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2年ぶりに家族旅行に行けるか!? その4 第1047号ー祖母を連れての家族旅行へ!ー [E3 四季の旅行]

平成28年4月6日(水)

◆リード:結婚して18年、1度も欠かしたことがなかった夏休みの泊を伴う家族旅行。それが去年は長女(当時高2)が10日間アメリカにホームスティしたためにできなかった。
 今年こそは絶対!と思って、1月の家族会議で早々に計画を立てたところ、夏休みは模試・模試・模試でとても家族旅行に行けないという(既に具体的な日程まで決まっていた)。今年4月の前半じゃないと無理ということになり、今年が4月前半に実施という予定であったが……。

 2年ぶりに家族旅行に行けるか!? その4 第1047号
 ー祖母を連れての家族旅行へ!ー

【帰宅すると…】
妻「うん、わかった……。」(自分の母親と電話をしていてちょうど切るところ)

妻「あの、おばあちゃんが孫たちといっしょに温泉に行きたいって。去年具合が悪くなって以来、弱気になっていて……。(生きている間に)もういっしょに行く機会がないだろうからって。」

私「うーん、今年、最初で最後の家族旅行になるのだろうから、水入らずに行きたいな。」こう一瞬思ったけれど、妻の表情(なんとか連れて行ってあげたい)を読んだ瞬間、
「うーん、そうだね。最後かもしれないし、いっしょに連れて行こうか。親子水入らずに行きたい気持ちも正直あるけれど、おばあちゃんは本当に最後かもしれないしね。それに自分から行きたいと言っているんだから、叶えてあげないとね。」

 こう言うと、妻は安堵の表情をした。

妻「何年も前に、みんなで京都に行こうと計画したけど、おばあちゃん、あーちゃん(私の実母)が行かないというなら行けないと言って、行かなかった。今度もそうなるといけないから、あーちゃんも誘わないといけないと思うわ。」

私「そうだね。あーちゃんとしても、最後かもしれないし。(間)たとえあーちゃんが行けなくても、おばあちゃん一人でも今度は行った方がいいと思うよ。」

妻「そうね。そうおばあちゃんに言ってみる。」

私「あーちゃんが行かないと言えば、車1台で行けるし、今度こそおばあちゃんだけでもいっしょに行った方がいいね。」

 この後、妻も自分の母に電話をして、「あーちゃんも誘った(う)から、でもたとえあーちゃんが行かなくても行こう。」と誘っていた。
 

【あーちゃん(実母)を誘う】
 9時過ぎ、あーちゃんと私と妻の3人で話し合いをした。

私「あーちゃん、去年はできなかった家族旅行だけど、今年はアキコは模試・模試・模試で夏休みは無理で、クニコも新体操の練習が入っていたんだけど、なんとか断って、今週の土日に温泉に行く旅行に行くことになったんだて。」

あーちゃん「この土日にかい。」

私「そうなんだて。考えてみると、来年はアキコは大学だし、クニコは中3だし、みんなそろって家族旅行ができるのも、もうないかもしれないんだて。」

あーちゃん「そうだの。」(うなずく)

私「だから、せっかくの機会だから、両方のおばあちゃんも誘って、温泉旅行に行こうかと思ってるんだけど、あーちゃんも行かない。」

あーちゃん(間)「うーん、じゃあ行こうか。(間)しばらくタカちゃんのお母さんともいっしょに旅行していないし…。」

 というわけで、予想外に簡単に行くことが決まった。

 かくて、当初予想だにしなかった両祖母同伴の家族6人での家族旅行が決まった!

【追記】ーまだあったハードルー
 この家族6人での家族旅行が決まったのが、4月6日(木)夜である。
 その後、宿を探しをもう一度始めた。夏休みの家族旅行もないし、祖母同伴だし、この温泉地としては決して高くない一人1泊夕・朝食付きで1万8千円+消費税で、決めようと妻に相談したところ、「そんなに高い宿はダメ!」と言われた。
 夏休みの家族旅行は2泊以上することが多く、今回の家族旅行はその代わりである。1泊で済むのだから、決して高くない。しかも、4月8日の土曜日宿泊だから料金がその分高くなっているのだ。それに、祖母を連れて行くとなれば、恩返しの意味も含めてそれなりの宿に行くのが当たり前ではないか…このように考えて、できるだけいい宿をできるだけ安い料金でといいろいろやってみた結果なのだが、妻の「そんな高い宿はダメ!」という姿勢に「じゃあ、お前やってみろ!」とキレそうになった。
 でも、それをやったらこれまでの苦労が水の泡ー家族旅行は実現できないーだし、そこでできた亀裂は長く尾を引くことになるだろうし、妻だってこれから大学に行くアキコやクニコの学費を少しでも捻出しようと節約に努めているのだろうから、キレずに踏みとどまり、別のより安い宿を探すことにした。

 4月7日(金)家族旅行前日の夜である。「オレが小遣いから2万円出すから(そうすれば一人1万8千円の宿が1万5千円の宿と同じくなる)、それでどうか。」と言ってみた。でも、「高い。もっと安い宿を探して。」と言われた。
 結局宿を変えて、1泊1万6千円の宿を見つけた。「しかも」である。「高いと妻の同意が得られないから」と正直に伝え「なんとか10万円を切る値段にならないか」と頼んでみた。「料金の高い○という宿はあきらめたところだが…」と前置きして。
 結局、宿の方としても、もう明日という状態で宿を空かしておくよりも、多少安くても受け入れた方がよいと判断したのだろう。1泊1万5千円+税(土日料金でないウイークデーの料金)にしてくれた。

 「しかも」である。あとでわかったのだが、結局この日一番人数が多い団体様ということで、高松宮殿下がお泊りになられた由緒のあるお部屋「管領の間」に泊まることができた。(後で聞いたところ、普段は1泊2万5千円だという)ここに泊めてあげたくて、神様が妻を通していろいろ言わせたと思うぐらいの幸運であった。

 キレなくてよかった!

◆キーワード:1 家族旅行  2 家族の伝統  3 親孝行

◆留意点・その他:
○確か5年以上前に、親孝行をしようと両祖母を連れての京都旅行を計画したことがあった。ところが、実母が「行きたくない」と言い、義母は「私だけ行くわけにはいかない」と、結局お流れとなった。その時の夢が思いがけず実現することになった。

○前記事で「子どもの予定も聞かない毒父」というコメントがあったが、家族旅行はすでに1月の家族会議で決まっていたことなのだ。多くの家庭では、子どもの部活やもろもろの外部の都合(会社の都合ももちろん含まれる)で優先されなくなっている家族というものを、同じくらい大事にしていこうというのがわが家の根本的なスタンスである。まだ、記事にしていないが結局、両祖母は大変満足してくれ、二人の子どもも行ってよかったと言っていた。ということは、妻も私も行ってよかったと心から思っている。
 「毒父」で結構。部活も仕事も大事だが、それと同じぐらい(それ以上に)家族を大事にするというのがわが家の根本的なスタンスである。


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