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シートベルトをしてなくて……176号 [H2 安全]

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【オススメ記事】あったかい家族日記「生命や安全を脅かす事件が頻発している」

2006.4.3 シートベルトをしてなくて……176号

 今日の夕食後の団らんの最中のことである。
 アキコが妻にまむし酒(打撲に効果抜群である。)をつけてもらっていた。
 一体どうしたのかなと思って、よく見ると、アキコの膝下が青くなっている。

私「どうしたんだ、それ!」
妻「今日私が急ブレーキをかけから、アキコが前の座席にぶつけたの。(間)シートベルトをしていなかったから。」


私「これは結構(すごいダメージ)だなあ。」(しっかり言わなきゃ。)

私「アキコ、前にも言っただろう。シートベルトしなきゃ危ないんだって!」
私「本家の○ちゃんの友達は、卒業を前にしてシートベルトをしていないばかりに、外に投げ出されて車にひかれて死んだろ。 アキコがそうなったら、どうするんだ! お母さんも、お父さんも、あーちゃんも、ずーと泣いてなきゃならなくなるよ!」

アキコ(しまった!というようにうつむいて聞いている。)

妻「今までは、○△の場所には信号機がなかったんだけど、今日通ったらあったの。赤信号に急に気づいたものだから。それで急ブレーキをかけたんだけど……。」

実母「急ブレーキばかりじゃないよ。車がぶつかってくる場合もあるんだよ。」
実母「あーちゃんは、去年交通事故に遭ったとき、シートベルトしていたから助かったんだよ。もし、シートベルトしていなかったら、死んでいたよ! 絶対シートベルトしなきゃだめなんだよ!」

アキコ(うつむいて聞いている。)

私「ついこの間、NHKでやっていたんだけど、父親が1分間目を離したすきに、子供がエスカレーターから転落して死んでしまったんだよ。少しの間でも、油断してはだめなんだよ。」(これは妻向けの言葉。「すぐに目的地に着くからシートベルトをさせなくてもいいや。」というのは、ダメという意味。)

私「アキコ、今度から絶対シートベルトだよ!」
実母「そうだれ!」

アキコ(うつむきつつうなずく。)

 さて、その後、親子4人で入浴。
 アキコを責めるという形で実はシートベルトをさせていなかった妻を責める形になっていたので、妻が傷ついていないか、私は内心心配だった。「強く言い過ぎたかな。」とも……。

私「アキコがそんなに重傷じゃなくてよかった。」
妻「うん、軽いうちに(シートベルトの大切さに)気づいてよかったわ。」
私(さすが、わが妻)「そうだよな。今度は必ずシートベルトをさせような。」
妻「そうね。」

 入浴後、しばらくして妻と娘二人は一足先に2階へ。
 私は、実母と少し話をした。

私「ふう、タカちゃんを責める形になっていて、傷ついているかと思ったら、『軽いうちに気づいてよかった。』と言っていたからよかった。」
実母「あれは、タカちゃん(だけ)が悪いんじゃないよ。 私が乗せるときも(よく実母は妻と娘二人を連れて運転する)、後ろにいてシートベルトしていなくても、あまり注意しなかったもの。でも、やっぱりしっかり注意しなきゃだめだの。」

私「そうすると、一番厳しかったのは、おれか。この間、図書館に連れて行くとき、なかなかシートベルトをしないから困ったんだ。絶対するまで許さなかったけど、『シートベルトをしなさい!』と言ってもなかなかしないんだ。シートベルトの大切さをよく知らないんだ。親の方で(習慣になるまで)しっかりするしかないね。」
実母「私も今度から絶対させるて!」

 妻によれば、軽乗用車で隣に乗っているときはさせるのだけれど、後ろの乗っていたので、ついさせなかったのだという。同じ後ろでもクニコはチャイルドシートなので、全く大丈夫ということであった。

 「ハインリッヒの法則」またの名を「1対29対300の法則」を知っているだろうか。1件の大きな事故が発生する背後には、29件の中規模の事故がある。さらに、その背後には、取るに足らないと思われるような小さい事故が300件あるというものだ。
 このくらいたいしたことはないと、ヒヤリあるいはハッとの件を放置しておくと、それが300件続くうちに、だれかがケガをするような事故が29回起き、ついには生命にかかわる大事故にいたるという。

 アメリカの保険会社技師だったハインリッヒが、5千件を超える産業事故の調査分析から導き出した法則であり、安全管理の基本となっている。
 
 ハインリッヒの法則によれば、大事故はいきなり前触れもなく突然起きるわけではない。
 今回のアキコの事故は、29回レベルのものだと認識した。既にどうということはないけれど、ヒヤリあるいはハッとした件が何回もあったはずである。

 今回の事故を教訓としないでいると、さらに中規模の事故があり、それでもそのままだと重大な事故が発生する危険があるわけである。前触れとなるヒヤリ・ハッと、中規模の事故を、「このままでいると重大事故につながるよ」という警告として受け止め、教訓としたい。

 大事な我が子を交通事故で、それもシートベルトをしていないばかりに失いたくない。

 父・母・祖母の3人のドライバーは、我が子にシートベルトの習慣をつけさせると堅く決意したので、少なくともシートベルトをしていないことが原因で交通事故に遭うことはなくなるはずだ。

※ 「ふう~、ようやく180記事をクリアーした。年度内180記事をめざしていたけれど、3日遅れでクリアーである。年内300記事までいけるかな?!」

【関連記事】あったかい家族日記「様々な危険から子供の身を守る」

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ぜん

検索からきました。
子育てについていろいろ考えておられるようですね。
シートベルトをするkとは、とても大切なことだと思います。
TBさせていただきます。
不都合でしたら、削除していただいても差し支えありません。
by ぜん (2006-04-04 21:00) 

Apple-smile

私もどんなに近くでもチャイルドシート&ジュニアシートをさせています。
生後すぐから習慣づけていたので、我が家では普通になっていますが
友達でもチャイルドシートに乗っていないお子さんが多く見受けられます。
ちょっとの急ブレーキでもそんな大けがになってしまうんですね。
新たに運転するときの教訓にします。
アキコさん、どうぞ、お大事に。
by Apple-smile (2006-04-04 22:23) 

シートベルトは私も子供もしています。
子供は最初は嫌がりましたが、慣れると大丈夫ですよね。
ちょっとしたブレーキでも大人でも前に飛びますので
もし強い衝撃だとすれば…そう思うとゾッとします。

事故車のフロントガラスがひどい割れ方をしているのを見ると
シートベルトの必要性はとても強く感じますね。
by (2006-04-05 13:16) 

子ども達はチャイルド・シートとジュニア・シートに座っています。
以前、ケチって簡易型のジュニア・シートを購入したところ、座る位置(腰?)が
どんどんズレてしまい、シートに座るのをとても嫌がってしまいました。しっかり
したタイプを購入したところ、大丈夫になりました。座り心地がせめていやな
もの(苦しい・痛い)でないように、心配りをするべきだった・・・と反省です。
今は 「はい、こちらにお座りください。(ベルトを締めながら)今日の運転手は
お母さんが務めさせていただきます~。はい、締めました。では出発~!!」と
演出もつけたりして、盛り上げています(汗)。小さいうちから・・・ですね。
by (2006-04-07 08:52) 

ゆうこりん

はじめまして。うちも必ずジュニア・チャイルドシートを子供たちにつかわせていますが・・・お友達の車に乗せてもらう時、シート持参でいやな顔をされたり、逆にお友達をうちの車に乗せてあげるときに意見が分かれたり・・親の考え方が違うと難しい時もあります。命にかかわる問題なので、我が子であろうとなかろうとチャイルド・ジュニアシート着用は譲れないです!!
by ゆうこりん (2006-04-07 17:22) 

泉河潤一

> Apple-smileさんへ
ご心配くださり、ありがというございます。アキコは、もう大丈夫です。学校へも行けています。打撲にまむし酒は本当によく効きますね。

 大丈夫だろうという軽い気持ちが危険ですよね。記事で紹介した本家の友達の話は一昨年の実話です。高校卒業を目前にしていた女の子が、シートベルトさえしていればなんということはなかったのですが、ドアが開いた拍子に車外に投げ出されて車にひかれて死んでしまいました。大事に育ててきた一人娘を、一瞬にしてしかも自分の不注意で(運転していたのは母親です。)失ってしまった悲しみは大きく、娘の遺体を前にしてずっと何日も泣いていたそうです。しばらく葬式の日取りが決められなかったと聞いています。 
 こうなりたくない!と私は強く思ったわけです。ちょっとした心遣いで避けることのできる事故は、避けるが賢明と考えます。
by 泉河潤一 (2006-04-07 22:14) 

泉河潤一

> ぽんぽこひよこさんへ
なれてしまえば、どうということはないですよね。
大人ももちろんたいせつですよね。悲しませてはいけないのは、子供も同じですよね。
by 泉河潤一 (2006-04-07 22:19) 

泉河潤一

>とどようこさんへ
小さいうちは、ちょっとした演出なんかも効果的なんでしょうね。習慣づけは小さいうちから、というのは賛成ですね。
by 泉河潤一 (2006-04-07 22:22) 

泉河潤一

>ゆうこりんさんへ
「命にかかわる問題なので、我が子であろうとなかろうとチャイルド・ジュニアシート着用は譲れないです!!」には、芯の強さを感じますね。自分の車に乗るのですから、自分のルールに従ってもらえばいいと思います。ましてや、シートベルトの着用は、交通法規上義務づけられているのですから。なぜ義務付けられたかと言えば、シートベルトを着用していれば防げた事故あるいは軽傷で済んだ事故があまりにも多いということでしょう。

 この3月のことですが、交通量の多い街中を運転していた時、少し前の車が、ルーフを空けていました。なんと小さい子供二人が、そこから首を出していました。座席を踏み台にして。5分以上、ずっと首を出して立っていました。親公認というわけです。万が一追突されたら、あるいは急ブレーキをかけたら、のどか脳をやられるなと思いました。この子達が無事に着いてほしいと思っていましたが、無事に着いたかどうかは知りません。危険予知能力が高くないと、大変な代償を払うことになると思います。
by 泉河潤一 (2006-04-07 22:36) 

miyu

180記事おめでとうございます!!
お忙しい中、目標を達成されたこと大変だったと思います。
最近ナマケモノなので、私ももう少しがんばろうという気になりました。

さて、シートベルトについてですが、
ここに来ていらっしゃる皆さんは、バッチリの方ばかりなんだなあと
感心してます。さすが!ファーザーさんのブログ!
もちろん、私もうるさい方。「誰も、事故に遭いますよ~っといって
遭うわけじゃないのよっ。」と力説。
といいつつ、自分が時々忘れて、「ママシートベルトしてないよ。」と
言われるのが、私の今ひとつなとこ。
とりあえず、車に乗ったら、シートベルトするものということは、
しっかり身についているようです。
by miyu (2006-04-08 01:58) 

泉河潤一

>miyuさんへ
祝福、ありがとうございます。
いつもmiyuさんの励ましには元気が出ます!
ちょっとしたことで防げることは、防ぎたいですよね。
習慣化すれば、歯磨きと同じでそんなに大変ではないと思いますね。
by 泉河潤一 (2006-04-09 01:34) 

Pooh-mama

我が家もシートベルトはきちんと付けさせます。
時々、二人を連れて買い物に行きますが、上の子をとりあえず車に乗せてから下の子をチャイルドシートに乗せます。その後、すっかり上の子をジュニアシートに座らせるのを忘れて、自分が運転席に着いてしまったりするのですが、上の子は「シートベルト!!!」と怒ったように言います。私が忘れていてもしっかりと子供がシートベルトをすることが習慣になったようです。
命を守るものだから、大人も子供も必ずしてほしいものですよね。
by Pooh-mama (2006-04-12 22:18) 

泉河潤一

>Pooh-mamasさんへ
そのとおりですね。Pooh-mamaさんのお子さんは、習慣化したということでしょう。

我が家も、しっかりシートベルトをするようになりました。やっぱりその重要性の認識に基づく堅い決意がポイントですね。大事だというのは、頭では分かっているのですが……。というのでは、決意がないので効き目はないですね。

ところで、つい最近種子島からの高速船がくじら(?)と衝突して、乗客のうち重傷を負った人が大勢でたようですね。衝突の衝撃で5メートルも飛ばされた人もいたとか。ここでもシートベルトの着用の有無が明暗を分けたようです。
この時もすかさず、我が子にシートベルトの大切さをこの例をあげて話しました。
by 泉河潤一 (2006-04-15 05:42) 

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