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子供との些細な約束を守る [J1 親子の会話・信頼関係]

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子供との些細な約束を守る

 6月14日(水)今日は、お祭り夜宮の日だ。

 夕食後、さっそく
アキコ「お父さん、まんじゅう屋さんごっこ(お店屋さんごっこの一つ)しよう。」
と誘ってきた。

私「ああいいよ。」
と返事をして始めようとしたら、実母が

実母「アキコ、今日あーちゃんと一緒に夕ご飯を作る手伝いをして、エレクトーンの練習をしなかったねっけ。明日はヤマハの教室だから、練習しないとだめられ。」と言った。

私「あれ、それじゃーしょうがない。先にエレクトーンの練習をしてからね。」

 しぶしぶアキコは、練習を始めた。
 
 ほどなくクニコが夕食を終えて登場。(クニコは食事に時間がかかる。)
クニコ「お父さん、まんじゅう屋さんごっこしよう。」
私「ああいいよ。」

 クニコは、机を使ったりしてお店を作り始める。ティッシュペーパーがまんじゅうの皮である。最近よくアキコといっしょにやっているので、慣れたものだ。

クニコ「いらっしゃいませ。何まんじゅうがいいですか。」
私「アキコとお父さんがイチゴまんじゅう。お母さんがチョコまんじゅう。クニコがメロンまんじゅうだから、四つください。」
クニコ「はい、はい。」

 緑色の消しゴムをメロンに見立て、それをティッシュペーパー(まんじゅうの皮)でくるんで、メロンまんじゅうをつくっている。出来上がったまんじゅうを紙袋に入れ、
クニコ「はい、おまちどうさま。」
私「いくらですか。」
クニコ「400円です。」
私「はい。」
クニコ「まいどあり~。」と言って、まんじゅうの入った紙袋を渡す。

 こんな感じで、まんじゅうごっこをやっていた。

 10分後、エレクトーンの練習を終えたアキコが登場。

アキコ「お父さん、まんじゅうごっこやろ。」
妻「ほら、クニコも食べ終わったんだし、今日は夜宮でしょう。早く祭りに行かないと……。」
アキコ(せっかくエレクトーンの練習を終えてお父さんとまんじゅうごっこができると思ったのに……。口をアヒルのようにとがらせて)怒っている。

 それを見た私は、
私「ほら、アキコ。まんじゅうごっこやろ。いちごまんじゅう4つとメロンまんじゅう1こください。」
アキコ「(ニコッとして)はい、すこしお待ちください。」
 アキコは、嬉しそうにティッシュペーパー(まんじゅうの皮)でまんじゅうつくった。アキコ「はい、おまちどうさま。」と、先ほどのクニコと同じようにして、まんじゅう屋さんごっこを少しばかりした。
 満足したアキコは、今度はすっと夜宮へと行けた。

 さて、夜宮で買うものは、決まっている。金魚だ!

 1カ月前の祭りで、金魚を5匹買った。
 家族の人数分ということで、みんな金魚に家族の名前を付けていた。しかし、水槽を買う前に3匹死んでしまった。アキコ金魚とクニコ金魚だけ生き残ったのだ。

 残りの2匹を、アキコやクニコは喜んで世話していた。ただ、2匹ではかわいそうなので、祭りが来たら、もう3匹買うことにしていたのだ。

 さっそく家族5人で金魚屋さんの出店へ行き、金魚を3匹買った。
 
クニコ「お父さん、抱っこ。」
私「はいよ。」(クニコは疲れたのかな。)、

 一通りお店を見て、金魚も買ったところで帰ろうとしたら、私にずっと抱っこされていたクニコが
クニコ「何か買いたい~!」と泣き出した。

私「何が買いたいの~。」
クニコ(……分からない様子。)
私「じゃ~ぽっぽ焼きでも買うかね。」
クニコ(うなずく)

 というわけで、一度は帰りかけたのだが、またお店に戻り、10分ほど並んで、ぽっぽ焼きを買った。

 その間もずっとクニコは、私に抱っこされ、心地よくしている。(クニコばかりでなく私も)

 ようやく順番が回ってきたところ、お店の男の人が
「はい、これ。」(手渡しでぽっぽ焼きを1本クニコにサービスしてくれた。)

 でも、知らない男の人だからか、クニコはうつむいている。
私「クニコ、クニコがかわいいから、くれたんだよ。『ありがとう』は。」
クニコ「ありがとう。」
店の男の人「そうなんだよ。かわいいね~。」

 買い物をして、ようやくクニコも満足して楽しく帰路についた。

 何が書きたいかというと、アキコの場合で言えば、どんな些細なことであれ、子供との約束は守るということだ。アキコとは、「先にエレクトーンの練習をしてから(まんじゅう屋さんごっこをしよう)ね」と約束したのだから、約束を破られれば不機嫌になるし、信頼感が低下するのは当然だ。きちんと約束は、守らねばならない。

 もう一つクニコの場合では、「些細なことは、できるだけ子供に譲ってやればいい。」ということ。「些細なことは子供の気持ちを優先する。」と言い換えてもいいのかもしれない。

 そのような積み重ねの中に、家族の絆が作られていくのだと思っている。

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Apple-smile

うちでもよくある光景です。私の言った「あとでね」をちゃんと覚えていて楽しみにしています。親がちゃんと些細な約束でも守らないといけませんよね。

「ぽっぽ焼き」って何だろう?と思って、ネットで検索しちゃいました。うちの方では見たことがありませんでした。おいしそうですね。
by Apple-smile (2006-06-19 12:05) 

monami-k

「小さな約束を忘れずに実行する。」
「些細なことは子供に譲る。」
ファーザーさんの、忍耐強い、丁寧な対応を様子を読ませていただき、
わが身を振り返って、赤面!でした。

ついつい「時間がないから明日にしようね」
な~んて、親の勝手な理屈ですよね。
まず、親である私が余裕をもたなくてはいけません。
とても、考えさせられる記事でした。
by monami-k (2006-06-19 21:38) 

泉河潤一

>Apple-smileさんへ
「親がちゃんと些細な約束でも守らないといけません」の通りですね。
親にとっては些細なことでも、子供にとっては重大な問題である場合は、結構あると思うのです。だったら、それを大切にしてあげれば、子供はストレートに大切にされているのを(愛情を)感じるはずですよね。

NLPでは、セカンドポジションというのですが、相手のポジションに入ってみるとよく分かる場合がありますね。
by 泉河潤一 (2006-06-21 21:09) 

泉河潤一

>monamiさんへ
私自身は、二つに分ければせっかちな方だと思うのですよ。

「忍耐強い、丁寧な対応」とすれば、こう言っては何ですが、職業上の訓練の賜だと思います。

それくらいいいだろうと、軽く扱って痛い思いをした経験が少なからずありますから……。

訓練というほどでなくても、すこし意識すればできると思います。
by 泉河潤一 (2006-06-21 21:13) 

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