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なぞなぞ・反対語・お店屋さんごっこ 151号 [D1 父と子塾]

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2006.2.6 子どもの反応を楽しむ!151号

    ~なぞなぞ・反対語・お店屋さんごっこ~

 2月5日(日)10:45~12:45、第20回父と子塾をした。
 名文の暗唱にチャレンジさせたり、落語「ぶしょうねこ」や「王様の病気を治すために雌ライオンのミルクを持ってくる話」を聞かせたりしたのだが、あるなぞなぞも出した。


 次のなぞなぞである。

 まず、三頭の馬とそれぞれの馬の背中にわらや草を山のように積んでいる絵を描いた。
 次に、馬は、そのわらや草が好きで喜んで食べると話した。
 そこで、問題。二頭の馬は、前を歩いている馬の背中に山と積まれているわらや草を食べながら歩く。一体どの馬が一番得をしているか?
(マーヴィン・トケイヤー『ユダヤ商法』より。タルムードの中に出てくる古いなぞなぞだそうである。)

 正解を読む前に、読者の皆さんも、考えてみてください。その理由も含めて……。

 先の本によれば、「正解は、まん中の馬である。歩きながら、好物のわらや草を楽しめ、うしろの馬がわらや草を食べるから、引いている荷が次第に軽くなっていく」から。

 娘たちにこのなぞなぞを出した。長女アキコは、「一番後ろの馬が一番得だ。」と答えた。理由を聞いたところ、アキコはこう答えた。

アキコ「まん中の馬は、わらや草が食べられていいけど、後ろの馬に自分のわらや草を食べられている。(だから損だ!)一番後ろの馬は、わらや草を食べられるし、自分のも減らないから。」

私「う~ん、アキコは頭がいい。」

 どうやら、アキコはわらや草を自分のお弁当のように考えていたようである。実は、今でいうトラックのように運ぶ道具として使われているのであるが……。
 この辺りのことを説明して、正解を言ったら、アキコは納得した。
 この場合、トラックの役割を果たしているという設定ではなく、アキコのように自分のお弁当を運んでいるという設定なら、アキコが正解であろう。つまり、一番、二番、三番といういわゆる答えだけでなく、理由を問うことが大切だ。

 子どもの反応を楽しみながら、子どもを理解するように努めたい。

 ちなみに、ユダヤ人の両親はたくさんのなぞなぞを知っていて、子供が幼いときから、質問攻めにするそうだ。そして、家庭の中で知性を鍛えられるそうである。
 子供は、こんな攻めなら、受けてみたいのではないだろうか。

 さて、今日帰ってきたら、アキコに七田の右脳問題プリントを見せられた。例にならって(おおい⇔すくない)、2分以内に反対の言葉を書くというものである。

 小さい→大きい、うすい→あつい、みじかい→ながい、おそい→はやい、ふとい→ほそい、つめたい→あったかい、のぼる→おりる、あける→とじる、あさい→ふかい

 →の先が空欄で反対語を書くのだが、いい感じである。

 あつい→さむい、おもい→かるい、うれしい→かなしい、たかい→ひくい、すき→きらい、あげる→さげる

 う~ん、いい感じだ。このあと、「あまい→   」という問題、アキコはどう答えていたか?
 何と、「あまい→まずい」であった。爆笑である。おそらく甘いもの大好きなアキコにとって、「あまい=うまい」となっていたのであろう。

 やっぱり、子供の反応はおもしろい! ここでも、子どもの反応を楽しみながら、子どもを理解するように努めようと思った。

 そして、先ほど、アキコとクニコをお店屋さんごっこをした。アキコは洋服屋さん、クニコは果物やパンなど、いろいろな食べ物が売っているスーパーである。

私「バナナをください。」
クニコ「1万円です。」
私「えっ! 高い!」と言いつつ、模擬貨幣で払う。
クニコ「まいどあり~。」といって模擬バナナを渡してくれた。

私「(こいつは、用心しなくっちゃ。「ください」と言う前に値段を聞こう。)このエビフライはいくらですか?」
クニコ「10円です。」
私「えっ! 安い!」と言いつつ、模擬硬貨で払う。
クニコ「まいどあり~。」といって模擬エビフライを渡してくれた。

 う~ん、この場合は、クニコの頭の中をどう理解するか!?

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コメント 4

Shun

ファーザーさん、こんばんは。
楽しそうなやりとりですね。暗唱に挑戦というのも、こういう親密な関係があればこそでしょうね。名文の暗唱は良い事だと分かっていても、子どもが押し付けられていると感じるようだと効果は半減だと思っていました。ファーザーさんが子どもの気持ちを上手く導いてあげられるのは、以前のお風呂の記事や今回の記事のように、(暗唱などさせたいことだけはでなく)お子さんとの関わりを楽しみ、大事にしているからかなと思いました。
by Shun (2006-02-06 23:14) 

3頭の馬・・・私の答えは、「誰も得しない」でした。
先頭の馬も草を食べたいから、最後の馬の草を食べに行ってしまい、3頭が
グルグルとまわっているところを想像してしまいました。2頭の馬が食べると
問題に書いてあるのに・・・。ちゃんと人の話をしっかり聞きなさい!という
教訓をいただきました。何事も私(親)から勉強ですね(涙)。
by (2006-02-07 09:47) 

泉河潤一

>Shun さんへ
確かに親密な関係(ラポール)ができていると、学習は成立しやすいですね。
あと、暗唱はやらせてみて思うのですけれど、結構それ自体楽しいみたいですね。子供は今の発達段階に合っているものを好むものです。きっと合っているのだと思います。漢詩自体は、私も妻も高校時代に習ったものですが……。リズム感が心地いいみたいですよ。好きな歌を口ずさむようなイメージですね。これも、楽しみながら継続していこうと思っています。
by 泉河潤一 (2006-02-07 20:42) 

泉河潤一

>とどようこさんへ
「先頭の馬も草を食べたいから、最後の馬の草を食べに行ってしまい、3頭が
グルグルとまわっているところを想像」というのも、楽しい反応というか答えですね。現実にはとてもありそうです。「これこれこういう理由で正解はこうだけど、現実にはそっちの方かもね。」と、子供の反応だったら肯定的に評価しますよ、きっと。
by 泉河潤一 (2006-02-07 20:50) 

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