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キッチンタイマーの音を知らせ合うのが家族 [B1 しつけ:あいさつ・感謝他]

◆リード:玄米を炊いていた。キッチンタイマーをセットしながら。途中アキコにあることを頼まれた。それに集中している間に、キッチンタイマーが鳴ったことに気付かなかった。そして……。

2007.3.17        検索HP『家族の広場』へ

キッチンタイマーの音を知らせ合うのが家族

 2月下旬のある日のことである。私はキッチンタイマーを使いながら玄米を炊いていた。長岡式で玄米を炊いているので、ガスレンジを使ってである。

 途中でアキコが「お父さん、これやって。」とあることを頼みに来た。

私「わかった。ちょっと待ってな。」

 私は、書斎でしばし集中モードに入った。

私「アキコ、できたよ。」

 こう言って、アキコを読んで一緒に話し込んだ。

 しばらくしてハッと気づいた。玄米を炊いていたのだ。

私「あっ玄米を炊いていたんだった。タイマーがとっくに鳴っている!」
アキコ「かなり前に鳴っていたから、アキコ止めたよ。」

私「何で鳴っているって言ってくれなかったの! キッチンタイマーが鳴っているということは、誰かが終わりの時間を知りたくてセットしたということだろ。勝手に止めないで『キッチンタイマーが鳴っているよ。』って周りに聞けばいいじゃないか。」

妻「アキコは悪くないよ。お父さんがしっかりしていればよかったのよ。」

私「ボクがしっかりしていればよかったのはわかってるよ。それに悪いとは言ってないよ。今後もこんなことがあったら、そうして欲しいと思ったから言ってるんだよ。」

 こんなことがあった2週間ほど後のこと。また、似たようなことがあった。つい集中していて、キッチンタイマーの音に気付かなかったのだ。

アキコ「お父さん、キッチンタイマーが鳴っているよ。」
私「ありがとう。助かったよ。」

 急いでガスレンジの火を消した。

 もちろん、自分のことは自分できちんとやるのが基本である。最初からカバーを前提にしてはいけないし、自分のいたらなさを周りのせいにしてもいけないだろう。

 一方、家族は共同体だ。足りないところはカバーし合う、そんなあったかい家族を、私は目指したいのだ。

 キッチンタイマーが鳴ったら、「自分がセットしたわけじゃないから関係ない」ではなく、少しばかり深く考えて、「きっと誰かがセットしていたんだ。教えてあげよう。」と気の付く子に育ってほしい。このように思い、先の「(誰がセットしたタイマーか)周りに聞けばいい。」という発言になったのだが、言ってよかった。


 3月17日のついさっきのこと。私はやかんでお湯を沸かしていた。コーヒーを飲むためである。
 ついうっかり忘れては大変なので、念のためにキッチンタイマーをかけておいた。

「ピッピッピッピ……。」

妻・アキコ・クニコ「誰のタイマーだ!」
(誰がセットしたか知らないけれど、タイマーが鳴っているよ!)

私「お父さんだよ。お湯を沸かしていたんだよ。」

 子どもは柔軟だ。すっかり根付いたようである。

 

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