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キミ子式三原色からの色作りー父と子塾での実践よりー [D1 父と子塾]

◆リード:6月9日(土)、父と子塾で、子供たち(小3と年中)は、三原色からいろいろな色を作り出す学習をした。活動的なこと、体験的なことを多く取り入れ、子供が興味をもって取り組めるようなもにしていくことをめざしたのである。子供たちは意欲的かつ楽しそうに取り組んだ。

2007.6.10 三原色からの色作りー父と子塾での実践よりー


 
 6月9日(土)10時30分近く、アキコが近くの文房具屋さんから帰ってきた。
 赤・青・黄色(レモン色でなく山吹色)の三原色を買いにやらせていたのである。 

 今日の父と子塾は、「三原色からいろいろな色を作り出す」学習をすることにした。アキコの自由研究のテーマ「色の名前」と関連づけたのである。
 
【準備】
・新聞紙を床の上に敷く。(絵の具で汚れないようにするため)
・筆洗(プリンカップを4つ程使った。粗く言って、大まかに洗う用→すすぎ用→水をもらう用である。)
・絵の具(三原色と白)
・画用紙(半径8cm程の円を薄く描いておく。円周を3等分した位置に赤・青・黄と書いておく。)

【色作り1「三原色から橙・紫・緑……を作る」】
私「赤、青、黄色をそのまま10円玉ぐらいの大きさにぬってごらん。」
 こう言って、円周を3等分した位置に赤・青・黄色をぬらせた。クニコは、はじめなので一緒にぬった。

アキコ「こう。」
私「そうそう、上手。」

私「黄色と赤を混ぜると、何色が出来るかな?」
アキコ「緑。」
クニコ「緑。」

私「そうかな。(アキコ「やっぱりオレンジ。」) やってみてごらん。」

 やってみるアキコとクニコ。
アキコ「やっぱりオレンジだ。」
クニコ「ホントだ。」

私「橙色ともいうんだよね。」

 さらに黄色を足して黄橙、赤を足して赤橙を作ってみる。

私「筆をよく洗っておかないと、色がパレットで混じっちゃうぞ。」
アキコ・クニコ「うん。」(丁寧に筆洗で洗う。)

 同じようにして、
・「赤と青を混ぜると何色ができるか。」(→紫ができる。)
・「(できた紫に)赤を足すと何色が出来るか。」(→赤紫)
・「(できた紫に)青を足すと何が出来るか。」(→青紫)
 
 と予想を立てさせながら、テンポ良くやっていく。

アキコ「お父さん、これ面白いから、全部終わってからじゃなくて、途中でお菓子の時間にしない。」
私「そうするか。」

 というわけで、いただいたワインケーキをみんなで食べる。三人ともケーキ大好き。おいしいと言っていた。
 ここまでで、1時間程たっていた。

私「よし、始めるぞ! 青と黄色を混ぜると何色になるかな?」
アキコ「緑だ。そして、黄色が多いと黄緑。青が多いと深緑だよ。」

 実際にやってみるアキコとクニコ。

アキコ「やった! 思った通りだ!」

 かくて円周上に12の色の環ができることになった。これを専門的には12色環http://www.shizuokakita-h.ed.jp/files2004/topics2004/s-i/siki_12sikikanhyou.htmlという。(この図のように配列すると良い。)

私「こんなふうに、赤と青と黄色(そして白)を混ぜると基本的にはすべての色ができるんだよ。だから赤・青・黄色のことを三原色というんだよ。」
アキコ・クニコ(ふ~ん。)という感じで、よく聞いている。

私「赤と青と黄色の全部を混ぜるとどんな色ができると思う。」
アキコ「黒!」
クニコ「茶色!」

 実際にやってみると、焦げ茶に近い濁った色だった。

私「焦げ茶っぽい、黒っぽい色になってくるね。つまり、色が濁るんだよ。色は混ぜれば混ぜるほど濁ってくることは覚えておいてもいいね。」

【色作り2「三原色に白も加えて、自由に好きな色を作る」】
私「今度は、さらに白も使っていいから、自由に好きな色を作ってごらん。これでほとんどどんな色も作れるんだよ。」

アキコ「ピンクを作ろう。」(こう言って、赤に白を混ぜてピンクを作った。)

 アキコは、さらに白を使ってレモン色、水色などを作り始めた。

 クニコは、お姉ちゃんの方をちらちら見ながら、すきな色を作って遊んでいた。

アキコ「三原色で本当にいろんな色ができるんだ! びっくりした。」
クニコ「いろんな色ができて面白いよ!」


 かくて10時30分から始め、12時に色づくりを終えた。

【色作り3「後片付け」】
 後片付けも大事な勉強。みんなで手分けして、片付けた。
 パレットは、それぞれが自分のパレットを片付けた。

クニコ「ケーキ皿も洗う。」
 こう言って、ケーキを食べるときに使った全員の皿を洗ったクニコ。まだ年中なのに、クニコの成長ぶりがうれしかった。

 
 さて、年度当初の1年間のめあてを私自身立てるのだが、その一つに「父と子塾の改革と充実」をあげていた。

 いわゆる国語・算数などの座学ばかりでなく、もっと活動的な・体験的なことで、子供が興味をもって取り組めることを多くしていこうと考えたのだ。

 なぜなら、「父と子塾をするよ!」というと、「勉強か。」ということで敬遠する感じを受けたからである。ワンパターンで面白みがなくなっていた感じを受けたからである。
 もっと子供が「父と子塾が楽しい!待ち遠しい!」というような、バラエティに富んだ興味の持てることをしなければいけないと強く感じたからである。もっと私のキャリア(強み)を活かすべきだと考えたからである。

 それに、いわゆる勉強もいいが、楽しくバラエティに富んだ活動を共有することで、思い出に残り、絆も深まるというものだ。

 今回、二人の娘とも、色作りを体験しながら気づきや発見のある楽しい父と子塾になったようだ。よかった!

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◆キーワード:1 12色環  2 父と子塾  3 朝顔の苗植え

◆留意点・その他:
・三原色と白と藍色から美しい絵を描き、その指導をされているのが、『三原色の絵の具箱』シリーズを画いている松本キミ子氏である。
 20年以上前の新採用教員だった頃、キミ子氏直々に色づくりの実践を教わったことがある。(ほるぷ主宰であった。)その追試と言える。

・ちなみに茶色は、まず赤と青を混ぜて橙色を作り、それに少しずつ青を混ぜていけばよい。本当にほとんどすべての色ができるのである。

・本文は、まねて実践(追試という)できるように、用意する教材・発問や指示・時間・子供の反応・作品などを載せている。この書き方が、私のブログの特長の一つである。

・今回の父と子塾は、色作りの前に、朝顔の苗植えがあった。以前種まきした朝顔が芽を出していたのだが、それを植えたのである。
 クニコは肥料をやり、私が植え、アキコが水やりをした。
 いずれ例年通り、きれいな朝顔の花を咲かせてくれるはずである。


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