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我が子と一対一の時間を取るー紙工作を一緒にするー

◆リード:なかなか我が子との一対一の時間はとれない。夕食ができるのを待つ15分程度の間に、付録の紙工作を一緒に作ることで、一対一の時間を取ることができた。紙工作の指導のポイントについても紹介してある。 <対象>幼・小・中~すべて。工作の中身がレベルアップするだけで、考え方は変わらない。

2006.8.24 クニコ(4歳)と一対一の時間を取る

      ー紙工作を一緒にする

 以前のブログ記事「次女とデート」に書いたように、できる限り我が子との1対1の時間を取りたいと思ってきた。
 しかし、現実にはこれが難しい。週1回の父と子塾も長女と一緒だし、家族旅行やイベント(花火の打ち上げなど)も長女と一緒、一対一で関わることは難しいのだ。

 そんな中で久しぶりに、クニコと一対一の時間がとれた。

 一昨日のこと。

クニコ「お父さん、これ作って!」
私「何?!」

 見ると、昔自分も作ったことのある、小学館の学習雑誌についてくる紙工作である。
 『幼稚園』8月号の付録である。「ポケモンメダルケース」というものらしい。

私「紙工作か。 う~ん……。」(昔、よく作ったな~。結構難しいんだよな~。手先が器用じゃきゃいけないし。クニコ一人じゃ無理だろうな~。でも、面倒だな~。)

 一瞬上のような気持ちが交差した。しかし、クニコがやってほしいと言っているんだから、やってあげるかと決心し、やってあげることにした。

 一昨日は、枠から部品を切り離すことと「①スイッチの組み立て」を終えた。

 今日はその続きで、夕方その時間がとれた。クニコが七田チャイルドアカデミーから帰ってきて、妻が夕食を作っている間である。

クニコ「お父さん、これ(ポケモンメダルケース)また作って!」
私「よし、約束だったね。 作り方が書いてあるから幼稚園8月号を持ってきて。」
クニコ「は~い!」

私(設計図を一緒に見ながら)「今日は、『②はこの ふたを くみたてる。』からだね。」
 「⑥は⑥のところに押し込むんだったね。」こんなふうに説明しながら、やって見せた。
クニコ(ふんふんなるほどという感じで、一緒に手で押さえながら聞いている。)

私(3つほど同じようにやって見せ)「クニコも、やってみるかい?」
クニコ「うん、クニコがやってみる!」(一緒に押さえてあげたりしながら、クニコが一人でやりやすいようにしてあげる。)
 「できた!」
私「できたね。うまいね。」

 指導法は、以前アップした記事「初めてカレーとサラダを作った日」と基本的に同じ要領である。

 まず、説明しながらやってみせ、お手本を示す。次に、十分やり方がわかったところで、本人にチャレンジさせる。そして、フィードバックとして、うまくできたところをほめたり、改善点を指摘したり(「こんな時は、セロテープで貼っておくといいね。」)実際またやってみせたりすればよいわけである。
 本当に難しいところは、さらりとやってあげればよい。
 工作のポイントとしては、完成図をイメージさせるとよい。私は、しばしば「こんなものができればいいんだから、ここはこうなるだろう。」と説明した。

 およそ15分後、
クニコ「やったー! できた! お母さんに見せてこよう。」
 私にお礼を言うのも忘れて、うれしそうに、すぐさま妻に見せに行った。

クニコ「あーちゃん(実母)にも見せてこよう。」
私「お父さんに、『ありがとう』は。」
クニコ「お父さん、ありがとう。」

 さて、ものの15分で完成した紙工作。一昨日は10分程度だから、合計でもおよそ30分である。

 クニコにとっては、大喜びの30分であった。
 私についての信頼感も高まったに違いない。なにしろ自分がやりたい、作りたいと思っていることで、しかも一人では作れなかったことが、お父さんと一緒に作ることでうまくできたのだから。

 我が子との信頼関係、絆を強める「一対一の時間」。最初に書いたように、なかなか時間がとれないものだ。しかし、15分、30分でもよいとなれば、なんとかできそうだし、それでも十分価値はあるようである。

【関連記事】あったかい家族日記「次女と一対一の時間をとる」

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◆キーワード:1 紙工作  2 一対一の時間  3 学習指導(図工)

◆留意点・その他:
・子供が作りたいと思うような教材を用意しておくこと。今回のように、ある雑誌を定期購読することも、有力な一つの方法である。

・この「お父さん(お母さん)、(一緒に)作って!」というタイミングを捉えることがポイントである。そうでなく、親の方から「一緒に作ろう!」とやると、それは学習となり、まず相手の興味や意欲を引き出し、「一緒にやってみたい」と子どもに思わせる段階から始めなければならなくなる。

・できるところは自分でやるように促すことは、本人に自信や成就感をもたせるうえで、大切なポイントとなる。


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コメント 7

miyu

親の意識ですよねー。
うちもどうしても、息子と二人きりになりにくくて。
目を合わせるのも意識しないとお姉ちゃんのおしゃべりに負けちゃって。
気をつけまーす。
by miyu (2006-08-25 07:46) 

ともれいっち

すごいですね!!やはり親子で1対1、うちも実践してほしいです。
世の中のお父さん、なかなかそういったことができていないような
気がします。うちも・・・・でも二人目も生まれたことだし
そろそろがんばってほしいです。
そうそう、まだ「仕事が嫌になった人へ」を図書館でリクエストしても
こないんです。図書館、なかなか予算がないのでしょうか??
買おうかな・・
by ともれいっち (2006-08-25 10:18) 

Shun

姉妹がいて親、祖母、いろいろな関係のかなでの1対1の時間は双方に貴重なのでしょうね。うちの場合、一人っ子なので否が応でも1対1が多くなってしまいますが。
「クニコ一人じゃ無理だろうな~。でも、面倒だな~。」の面倒な気持ち、よく分かります。でもちゃんと向き合う姿勢はnice! です。
by Shun (2006-08-25 23:21) 

泉河潤一

>ともれいっちさんへ
同じお金を使うなら、家族を考える場合の一押しは、『7つの習慣ファミリー』(キングベアー出版、スティーブン・R・コヴィー1,800円)です。これは私のバイブルです。まだ買っていないなら、こちらの本を先に買うことをすすめます。

 あと8月読んだ本で、とても役立つ思う本は、『「そうじ力」であなたが輝く!』(総合法令、1,300円)です。

 ここまで待ったなら、「仕事が嫌になった人へ」は待ってもよいのでは。また、図書館に問い合わせて、購入を決めたかどうかなど聞いてみるとよいと思います。
by 泉河潤一 (2006-08-26 11:22) 

ともれいっち

今日の朝、ついに本が準備できましたと電話がかかってきました。
明日早速借りてきて読むことにします(^^ )ルン♪
おすすめの本2冊、まずは本屋へ(予算的には1冊しか買えませんが)
行ってみます。
by ともれいっち (2006-08-26 12:17) 

泉河潤一

>miyuさんへ
そう、親の意識なんです。わかってはいても、なかなか……。これはよくわかります。強い決意&実行しかないですね。
by 泉河潤一 (2006-08-26 21:34) 

泉河潤一

>Shunさんへ
コメントありがとうございます。

面倒な気持ちは正直起こりますよね~。そこでがんばれた自分を少しほめてあげたいですね。
by 泉河潤一 (2006-08-26 21:36) 

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