成長し変わっていく子供たち 第35号 [K9 クニコ]
2005.6.27(月)3才になった次女クニコの変容 第35号
・次女クニコはこの6月に3才となった。5月頃までは、朝起きてお母さんが脇に寝ていないのに気付くと、大泣きしたものだった。私が代わりに抱っこしてもだめで、「お母さんがいい。」の一点張りだった。そこで、私は「かわいい子が生まれた。かわいい子が生まれた。世界で1番かわいい子が生まれちゃったね。」といつも言いながら、1階の台所にいるお母さんの所まで、私が抱っこしながら運んだものだ。つい最近まで……。(今でもまだ)
長女アキコにしても、約5年前アキコが2才の時だと思うが、同じ2階の和室で家族3人で寝ていた。アキコが寝たのを確認して、夫婦で1階に降りてお茶をゆっくり飲んでいた。ふと耳をすますと、泣き声がしているような感じがする。「アキコ、もしかしたら泣いているんじゃない。」と言って、二人で急いで2階の和室に行き戸を開けると、そこで和室の戸を開けられずに立ったまま泣いていた。力が足りなくて和室の戸すら開けられずに、戸口に立ったまま、「うう…、ひっく。ひっく……。」と泣きじゃくっていたアキコのこの一件は、今でも忘れられない思い出である。
アキコもクニコも、お母さんに添い寝されて初めて幸せそうに寝ていた。今もそうであるが、両脇に寝ている子供からサンドイッチされている妻に「○ちゃん、今が母親として一番幸せな時だな。」などと言うと、「何言ってるん、寝かせるの大変なのよ。」と、妻は言っていた。が、まんざらでもない様子だった。
「お母さん、お母さん。」のクニコであるが、最近、朝起きてお母さんがいなくとも、1階の台所で朝ご飯をつくっているのがわかるのか、泣かないで一人で1階に降りて来れるようになった。大きな成長である。こうして歩みは遅くとも、一歩ずつ着実に成長していくのだろう。
そして、同じ先生でも幼稚園・小学校・中学・高校・大学……とあるように、子供の成長につれて親の役割も変容していくのだろう。その時々で親の役割はあり、特に乳幼児期は親と子の理屈でない親密な関係をつくる大切な時期だと思っている。できる限り子供たちのそばにいてかかわっていきたい。親であることは、人生の中でも特別な役割なのだから。
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