実録鬼そうじ日記！ーその１－

◆リード：整理・整頓には、すごい力がある！　舛田光洋氏はそれを「そうじ力」と命名した。「そうじ力」を長女（アキコ）の部屋に使った、その結果は？！

2006.10.29　　　検索HP『家族の広場』へ

実録鬼そうじ日記！ーその１－

　10/15（日）は、商店街のお祭りだった。そこで、アキコは、100円の布製の筆入れを、私にねだった。

アキコ「ねえ、お父さん、これ買って！」
私「う～ん、う～ん、ダメ。　アキコは、もうあるじゃないか。」

アキコ「ねえ、お父さん、買って！　こんなのがほしかったの。」
私「ダメ！　いくつか同じようなものがあるから。また物が増える。」

　こんなやりとりがあって、私は結局買ってあげなかったのだが、アキコは帰り道ずっとぷんぷんだった。

　翌16日（月）夜のこと。

私「アキコ、これからアキコの部屋を整理しよう。もし本当に筆入れが必要なら、100円のじゃなくて、一番いい布製の筆入れを買ってあげるから。」
アキコ「うん。」

　こう言って、かねてから気になっていたアキコの部屋というか机とその周囲の整理・整頓に着手した。
　
私「まず、机の上だ。要らないものは捨てようね。」
　机の端にラブ＆ベリーのカードやそれが入っていた袋のようなものを発見。

私「何だこれ。　カードはいいとして、入っていた袋は要らないだろ。」
アキコ「これも要るんだよ。」
私「こんなの持っていたら、ダメだ！　袋なんてゴミそのものだよ！」
　なかばしぶしぶ袋（10枚近くあった）を捨てるアキコ。

私「シールは、シールにしてまとめよう。」
　こう言いながら、引き出しの中を開けてみると、雑然としていてびっくり。
　鉛筆は数十本、消しゴムは小さくなっているのものいれると10個近く、ペンも山ほどあった。自由帳なども何冊もあった。

　学習に関係した物だけならまだしも、シールやカード類がたくさん、さらにはビーズ、リボン、おもちゃ……等々が、同じ机の引き出しの中にあふれかえっていた！

私「机の中に勉強に関係ない物を入れたらダメだな。どうしてこんなに鉛筆があるんだ？」
アキコ「HBの鉛筆だから、使えない。」（アキコは２Bを使っている。）
私「ふ～ん。こんなに鉛筆は要らないだろうから、使わない鉛筆は納戸にもっていくね。」

　机の中に、幼稚園時代の作品や粘土、アルバムなどを発見！

私「幼稚園時代の思い出の物は、それだけ集めて別のところに置こうね。」
アキコ「うん。」

私「使い終わったプリントドリル類（前学年のもの）は、捨てるか別の場所に移そうね。」
アキコ「うん。」

　こんな感じでテンポよく進めたのだが、いかんせん学習に関係ないおもちゃや小物が多過ぎる。

私「折り紙で作ったこのコマはもう要らないよ。捨てよう。」
アキコ「それ、要る～！」

私「この拾ったビービー弾の玉（数百個ある）も要らないよ。捨てよう。」
アキコ「それ、要る～！」

私「この小さい消しゴム、要らないよ。使っていない新しい消しゴムを使えばいい。」
アキコ「それ、要る～！」

　アキコの抵抗にあって、なかなか捨てられなかったが、約30分の整理・整頓でゴミ袋1枚分の要らないものが出た。

　泣きべそをかいているアキコ。

私「どうしたの。　たくさん捨てられていやだったの。」
　泣きながら深くうなずくアキコであった。

　私とすれば、これは序の口。整理・整頓はまだまだである。

　よし、この土曜日の「父と子塾」の時間を使って、アキコが「整理・整頓をして気持ちいい！」と実感するまで、徹底してそうじしようと、固く決意した私であった。

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