていくべきである。こう考えた。
そして、育児において最も大切なことは、親が言行一致した模範を示すことであると考えた。あったかい雰囲気、学ぶ雰囲気を率先して創り出し、そうした中で自ら模範を示すこと。そんな父親であろうと決心した。
その決心に際して、思い浮かんだのは、次の父親である。
十四歳の息子サムの指導について、夫のジェリーはすべて私に任せっきりなんです。息子が生まれた時からずっとそうです。いつも直接タッチしていないという傍観者の立場でいます。私を手伝おうとはしてくれません。
そのことで彼に文句を言うと、彼は知らん顔をするだけで、自分は何もそこで貢献することはなく、息子を指導すべきなのは私のほうだと言うばかりなのです。
サムは今中学生ですが、抱えている問題の多さには驚かされます。この間、夫に、
「この次、校長先生から電話があったら、あなたが出てね。私はもううんざりだわ」と言いました。その晩、夫はサムに、
「お母さんはもうお前を助けないって言っているから、問題を起こすのはもうやめてくれよ」と言ったのです。
彼がそう言った時には、本当に腹が立ちました。もう家を出てしまいたいと思ったくらいです。私がそのことで爆発した時、夫は私に向かってこう言いました。
「僕を責めるなよ。君が育てた息子だろ。彼を教えて、指導してきたのは、僕じゃなくて、君のほうなんだよ。」
(『ファミリー下』276ページより引用)
こうは決してなるまい! そう強く思ったのである。
この父親にとって、育児は面倒なつまらないことであり、それゆえに妻に任せっきりにしたのだろう。
この父親は、息子サムに対して、「父親として愛情を注ぐだけの価値のない子」という無言のメッセージを送り、「面倒なことは人任せにする」というよくない模範を示した。
助け合いや責任感、対話するということ。このような基本的なことを学ばせるべき家族という場で、逆のことを悪いお手本を示すという形で指導していたわけである。
おそらくは、あたたかい家族の雰囲気も、学ぶ雰囲気も、よくない影響を排除しようとする作用も、そして何よりも模範とすべきお手本も、サムの家族にはなかったに違いない。
問題を起こすサムを教えて、指導してきたのは、この父親であろう。
この父親のようには決してなりたくないと、そう思ったのである。
育児は楽しい。大変だが、楽しい。愛情ー時間と労力ーをかけるだけのことは、十分すぎるほどあるし、かけただけのことが返ってくる。
我が子の笑顔や日々成長していく姿を見るのは、何よりの楽しみだ。
私は、父親としての醍醐味を味わっている真っ最中である。
これからも、率先垂範するリーダーである父親として、「あったかい家族」を率先して創り出していこう! 我が子の笑顔や日々成長する姿を見ていこう!
そして、その記録を、「あったかい家族日記」の中に記していこうと思う。
【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」
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◆キーワード:1 父親としてのアイデンティティ 2 親の構え・思い 3 模範
◆留意点・その他:
・家族のビジョンを創ることと並んで大切だと考えているのが、親としてのアイデンティティを明確に持つということである。
私は、「家族の幸せを創り出すセミナー」の「第1回家族のビジョンを創る」の中で、家族のビジョン創りと合わせて、やりたいと考えている。
・関連記事「どんな父親でありたいか」「どんな母親でありたいか」
はじめまして
主人には「あなたと私が親なのよ。親なら子供のことに関心を持って」と言っています。
子どもは、時間的には母親といる時間が長いので、主人には毎日「今日こんなことがあった」と必ず報告するようにしています。
女はつい感情的に捉えてしまいますが、男は冷静に判断出来るので、主人の意見に「なるほど」と思うことも多々あります。
こうやって、子供のお陰で、親として成長させてもらっているんだと思います。
by 桔梗 (2007-06-16 14:37)
>ちぼおハムさん、mamoさん、タマンサさんへ
nice!ありがとうございます。
by 泉河潤一 (2007-06-17 21:59)
>桔梗さんへ
コメントありがとうございます。
「子供のお陰で、親として成長させてもらっている」とは、とても共感します。親であるということは、すばらしい成長の機会をいただいているとも言えますよね。
主人に今日の出来事を報告することは、とてもよいことだと思います。
子育てには、父性と母性の両方が必要であり、その意味でも父親と母親で共育すべきだと、私は思っています。
by 泉河潤一 (2007-06-17 22:04)
時々お邪魔してこちらの文章を拝見すると、しっかり親のつとめをはたさなくては、と気持ちが引き締まります。
この文章はうちのパパにも読んでほしいなあ。
by ピアノフォルテ (2007-06-26 10:02)
>ピアノフォルテさんへ
コメントありがとうございます。
ここで引用している『ファミリー』ですが、著者は『7つの習慣』スティーブン・コヴィー氏なんです。9児の父親でもあります。この本を、父の日のプレゼントかなんかで贈られるといいかもしれません。参照「我が子との宝物のような思い出」http://blog.so-net.ne.jp/kazoku/2007-01-26
親としていろいろ学ぶことで刺激を受け、成長するには、良いモデルを知ることが大切だと思っています。
by 泉河潤一 (2007-06-27 05:59)