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興味の原理に基づいて本を選ぶ! [C1 読書]

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2006.6.7 興味の原理に基づいて本を選ぶ!
ー5月子供に受けた本ー

七尾純 構成・文 

『えほん・フォトかみしばい』シリーズ全18巻            ・(あかね書房、各巻2,100円)

 七尾氏に加えて、各巻ごとにそれぞれの専門的な立場からの監修者がついています。

 現在担任しているAさんとBさんは、ムシキングが大好き。そこで、たまたま図書館にあったこのシリーズの第3巻『カブトムシ』を読んであげました。
 プロが撮った迫力のある、本物のカブトムシの写真を、子供たちは食い入るように見ていました。
 そして、私が文章を音読してあげると、じっくりと聞き入っていました。

 文章も説明文として優れています。教科書のようにページ制限がないので、内容も深くわかりやすいです。

 ところどころに問いかけの文があるのですが、繰り返し読む中で、子供たちは自然に答えています。「よう虫は なにを たべるのかなあ?」「やわらかい土。」というように。

 子供たちに読んであげる本文以外にも、解説のページがあって、理科的にもさらに深めていくこともできます。

 第2巻は「めだか」ですが、理科的な内容としては5年生レベルの内容です。しかし、当時めだかが大好きで喜んで飼育していたAさんにとって(当時1年生)、内容にとても興味があり、食い入るように写真を見ながら、しっかりと私の読み聞かせを聞いていました。それも、何回も何回も。

 ここに、子どもの本を選ぶときの一つの原理が見て取れます。

 それは、興味の原理です。

 カブトムシに興味を持っているなら、カブトムシの本を与える。アサガオを育てているなら、アサガオの本を与える。柔道を習っていて、強くなりたいと思っている子なら、『柔道に強くなる』といった類の本を与える。
 そうすれば、子供たちは食い入るように本を読むに違いありません。少々の能力的なギャップなど、読みたいという興味の強さが簡単に埋めてしまうのです。

 実際、アサガオを育てていた(る)アキコもクニコも、この『アサガオ』の本は集中して聞いていました。
 アキコは、現在このシリーズではありませんが、『ミニトマト』の本を借りて、集中して何度も読んでいます。

 さて、全18巻の内容は、次の通りです。

 1.タンポポ 2.めだか 3.カブトムシ 4.アゲハチョウ 5.アサガオ 6.ヒマワリ 7.ザリガニ 8.ジャガイモ 9.ツバメ 10.カタツムリ 11.カエル 12.ドングリ 13.ナナホシテントウ 14.キリギリス 15.アブラゼミ 16.わたり鳥 17.クワガタムシ 18.赤とんぼ
 
 国語の説明文としても、生活科や理科の学習資料としても、小学校全学年を通して楽しめます。興味のある本を選んで読まれるとよいと思います。

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