父の日にプレゼントをもらえる理由 第1142号 ―大学2年生の長女、高校1年生の次女からー [E2 誕生日・記念日を祝う]
◆リード:父の日は、長女(大学2年)からは写真と感謝のメーセージが書かれてある色紙を、次女(高校1年)からはパウンドケーキとメッセージをもらった。父の日、母の日にプレゼントをもらえる秘訣とは何か?!
第1142号 2018年6月17日(日)
父の日にプレゼントをもらえる理由
―大学2年生の長女、高校1年生の次女からー
【夕食を前にしてパウンドケーキを作り始めた次女】
世の中は「父の日」。
今朝早く、クニコは、妻と一緒にディズニーシーから帰ってきた。実は、中3の時は父親とディズニーへ、高1の時は母親とディズニーへ行くというのが、長女アキコの時からのわが家の伝統である。
夜行電車の中での睡眠だったので、妻もクニコも帰宅後の午前中はよく寝て、ようやく疲れが取れたようであった。
そして、夕方、クニコはパウンドケーキとやらを作り始めた。
私「ははん、父の日のプレゼントだな。」
私は、こう思った。
がしかし、長女のアキコ(大学2年生)からの「父の日」のプレゼントがない!
いつもは郵便で届くのだが……。
【長女からは郵便物が届いていた】
午後6時半、さすがに心配になってきて、
私「うーん、アキコからは何もこないのかな〜。」
とつぶやいた。
妻「アキコからなら、とうに来ているわよ。」
こう言って、アキコからの郵便封筒を見せてくれた。一昨日届いていたという。
私「なんだ、来てたのか。早く知らせてくれればいいのに。」
もしかしたら、忘れているのかもという不安に駆られ始めていた私は、そう言った。一気に元気になった。
【父の日のプレゼント渡し】
夕食後のデザートタイム。
さっそくアキコからのプレゼントを開けて見た。
■写真と感謝のメーセージが書かれてある色紙
お父さんいつもお仕事お疲れ様!お父さんのおかげで、こんなにも大学生活が充実できています。勉強に部活に遊びにボランティア…。本当に楽しいです。できるだけLINEとか電話するようにします。いつもありがとう!!
このようなメッセージがあり、お掃除ボランティアのメンバー写真、ソフトボール部のメンバー写真、中国語を学ぶメンバー写真が貼られていた。色紙は、相当作り込んだ様子がうかがえた。
何よりも感激するメッセージがよかった。
たった1枚の色紙でコスト的には安いのだろうが、十分に私を元気づけてくれた。
次は、クニコからのプレゼント。手作りのパウンドケーキとメッセージであった。
■パウンドケーキとメッセージ
毎日、お仕事お疲れ様です。そして今日はドタキャンしてごめんなさい…。テストが終わったら、ゆっくり温泉いきましょう!(作ったパウンドケーキは)パッサパサだから、牛乳にひたした方がいいかも。
パウンドケーキを食べて見たら、とても美味しかたので、「美味しい!」と言ったら、クニコは嬉しそうにしていた。本人はパッサパサで失敗したと思っていたらしい。ドタキャンというのは、午後カーブドッチに行こうという父の誘いを一旦はOKしながら、やっぱり無理と断ったことを指している。父の日だから無理して付き合おうと思ったけど、体が言うことを聞かなかったらしい。
【親に感謝するどころか、バカにする子どもたちがいる!?】
こうして無事(?)今年も父の日のプレゼントがもらえた。
しかし、世の中の父親の少なくない父親がもらえていないのではないかと思う。中には感謝しないどころか、「ばかにして困る」という親も少なからずあるからだ。過去記事も毎日たくさんの人がアクセスしてくれる本ブログ記事だが、次の過去記事に毎日毎日平均50名ほどのアクセスがあることからもわかる。
→「親を軽んじたりバカにしたりする子、その原因は? 第999号」
そこでは、親を軽んじたりバカにしたりする理由を8つあげている。
1 子どもが自立してきて親に依存する割合が減ってきたから。
2 親の実力がわかってきて、または自分でできることが多くなってきて、親が尊敬の対象でなくなってきたから。
3 親を軽んじたりバカにしても責められることがないから。それを容認または助長する雰囲気があるから。家庭で軽んじた言動をしても取り立てて咎められることがないから。たとえば、配偶者(母親または父親)が配偶者(父親または母親)を軽んじていると、子どもも軽んじるようになる。
4 親が自分のことを大事にしてくれていない、気持ちをわかってくれないと、子どもが思っているから。
5 昔、虐待ないしつらく当たられたことへの反発、復讐から。「親として最低、とても尊敬できない。」と子どもは思っている。
6 親がいろいろ子どもの世話をするのは、当たり前であって感謝の念がないから。
7 道徳教育や宗教教育が廃れてしまって、親孝行という概念が教えられてこなかったから。また、社会全体に親孝行などを当然視する風潮が廃れてしまったから。
8 切れる食事という言葉があるように、精神的に落ち着かなくなる食生活をしているから。(以上、要点だけ抜粋)
さらに、どれが主たる原因が詳しく分析した後、次のように締めくくっている。
私は、働いて親として家族(子ども)の生活費を稼ぎ、家族(子ども)のために、炊事・洗濯・掃除…などの家事をしているならば、子どもからの感謝・尊敬に値すると思うし、少なくとも軽んじられたりバカにされたりすることは断じてないと思っている。つまり、普通の親であれば、子どもからの感謝・尊敬に値すると思うし、少なくとも軽んじられたりバカにされたりすることは断じてないと思うのだ。
毎日夜遅くまで働き、毎日炊事・洗濯…などの家事をしている親たち。こうした親に感謝できなかったら、一体だれに感謝できるというのだろう。
ところが、現実には親としての務めを果たしているにもかかわらず、感謝・尊敬どころか、軽んじられたりバカにされたりする場合すらある。親としてはつらいところであろう。
子どもにしたって決して心地よい状態ではないだろう。子どもにとっても、自分の親に感謝したり尊敬したりできた方が、ずっと心地よいはずだ。
一体どうしたら、こうした現状を変えられるのだろうか。(以上抜粋)
第1000号で「親に感謝する子に育てる」の記事(解答編)を書いているのだが、なぜかそちらのアクセスは少ない。
こちらも、要点だけ書くと、
第一に、親自身が自分を育ててくれた親に感謝すること。親自身がお手本を示す。
第二に、夫あるいは妻として、妻の母親としての働きあるいは夫の父親としての働きー仕事・家事労働等ーに対して感謝すること。少なくとも決して軽んじたりバカにしたりしないこと。
第三に、実際に年齢相応の家事を分担させること(お手伝いをさせるようにすること)
の3点である。それに「内観法」を勧めている。
要するに、感謝すること、そしてそれを具体的に表現することは、教え育てなければ身につかないことなのである。
【父の日のプレゼントをもらえた理由】
わが家の場合、父の日、母の日は、親に感謝しその気持ちを表現する大切な日としてずっと位置づけてきた。感謝の気持ちを育てる機会として生かしてきたのである。
まず、母の日に私がリードして感謝の手紙を書かせるように仕向けてきたのである。そうすれば、父の日には、母親の妻がリードして書かせることになる。実際にそうなった。つまり、最大のポイントは、幼いときの配偶者の働きかけということになる。
■クニコがもうじき4歳になろうとしていた時に書いたメッセージ
私がサポートをしてクニコが書いた
これは、子どもが幼い(小学校低学年まで)ときの話で、10歳にもなれば、言われなくても自分で感謝のメッセージを書いたりプレゼントを作って渡したりしていた。つまり、完全に習慣化、伝統化している。
だから、これまでずっと感謝のメッセージをもらってきたし、おそらくはこれからもそうだろう。
父の日、母の日は、親に感謝の気持ちを伝えるまたとない機会として、言い換えれば、子どもの感謝と思いやりの心を育む機会として、是非とも活用することを勧める。
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◆留意点・その他
・14日(土)は、母を病院に連れて行った。11時過ぎに出発。その後、一緒にランチを取り、母のために買い物をして、診察を受けて2時半過ぎに帰宅した。
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