母の日の最高のプレゼント [K2 親孝行]
◆リード:母の日のプレゼントをどうしたものか。昨日、県都まで二人の娘を連れて車を運転しながら考えた。何が一番喜ばれるか?……
2007.5.12 母の日の最高のプレゼント
今日は母の日だ。
昨日の記事でアップしたように、昨日は娘二人を連れて、県都までデートした。一番の目的は、「暗唱文集7段クリアーのお祝い」である。
2番目の目的は、「母の日のプレゼント」を買うことであった。
車を運転しながら、「母の日の、私から実母へのプレゼントは、何がいいだろうか?!」と自問自答していた。
私「液晶付きDVDプレーヤーなんかいいかも。」
私「いやいや、実母に何か買ってあげるといっても、旅行券が一番喜ぶんじゃないかな。」
私「モノなんかよりも、実母が今一番望んでいることは、我妻や愛孫たちといっしょに和気あいあいと過ごすことだろうな~。」
実母は、最近というより、ずっと「なかなか声をかけてもらえない。」とこぼしていたからである。
我が家の場合、1階は実母、2階は私と妻と娘たちの4人で生活している。2階にもトイレやキッチンがあり、2世帯で生活できるようにはじめからつくってあったのである。
(私が独身時代からの設計である)
土曜日の夕食は、一緒に1階の食卓で家族5人で会食している。そのまま娘たちは、実母と寝ている。また、金曜日は実母が他の生徒と一緒にアキコに習字を教えている。実母は書家なのである。
私はと言えば、実母に「声をかけてもらえない。」と言われると辛くてしょうがなく、毎日必ず帰宅後実母に声をかけ、ほんの2、3分程度であっても実母と会話するようにしてきている。時には何10分も……。
しかし、実母は、「お前が話してくれてもね~。」と言っていた。妻や孫たちともっと会話が欲しいのだ。
さて、県都に着き、デパートの中をいろいろ見て回った。
私「何かお母さんやあーちゃん(実母)にプレゼントするいいものは、ないかな~。」
ふと見ると、日記帳がある。
「これだ!」と、私は思った。
私「アキコ、クニコ、この日記帳どうだ。」
アキコ「シールも付いてる。ステキだね!」
クニコ「うん、いい!」
私「これから毎日日記を書いて、あーちゃん(実母)とお母さんに見せるんだよ。あーちゃんも、お母さんも、学校や保育園の様子を知りたいんだよ。あーちゃんは、土曜日しか一緒に食べていないから、毎日はアキコやクニコの様子がわからないんだよ。それにお母さんも、働き出して学校や保育園だけじゃなくて帰ってきてからの様子も知らないから、日記に書いて教えてあげるときっと喜ぶよ。 毎日書くなら、このステキな日記帳を買ってあげるよ。」
アキコ・クニコ「書く!」
というわけで、あーちゃん(実母)へのプレゼントは、孫娘からの日記による毎日の報告となった。当然日記を読むだけでは終わらない。
日記を渡す前に、あいさつがあり、日記を読んだ後には質問があるはずである。その質問に受け答えをする中で、コミュニケーションが生じるはずである。
場合によっては、ゆっくり読みたいから、お茶でも飲みながらということにもなるだろう。そんな一時が毎日続くのだ。最高のプレゼントではないか!
お母さんへのプレゼントも、同じである。妻の場合、夕食時のグッド&ニューでの報告があるのだが、日記で様子を知るのもよいことだ。
クニコ「あのね、お母さん。年中になって保育園からの連絡帳がなくなったから、クニコが日記を書いて様子を知らせるんだよ。」
帰宅後、クニコがお母さんにこう言っていた。
アキコ「あのね、あーちゃん。あーちゃんは、一緒に食べない日があるから、日記に書いて学校の様子を知らせるんだよ。」
あーちゃん「日記もいいけれど、あーちゃんは帰ってきたら、まずちゃんとあいさつしてほしいよ。この間、あいさつがなくて(2階へ行っていて)、帰ってきているとは知らないで、ずっと心配していたんだよ。必ず『ただいま。』とあいさつして欲しいよ。」
アキコ「わかった。」
国語力をつける云々の理由ではなく、まず何よりも家族のコミュニケーションの機会として、毎日日記をつけ、母や実母に見せるという作戦が成功することを心から願っている。
そうなれば、母の日の最高のプレゼントに本当になると考えている。
【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」
「母の日のプレゼント」http://blog.so-net.ne.jp/kazoku/2006-05-14(←昨年の様子はこちら)
◆キーワード:1 母の日のプレゼント 2 家族の会話 3 日記
◆留意点・その他:
・日記は、当面毎日続けることに主眼を置く。そして、したこと(事実)とそのとき感じたこと・思ったこと・考えたこと(意見)の二つが書いていればよしとしたい。
添削など基本的にしない。国語力向上の機会というよりも、コミュニケーションの機会にするのである。
また、日記を見た後に、妻は「ばっちり!OK!」のスタンプ、実母は「見ました!」スタンプを押すことにした。このスタンプも県都のデパートで買ってきた。
・日記以外のプレゼントとして、クニコは母に保育園でつくった母の絵を贈った。アキコは、母に肩もみである。
・私は、日記作戦の他に造花を贈ることにした。本物そっくりで、とってもステキな造花である。それも二人の母ー実母と義母ーの分を買い、贈った。
今日、実母に贈ったところ絶賛だった! 贈って本当によかった!
どんなに便利になっても、人はものじゃなくて、人とつながることが幸せの原点なんでしょうね。日記よくかけてますね!しっかりした字でお上手。
また違った子供の心や成長が見られそうで、楽しみが増えられましたね。
by miyu (2007-05-13 13:31)
とてもいい母の日になったのでしょうね。
母になると、本当に母の日が楽しみになります。
子どもを見ると幸せ~!って。奥様も同じような思いなんでしょうね。
日記とはいい考えだと思いました。
これからも楽しみですね。
by (2007-05-13 14:54)
日記を贈る、素敵なアイデアですね。
毎日、楽しみにされていることと思います。
心と心をつなぐ架け橋になるのですね。
by mugi (2007-05-14 16:27)
>miyuさんへ
全くです。人とつながることが幸せの原点だと思います。
そう言う意味で、いくらかお金があれば、あとは健康や人とのつながりの方が幸せを築く上で、大切だと思っています。
日記、当面の目標はとにかく毎日続けることですね。とりあえず100日。
by 泉河潤一 (2007-05-19 06:03)
>ちばおハムさんへ
日記はわれながら、よいアイデアだと思います。実母も嬉しそうに、見てスタンプを押しています。その姿を見るのが何より私も嬉しいですね。
by 泉河潤一 (2007-05-19 06:05)
>mugiさんへ
コメントありがとうございます。
実母も妻も楽しみにしているようですね。
私も見るのですが、普段の会話にはないことが書かれていたりして、思わぬ発見もあります。
私が実母と子供たちとのコミュニケーションを何とかしたいという思いがあったので、生まれたアイデアだと思います。
by 泉河潤一 (2007-05-19 06:07)