親の決意が決め手! [D1 父と子塾]
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2006.6.11 親の決意が決め手!
ー暗唱の達人編「3級クリアー」の賞状を渡した後のことー
6月3日(土)第35回父と子塾を行った。
いつものように、1.あいさつ 2.塾訓唱和 3.1週間のgood&new と進んだ。
そして、かねてからアキコ・クニコに「お父さん、賞状は?!」と言われていたのだが、「暗唱の級・段位の賞状」を渡した。
次のものである。
本当にようやくという感じである。
一太郎テンプレートを元にして作った自家製である。
私が本文を読み上げ、アキコ(3級)とクニコ(準3級)にそれぞれ一人ずつ賞状を渡した。
二人ともとても喜んだ。そして、二人はさっそく賞状入れファイルに大切にしまっていた。
今後は、二つ級・段があがるごとに、賞状をつくって渡そうと思っている。
さて、その後の父と子塾である。
アキコは、「雨ニモマケズ」をクリアーし、クニコは「雨ニモマケズ」を音読した。
その後、アキコは新しく「枕草子ー春はあけぼのー」の暗唱練習を始めた。
アキコ「これは、長いから、半分ずつ2回(2週間)に分けてね。」
私「テストは、そうだね。 でも、音読練習は全文だよ。」
アキコ「え~。半分にして。」(とても不服そう。音読練習も半分にしたいらしい。)
私「ダメ。」
アキコは、しぶしぶ読み始める。ところが、不服なので寝そべって読み始める。
私「アキコ、起きて読みなさい。」
アキコは、まだ半分寝そべって読んでいる。しかも、発音があいまいだったり、早口だったりしている。
私「アキコ、起きてはっきりと読みなさい。」
アキコは、まだ不明瞭な発音で音読している。姿勢もよくないままだ。
私「アキコになんか、教えたくない!」
こういって私は、父と子塾を中断し、2階の書斎へ階段を駆け上がって行った。
残されたアキコは、びっくりして、今度はきちんと音読している声が階下から聞こえてきた。
少しして、来客(妻の友達でアキコ・クニコをよくかわいがってくれる)があり、それに対応している間にお昼になった
さあ、どう締めくくるかだ。
私「アキコ、あの読み方は何だ!」
アキコ「ちゃんと、あの後読んだよ。」
私「そんなのお父さんは聞いていない! お父さんの前でもう一度ちゃんと読まなきゃだめだ! 昼ごはんを食べたら父と子塾を再開するぞ。」
というわけで、昼食後の1時頃から2時頃まで約1時間続きの父と子塾をしたのであった。
もちろん、アキコはもう一度私の前できちんと読んだ。
その後、アキコは右脳プリント、クニコは「ちえ」ドリルをやった。
そして、『えほん・フォトかみしばい』シリーズのアサガオと、ミニトマトの絵本を読んであげた。
ちなみに、この日の父と子塾は、10時30分頃始め11時30分頃中断したので、合わせていつもと同じ2時間である。
さて、学習あるいは習い事で、練習などが厳しくて、どうしても嫌になるときがあるものだ。いわゆる「心臓破りの丘」とでも言ったらいいのだろうか。
そこをクリアーできるかどうかが、ものになるかどうかのポイントだと思っている。
今回、私は、練習が嫌になっているアキコを前にして、引かないで押し切った。アキコは必ずできると思っていたから。
今回、クリアーしたことで、おそらく二度といい加減な練習をすることはないだろう。
私は、今年の12月には七段『論語三』までクリアーできると確信した。それは、指導者である私が堅く決意しており、アキコ・クニコも「最後までやることになる」と思って(信じて)いるからである。
そして、冬休みには、百人一首の暗唱と合わせて、家族で毎日のように百人一首を楽しむことになるだろう。
学習するのは子どもだから「子どもが決意するかどうかがポイント」と思われるかもしれない。しかし、そうではない、少なくとも小さい子どもの場合は。指導者が学習をやらせきると決意するかどうかである。
他の習い事も、おそらくは躾も同じだと思う。
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