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「しつけ」の最大のポイント! [B1 しつけ:あいさつ・感謝他]

◆リード:結果としてこの企画は採用されなかったが、NHK関連の映像制作会社のSさんから、「『家族の絆』をテーマ制作する25分のドキュメンタリー番組の取材対象に我が家を……」というお話を昨年12月はじめにいただいた。以前の記事にも書いたが、Sさんが企画書を作るために、メールのやり取り・1時間程度の電話によるインタビューなどがあった。今回は、その続編として、「躾(しつけ)」の問題にかかわるやり取りを紹介する。

2007.2.3   検索HP『家族の広場』へ   

「躾」の最大のポイント!

 以前のブログ記事でも紹介したが、昨年12月はじめに、NHK関連の映像制作会社のSさんから次のようなコメントをいただいた。

 ……NHKで来年度放送予定の25分のドキュメンタリー番組(テーマ:家族の絆)の企画を練っておりまして、その件で是非ファーザー様のご家族のお話を聞かせて頂きたく、コメント致しました。

まだ企画の段階なので、内容は未定なのですが、ファーザー様のご家族を通して「家庭のあたたかさ」を表現できればと考えております……
 

 その後、Sさんが企画書を作るために、メールのやり取り・1時間程度の電話によるインタビューなどがあった。

 今回は、その1時間の電話インタビューの中でやり取り第二弾、「躾」についてである。

Sさん「ブログのサイドバー『カテゴリー』を見ますと、『しつけ』の項目が一番多いですけれど、躾についてどのように考えておられるのですか。」

私「子育て真っ最中ですから、どうしても多くなりますね。もちろん、躾をとっても大事なことと思っていますから。」

sさん「大事でしょうね。」

私「よく躾けられた子どもは、かわいいんですよ。周囲の人に愛されるのです。だから、本人に(この意味でも)プラスなんです。」

sさん「躾で何が大切なんですか。」

私「まず基盤づくりですね。私は、躾が成り立つ基盤は信頼関係だと考えているんです。」

sさん「信頼関係ですか。」

私「親の言ったことが正しいかどうかよりも、親の言ったことを聞こうと思うかどうか、受け入れようと思うかどうかが、まず大切なんです。Sさんも、上司は正しいことを言っているのだけれども、従いたくないと思うことあるでしょう。同じことを言っているのに、ある人から言われても受け入れられず、別の信頼している人から同じことを言われると「そうだな」と思ってすんなり受け入れるということがあるでしょう。」

sさん「確かにありますね。」

私「子どもも同じなんです。だからまず、『お父さんの言うことを聞こう、受け入れよう』と思う信頼関係づくりが最大のポイントなんです。そのために、毎日ふれあいタイムで遊んだり、旅行や誕生日会などのイベントをしたりしているんです。毎日の夕食を囲んでの団らんで子供たちから話を聞いたりしているんですね。楽しい思い出をたくさん作って絆を深めることは、信頼関係の基盤づくりをしていることでもあるんです。」

sさん「なるほど。」

私「この基盤の上に、私は教育が仕事ですから、『あいさつ』から『おつかい』まで仕事上学んできた様々な指導法も使いながら、いろいろ躾けていくわけです。」

Sさん「そうですか。」

私「子どもが小さいほど、親の影響力は大きくなります。逆に子どもの自立度が大きくなるにつれて、相対的に親の影響力は低下していくわけです。小さいときの躾(教育)こそ大切です。私は親の影響力が比較的大きいのは、15歳までと考えています。それまでが勝負ですね。(躾については小学校3年生ぐらいまでが勝負だと思っている。)」(後略)


 以前のブログにも書いたように、突然の電話インタビューであったので、何を質問されるか全くわからず、こちらは準備ゼロである。考える時間もなく、瞬時に答えることになる。だからこそ、本音が出るとも言える。

 私が躾ける(教える)上で、最も大切な基盤と考えていたのは、子どもとの信頼関係ー子どもが親のことを心から信頼しているかどうかーがあるかどうかであったのである。

 そして、その信頼関係を築くためにも、グッド&ニューでしっかりと子どもの話を聞いたり、ふれあいタイムで子どもと遊んだり、家族の日で子どもとふれあったりしていたのであった。

 子どもは、言っていることが正しいから従うのでも、自分のしていることが間違っているから改めるわけでもない。自分が心から信頼している親が言うから従うのであり、改めるのである。

 正しいどうかはもちろん大切な条件だが、二の次、三の次であり、信頼関係の構築こそが躾の要であると、私は信じている。

 

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【関連記事】あったかい家族日記「初めてのおつかい」

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◆キーワード:1 しつけの基盤は信頼関係  2 しつけ  3 しつけの要諦

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コメント 4

monami-k

ファーザーさまこんにちは。
いつもまとめ読みでスミマセン。

「よく躾けられた子供は可愛い」
私も全く同感です。
子供のみならず、
「礼儀正しく挨拶ができる人間は、可愛がられ得をする」
と思います。

同じ職場で、いつもニコニコ、気持ちのいい挨拶をしてくれる後輩がいたら、
ついつい、その子に色々なことを教えたり面倒を見たくなってしまいますよね。
結果として先輩に可愛がられ、人より多くの情報を得られて、仕事もうまく行く、という好循環が生まれるように思います。

そして躾を成功させるためには「親子の信頼関係が大切」。
毎日の地道な積み重ねですね。
今回は実現しなかったようですが、「あったかい家族」のドキュメンタリー、
ぜひ見てみたいと思いました。
by monami-k (2007-02-03 23:55) 

> 親の言ったことが正しいかどうかよりも、親の言ったことを聞こうと
> 思うかどうか、受け入れようと思うかどうかが、まず大切

本当にそのとおりだと思いました。
私の聞いている子育ての講演では、親の言うことを聞く・受け入れることを
まず母親ができているかどうか~ということを注意されています。
私もまた自分を反省して、子供達に向き合っていこう~と思いました。
いつも、このようなきっかけをいただき、ありがとうございます。
by (2007-02-05 10:22) 

泉河潤一

>monamiさんへ
コメントありがとうございます。

ずっと死ぬまでつき合うのが我が子ですから、かわいい子に育てたいものですよね。

それには、学力、運動などの能力もさることながら、それ以上に生き方や価値観、しつけの部分を大切に育てていきたいと思います。

monamiさんが言われるように、我が子が将来仕事に就いたときも、そのことがきっと役に立つでしょうから。

あとドキュメンタリーの件はむしろほっとしています。家族のプライバシーが侵されるのは嫌ですから。
by 泉河潤一 (2007-02-10 16:06) 

泉河潤一

>とどようこさんへ
参考になってよかったです。

この教訓は、我が子ばかりでなく、仕事上多くの子供たちに接してきた経験上も強く感じていることなんです。

やっぱり信頼関係が基盤ですね。おそらくは夫婦関係もそうでしょう。
by 泉河潤一 (2007-02-10 16:16) 

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