祖母に思いやりのある子に育てる その1 第1028号 [D1 父と子塾]
◆リード:「思いやりのある子に育てる」というのは、わが家の子育てのビジョンの中でも、いの一番にくる最も大切に思っていることである。実母(クニコからは祖母)と同居しているわが家であるが、私はクニコにもう少し祖母に対して思いやりのある行動をとってほしいと願っている。そうした願いを達成するべく、今回の父と子塾を行った。
平成27年3月14日(土)
祖母に思いやりのある子に育てる その1 第1028号
ー小6の次女と第三期「父と子塾」第4回3/14(土)5:40~6:25ー
近況:
なんと今年になって初めてのブログ記事アップである!
■今日15日(日)は、長女は友達と県都で映画鑑賞、次女もS市で友達と映画鑑賞である(市外へは小学生だけで行ってはいけないルールなので、妻は映画館に送り届けることだけはして、そのまま映画館近くで買い物をしている。)。
二人とも小学生の頃は、家族4人でドラえもんの映画を観て楽しんだものだが、現在は親よりも友達である。少しさびしい気もするが、当然の成長過程である。子どもが小さいときに、家族で何度か映画鑑賞をしておいてよかった。
私はと言えば、実母を連れて近所のラーメン屋で昼食を取り、その後二人で本屋に寄って帰ってきた。
*以前のブログ記事に書いたように、第二期父と子塾は166回(2013年11月24日)をもって終了した。そして、高校受験で忙しい長女のためにいったん休止し、長女が高校合格後に長女(高1)、次女(小6)別々に第三期父と子塾を再開した。
今回は、その次女の父と子塾の様子を報告する。
【さびしい思いをしている実母ー子育ての理想と現実のギャップー】
育ててくれた実母を大切にしたい!
これは、私の心からの願いである。だから、帰宅後、必ず実母とあいさつを交わし、様子を聞いたり、ちょっと時間があると、話を聞いてあげたりしている。何か仕事を頼まれたりすれば、仕事の手を休めても気持ちよく力を貸してあげたりしている。もちろん、温泉に連れて行ったり、母の日や誕生日にもプレゼントをしたりもするが、何よりも普段のかかわりを大切にしている。
2月だったと思うが、実母の話を聞いてあげていると、ぽつりと
実母「お前は優しくしてくれるし、アキコはよく話しかけてくれるけど、クニコはしてもらうばかりで(私への)ケアがない。」
と言っていた。私とほぼ同じ評価であった。たとえば、毎週、ヤマハ音楽教室への送り迎えや、場合によっては新体操の送り迎えを実母がしてあげているのだが、どうも当たり前感覚になってしまって感謝の気持ちが希薄になっている(実母がビールを間違えて飲んでしまい、私が代わりに送ってあげたとき、「ありがとう。」の言葉がなかったので、注意したことがあった。)。やってもらうことばかりに慣れてしまい、やってあげる筋肉がついていないというか、「あなたやる人、わたしやってもらう人」という感覚が強くなっているように、私も感じていた。
大人に近づくにつれて、やってもらう人からやってあげる人に少しずつその割合が高まっていくべきなのに、高まるどころか停滞気味(もしかすると後退気味)であった。
「同じ家に住む家族であるのに、祖母のさびしさに気づかず、祖母にいろいろとお世話になっていながら感謝したりお返しに自分のできることもほとんどせずにいる」こうした状況は、思いやりのある子の対極にあると言える。
何もむずかしいことは求めていない。
◎祖母からしていただいたことに「ありがたい」と感謝し、祖母がさびしくないようにあいさつと言葉がけを心がけてするようにすること。
これで十分である。
かくて、父と子塾できっちりと話し、改善しようと思った。
願い(ねらい)は明確だが、問題はどうやって改善するかである。
(続く)
◆キーワード:1 祖母への思いやり 2 父と子塾第三期 3 映画鑑賞
◆留意点・その他
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