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グッド&ニューは、親の価値観を伝える大切な場 [H3 いじめ]

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2006.6.13 夕食時のグッド&ニューは、親の価値観を伝える大切な場

 我が家では、夕食を食べながら、今日一日のグッド(よかったこと)やニュー(ニュースになるような新しいこと、変わったこと、困ったことなど)を報告し合うことになっている。

 今日は、7時を少し回ったところで、「いただきます。」をした。
 
 そして、それを待ちかねたように、グッド&ニューが始まった。

アキコ「今日のグッドはね。○ちゃんと一緒に遊んだこと。」
私「何して遊んだの。」
……こんな感じで、いつも始まる。

 これを何回か順番に話していくのだが(原則として親も)、今日は学校の様子で、気になることをアキコが話した。

私「(学校で配られたプリントを手にしながら)これ今日学校で配られたプリントだな。」
(と言いながらプリントに目を通す。「アイーダ、アイダ」とイラストの部分に書いてあるのが目にとまった。)
アキコ「あっ、そうだ。帰りの会で、Aさんのこと、「アイーダ、アイダ」と言って、みんなからかっていたんだよ。」

私「Aさんて、A.A.さんか。(うん。)Aさんのお父さんは、お父さんが小学生だったとき、とても仲良かったんだ。 アキコは、みんながからかっていたら、『だめだよ、かわいそうだよ。』と言って止めなきゃダメじゃないか! まさかアキコも一緒になってからかっていたんじゃないだろうね。」

アキコ「そんなこと、するわけないじゃない。Cさんは、『だめだよ。Aさんがかわいそうだよ。』と注意してたよ。」

私「Cさんは、いい子だね。 Aさんは、みんなに『アイ~ダ』とか言ってからかわれている時、どんな様子だった。」
アキコ「泣きそうな感じだった。」
私「そうだろ。そんな時は、Cさんみたいに注意しなきゃだめなんだよ。」

アキコ「アキコも少し注意したよ。」
私「それならいいよ。」

私「先生は、その時、どうしてた?」
アキコ「あんまり、そんなこと言っちゃダメだって言ってた。」
私「そうだろ。言っちゃダメなんだよ。」

 からかいは、いじめの一つの形態である。

 いじめられる子がいるということは、いじめる子がいるということである。我が子がいじめられていないかということへの気遣いも大事だと思うが、我が子がいじめていないかということへの気遣いも大事だ。
 
 いじめの場合、加害者、被害者の他に、傍観者というのがある。被害者でも、加害者でもないが、いじめているのを知りながらいじめを注意しなかったり、いじめられているのを知りながら助けたりしない子たちである。

 このいじめを知っていながら傍観するのは問題である。いじめを防止するための指導は、この傍観者への指導が一つのポイントになっている。
 
 今回の場合、お父(母)さんは、いじめはいけないと思っていること、いじめられている子をかばってあげることが大事だと思っていることをはっきりと伝えるべきである。そうした親の価値観をしっかりと伝えるべきである。

 もし、アキコが「かばったら、アキコがいじめられるよ。」などという返事をしたら、これは学級崩壊手前の、危険な状態だと推察できる。
 この帰りの会以外にも、いろいろないじめが起きていることが考えられるので、アキコに他にどんないじめがあるのか、いろいろ聞き取ることになるだろう。
 そのうえで、直ちに担任または学年主任に報告ということになろう。
 
 幸いそんなレベルではないようだ。

 夕食時は、このように(テレビを消して)1日のグッド&ニューを報告し合っている。我が子の学校や家での様子を知ると同時に、必要に応じて親の価値観を伝えている。

 夕食時における1日のグッド&ニューの報告会。我が家の毎日の伝統の一つだが、1日の子供たちの様子を知るためばかりでなく、親の価値観を伝える上でも、大切な場である。

 
※ 我が子がこのAちゃんのようになるケースも起こりうる。その場合は、しっかりサポートすることが必要になる。
 いずれにしても、学校での様子を聞く場は大切である。夕食時でなくても、お風呂でもよい。意識的に時間を確保すべきだと思う。

 なお、個人的にはこのぐらいのからかいは、笑い飛ばすぐらいの逞しさがほしいと思っている。

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