みかんを取りに行くのはだれ?!175号 [B4 手伝い・作業・飼育・栽培]
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2006.4.1みかんを取りに行くのはだれ?!175号
つい1時間余り前、家族みんなでトランプ「七並べ」をしていた。
正確に言えば、3歳のクニコは、ただの参観である。午前中の「父と子塾」の最中、なんか元気ないなと思っていたら、39度の熱だった。まだ38度の熱があるのだが、意外に元気で、七並べを参観をしていた。私の膝の上、妻の膝の上、あーちゃんの膝の上と転々としながら……。
2ゲーム終了時のこと。
アキコ「あ~のどがかわいた。」
妻「そうだわね、わかるわ。」
アキコ「あっ みかん、食べよ。」
妻「お母さんもほしいわ。」
アキコ「お母さん、持ってきて。」
妻「膝の上にクニコがいるから。アキコ持ってきて。」
アキコ「ジャンケンしよ。」
妻「ジャンケン……。」とジャンケンしようとする妻。
私「タカちゃん、こんなのでジャンケンしちゃだめだ。」
と言って、ジャンケンをしようとしていた妻を制した。
私「アキコ、お母さんは夕食作ったり、その後片付けたりして大変なんだよ。それに今は膝の上にクニコがいるんだろ。アキコが持ってきてね!」
アキコ「は~い。」と言って、半ばしぶしぶみかんを取りに行く。
アキコ「はい、お母さん。」(みかんを二つ持ってきて、一つはお母さん、一つは自分の所に置く。)
お母さん「ありがとう。」
あーちゃん(実母)「あーちゃんも、ほしいれ。」
私「お父さんも、みかん食べたいな。」
アキコ「また取りに行くの。 もうやだ!」
私「お父さん、ケーキを買ってくるとき、必ずみんなの分を買ってくるのにな~。今度は、自分のだけ買って来ようかな~。」
アキコ「わかったよ。」(また、隣の部屋へみかんを取りに行く。)
アキコ「はい。」(みかんを二つ持ってきて、一つはあーちゃん、一つは私の所に置く。)
あーちゃん「ありがとう。」
私「ありがとう。」
クニコ「クニコもみかんを食べたい。」
私「う~ん、はい。お父さんのをあげる。」
私「アキコ、もう一個持ってきて。」
アキコ「はい、はい。」(まったく~という感じで持ってくる。)
私「ありがとう。」
家族一同「おいしい。おいしい。」と言って、食べている。
アキコ「あ~おいしかった。もう一個取ってきて食べよっと!」
私「こら、アキコ。みんなももう一個要らないかどうか、聞けてば! (要るようだったら)ついでに取ってきてあげればいいだろ。それぐらい気配りしないとだめだぞ。」(今気づいたのだが、実母の言い回しにそっくり!)
アキコ「もう一個要る人~。」
妻「もう一個おねがい。」
アキコ「他には~。」(もういない。)
アキコ「はい。」(みかんを二つ持ってきて、一つはお母さん、一つは自分の所に置く。)
この後、「七並べ」を3ゲームして、合計5ゲームをした。
さて、たわいもないやり取りなのだが、私にははっきりとした信念というか思いがある。「あなた作る人。私食べる人。」というような一方的な関係ではなく、助け合い支え合うのが家族だという信念であり、思いである。子どもであろうと、大人であろうと、その能力に応じて助け合わなければならないし、その中で家族の絆も強くなってくる。
アキコにとっても、そうやって家族の役に立つことで感謝され認められ、自尊心も高まろうというものだ。
私たち夫婦は、我が子を思いやりのある子(あたたかい心)、力を合わせる子を育てたいと思っている。親にやってもらうばかりの弱い子でなく、強い子に育てたい。そして、その力を育てる場は、何よりもまず家庭である。
些細なことだが、みかんなど家族みんなの分を、気持ちよく取ってくる子に育てたいものだ。
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373n.-179-229/51895
あーわかります。
お友達何人かで遊んでいても、
一人つまらなそうにしている子に声をかけたり、
おやつやおもちゃがみんなに行き渡っているか、
さりげなく目配りできる子っていますよね。
家族のみかんが取ってこられるようになったアキコちゃんは
きっとそんな素敵なお嬢さんに育つのでしょうね。
家庭が基本!なんですね。
by monami-k (2006-04-01 23:56)
>monamiさんへ
ありがとうございます。
明るくて活動的なアキコです。あたたかい心や本当の意味の強さを身につけた子に育ってほしいと思っています。
将来の職場(学校)などでの人間関係は、家族の中での父や母、兄弟・姉妹の関係の延長にあり、つながっています。家庭が基本だと思います。
by 泉河潤一 (2006-04-02 18:55)
こういうのって、ちょっとしたことなんだけど大きくなったときには、
大事なことですよね。
家庭が基本、本当ですね。
miyuでした。
by NO NAME (2006-04-03 22:57)