親と子の勉強会の実際編86 [D1 父と子塾]
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2005.9.11親と子の勉強会の実際編86
9月10日(土)第1回父と子の勉強会の実際編
前号で紹介した「父と子の勉強会」の第1回目を、9月10日(土)に開いた。
場所は、気分を変えるため、床の間付き和室8畳にした。我が家で一番上等な場所だ。
テーブルの上に前号で紹介したプログラムを置き、次のものを用意した。
【準備】□読んであげる予定の本「イソップ寓話集」、紙しばい「にんじゃがやってきた!」
※ いずれもこの日9時30分頃、図書館で借りてきたばかりのものである。
□筆記用具 □日記用のノート(アキコにプレゼントするもの)
準備完了。午前10時30分、「父と子の勉強会をするからおいで。」と長女アキコと次女クニコを呼んだ。
アキコ・クニコ「お父さん、なに?」
私「これから、お父さんといっしょに勉強会をするよ。 終わったらいっしょにケーキを食べたり、遊んだりするよ。」
アキコ「マクドナルドでハッピイセットがいい。」クニコ「クニコも。」
私「よし、勉強会が終わったらいっしょにマクドナルドにハッピイセットを買いにいこう。」
というわけで、話がまとまり、父と子の勉強会が始まった。
◆1 あいさつをする。
私「これから父と子の勉強会を始めます。礼。」
アキコ・クニコ:ごく自然に礼をする。
幸い小学校1年生と3歳児なので、本当に素直にあいさつをした。
◆2 「大切な言葉」をいう。
私「幼稚園で教わった『かしこく、つよく、あたたかく……』は、とっても大切な言葉だよね。いつもはじめに言うことにするよ。 アキコ言ってね。クニコは聞きながらついて言ってね。」
アキコ「かしこく、つよく、あたたかく ……お約束 ※幼稚園で毎日言っていたもの。
・生命と物を大切にする。
・にこにこと元気よくあいさつをする。
・姿勢をよくする。
・ありがとうをいう。
・最後まで一生けんめいにやる。……以下略。
私「よく言えたね。」
◆3 1週間のグッド&ニューを言う。
私「この1週間でよかったことグッドは、なんだったかな?」
クニコ「お友達が来た。(それで) 勉強したことです。」
アキコ「○▲ちゃんと遊んだり勉強したりしたことです。」
私「どんなことをして遊んだり、勉強したりしたの?」
アキコ「サッカーをしたり、宿題ののばす音の勉強をしたり、アップルジュースを飲んだりしたの。」
クニコ「おばあちゃんちでお絵かきをしたことです。」
アキコ「昨日、習字で字が上手に書けたことです。」
クニコ「キャッチボールが楽しかったです。」……。
私「新しいこと、かわったこと(ニュー)は、なんだったかな?」
アキコ「ピンクの扇風機が来たことです。」
私「おばあちゃんちから、借りたんだよね。」
クニコ「泊まりに行って、ごはんを食べたのが楽しかったです。」(まだ、小さいのでグッドとの区別がつかない。)
アキコ「カブトムシが来たことです。」(それ以来水槽にいれて世話している。)
私「何か困ったことなんか、なかったかな?」
アキコ「う~ん、学校でみんながふざける。」
私「どんな時?」
アキコ「給食の準備するときとか、先生がいないとき。」
私「本当にみんな?」
アキコ「10人ぐらい。」…以下略。
この後、願いなど自由に言いたいことを聞いた。たまごっちがほしいと言っていた。
そして、週1回、父と子の勉強会をすることを話し、それに向けて日記を書かないかとアキコを誘ったら、「うん、書く。」と言って承知した。そこで、用意していた日記帳をあげた。
◆4 本、紙しばい、ビデオなどをいっしょにみる
私「次は絵本や紙しばいを読むコーナーです。きょうは、『イソップ寓話集』をみます。」 こう言って、「ウサギとカメ」「肉をくわえた犬」「キツネとブドウ」「北風と太陽」「オオカミがきた!」「ネコのくびに鈴」「ライオンとネズミ」を読んだ。
お話ごとに、「ウサギはどうしてカメに負けたの?」「ねむったから。」など問答をした。最後に、一番ためになった、あるいは面白かったお話を聞いた。
私「どのお話が一番ためになった。あるいは、面白かった。」
アキコ「カラスと水さし。」クニコ「クニコも。」
私「どうして。」
アキコ「カラスは賢いから。」
私「お父さんと同じだね。賢さって大事だと思う。」
私「じゃあ、読んで欲しいと言っていた紙しばい「にんじゃがやってきた!」を読むよ。
こう言って、紙しばいを読んだ。アキコもクニコも喜んだ。
私「おしまい。はい、拍手。」
アキコ・クニコ:パチパチパチ……。
ここまでで、丁度11時15分。前半45分ということで、ティータイムにした。
私「さあ、がんばったね。ここで少しティータイムにしよう。」
■ 場所をリビングルームに移して、家族みんなでティータイムを15分ほど。家族みんなで飲み物やお菓子を食べた。アキコとクニコはワタミのアイスクリームも分けて食べた。
◆5 1週間のめあてを発表する。
11時30分。さあ、和室に移動して、父と子の勉強会後半のスタートだ。
私「さあ、1週間のめあてを決めるよ。アキコは2学期マラソン大会で3位までに入るというめあてを立てたよね。そんなに長いめあてじゃなくで、この1週間でがんばるめあてを考えるんだよ。」
アキコ・クニコ「う~ん?」
私「まず、強くなるためにどんなことをがんばる? 体だけじゃなくて心が強くなってもいいだよ。」
アキコ「う~ん。」
私「学校で来週から「早寝早起き」がんばり週間が始まるよね。早寝をすると、その間に成長ホルモンといって、体が大きくなるホルモンがたくさん出てくるんだよ。だから、体が大きく丈夫になるよ。早寝早起きをがんばってみるかい。」
アキコ「それにする。」
私「じゃあ決まり。」といって、紙に書かせた。
クニコ「クニコも。」
私「クニコは、それより自分で着替えたり、起きたりするのがいいと思うよ。」
クニコ「じゃ、自分で着替えるにする。」
私「じゃあ、決まり。」といって、アキコにクニコのめあても書かせた。
私「じゃ、あたたかい心を大きくするためにどんなことをがんばる? みんながよろこぶことをするといいと思うよ。」
アキコ「クニコとけんかしない。 優しくする」
私「わかりやすいのがいいな。昨日クニコにものを投げて渡していたけど、クニコにきちんとものを渡すというのはどうかな。」
アキコ「うん、それでいい。」
私「じゃ、紙に書いて。」
私「クニコはどうする。」
クニコ「う~ん。」
私「みんなが喜びそうなことないかな?」
クニコ「肩たたきをする。(だれの)お父さんとお母さんの。」
私「それいいな。きっと喜ぶよ。」と言って、アキコに紙に書いてもらう。
私「じゃ、かしこくなるためにどんなことをがんばる? 勉強は何をする。」
※ここで妻を呼ぶ。というのは、いわゆる勉強は妻の方が長くみているからだ。
アキコは、七田のプリント、チャレンジなどたくさん出てきた。アキコはその量の多さに、思わず「うえっ。」ときた。そこで、「お父さんもいっしょによくみてあげるから、がんばろう。」と言った。
クニコも、けっこうたくさんあった。ひらがな、お絵かき、七田チャイルドアカデミーのプリント・CDなど。
以上15分あまりでめあてが決まった。
◆ 6 学習の時間
さっそく妻と二人で分担して学習をみた。30分弱だった。
◆ 7 あいさつ
12時15分。後半の45分になったところで終わりのあいさつをした。
私「これで父と子の勉強会を終わります。礼。」
アキコ・クニコ:ごく自然に礼をする。
私「よし、終わったぞ! いっしょにマクドナルドに行こう。」
アキコ・クニコ「わ~い、ハッピイセット!」
というわけで、マクドナルドへ直行した。
第1回目の父と子の勉強会。とりあえず仕組みを創って始めたというところだ。週1回原則土曜日にずっと続けるつもりだ。これを1年、2年、3年、5年、7年~と続けることで、間違いなく絆は深まるはずだ。そして、一人の人間としての価値観や生き方なども伝えていけるはずだ。その時々で必要で適切なサポートができるはずだ。やり抜く決意でいる。
有子の「肩たたきをする」「自分で着替える」というめあての設定は、すぐに効果があらわれた。自分できるのに「着替えさせて。」と言ってきて、「これじゃあ困る。」と最近ずっと思っていた。「強くなるためのめあては? 自分で着替えるんだったよね。」で、すぐに自分で着替え始めた。肩たたきも、頼むとすぐしてくれた。そこで、「ありがとう。気持ちよかったよ。」と伝えた。いい感じである。
ところで、最近「Ads by google」によるリンクが勝手に張られているのに気づいた。トラックバックなら、そういう場なのだから許せる。(無関係のエロチックなトラックバックには憤慨していたが……)
しかし、本文に勝手にリンクしてくるのは正直不愉快である。しかも、ロボットがキーワードをもとに勝手にやっているのもおもしろくない。
だれか、それができないようにする方法は知りませんか。
本文の場所は、勝手に入るこむ場所ではないと思うので、防御したいのです。
ソネットの新しいサービス(!?)だとわかりました。それゆえ現段階では防御不能。
う~ん、選択の余地がないのは、とっても不満!
家族専科http://www016.upp.so-net.ne.jp/kazoku/へ
よかったらnice! ブログを書く意欲はあなたのnice!に支えられています。
すごいですね!勉強会!!
アキコちゃんとクニコちゃんが楽しそうに参加しているのがすてきです♪
・・・私はちゃんとした親になれるのかどうか・・・と少しドキドキもしてきましたが(涙)。「グッド&ニュー」など、少しずつでも、できそうなことから私もやってみたいと思いました。私も勉強になりました。ありがとうございます!
by (2005-09-12 22:00)
参考になって何よりです。
この父と子の勉強会、実はワタミの渡邉美樹社長が実践されたことがモデルになっているんです。
私も勉強してまねたんですよ。あまりに紹介されていた実践がすばらしかったので。
by 泉河潤一 (2005-09-12 22:33)