職場のいじめ体験記 その１ 第1006号ー悪意のある人ー

◆リード：すさまじいいじめ遭った職場から「転勤」という形でようやく解放された。今の職場も○市の中心校で決して楽な学校ではないのだが、学級担任からはずれており、いじめはなく以前に比べれば極楽である。ようやく体調が復調してきたところで、冷静に当時のいじめをふり返り、その過去を清算しようと思う。

平成26年4月28日(月)

職場のいじめ体験記　その１　第1006号

ー悪意のある人ー

近況：
　19日（土）は学習参観の後、PTA総会。放課後は、明日の環境整備の仕事の下準備をした。草取り、花壇作り、畝作り、マルチかけなどを予定しているのだが、培養土が注文されていないことが判明。いそぎコメリに発注。7時過ぎ、環境整備部担当の3名（私を含む）でコメリに取りに行く。その数、50袋。トラックを借りて運び、また返すなど、結局8時過ぎの退勤となった。
　翌20日（日）は、環境整備部の3名は、早朝5時15分出勤。5時30分にPTA環境整備部の保護者たちが来る前に下準備をした。牛糞を運んだり、説明のためのホワイトボードを用意したり……。
　6時からは、PTA（約50名）＆○小の職員（約40名）も集まり、説明の後、環境整備作業が始まった。草取り、耕しと牛糞うめ、さらに畝作り（ジャガイモ用、サツマイモ用、ヘチマ用……）、マルチがけ……。終わりは8時過ぎであった。
　結局土日も出勤となり、休みなしであるが、それでも前任校よりもはるかに居心地がよい。いじめ抜かれた前任校では、いつもへとへと状態の帰宅であった。

【1年あまりにおよぶいじめ】

　ようやくこの4月からの転勤で、いじめ抜かれた対人関係から解放された。いじめは、一昨年の1月から表面化したから、1年と3か月近くも続いていたことになる。
　この日の来るのを指を折りながら待っていた。
　終わりがあるからこそ、このいじめに耐え抜くことができたとも言える。
　ようやく新しい職場にも慣れ始めた今、いじめぬかれた過去を清算するために、いじめのごくごく一部だけ書き記そうと思う。
　読者のみなさんは、憤ることがあっても、決していじめた人が誰かを追及したり、このブログを炎上させたりしないでほしい。そのため、架空の話という設定で以下書いていく。


【悪意のある人ー書き初め手本代事件ー】

　2学期のある日のことである。
　放課後、管理職であるK教頭に呼ばれた。
　目の前には、私が担任しているY児保護者の名前で「書き初め手本」申込書とその代金250円の入った封筒があった。

K「これは、指導員のAさんが先生の教室のすみっこの床に落ちていたといって持ってきたものだが、5月○日と書いてある。ちゃんと対応したのかね。」

　私は確か書き初め代金をその場で立て替えてちゃんと書き初め手本は渡した記憶があった。しかし、なにぶん5月のことである。絶対という自信はない。

私「確か手本はお渡ししたと思うのですが……。」（教務室にいたときに、担当者から申し込みの確認と代金の回収がなされ、その場で立て替えたはず。）

K「確かじゃ困るんだよ。こういうことは、きちんと対応しなきゃ。保護者にちゃんと謝罪してください！」

　以下、きつく叱責されたのであった。
　その晩、Y児保護者の家に電話連絡したところ、帰宅が遅いとのこと。翌朝連絡をとることにした。
　翌朝、教頭先生のいるところでY児保護者に電話連絡。

Y児保護者「書き初め手本は確かにいただいています。」

私「やっぱり、あーよかった。いや、念のために電話してみたんです。」

　さっそく教頭先生に結果を話し、身の潔白を証明できた。
　しかし、「保護者からお金をもらっているのに書き初め手本を渡していないのではないか」という疑いは晴れたが、「床に落としておくとは、保護者からいただいたお金の管理がなっていない！」と叱責されることになった。

　この指導員Aさんは、引き出しから見つけたとは言いにくく、床の隅に落ちていたと言ったのだろうが、それはウソではないか！
　そもそも普通なら「こんなものを見つけたんだけど、もしかしたら書き初め手本を渡していないんじゃない。」とまず本人に確認すべきだろう。ところが、それをするどころが直に管理職に報告である。しかも、床に落ちていたと事実を曲げて。

　しかし、問題は、私に一度も確認することなく直接管理職に訴えたということではない。後日教務室で、

指導員A「（Y児の書き初めの申し込み金の件）あの件は、懲戒処分の対象になるって、教頭先生言ってたんだけどな～。」（「処分の対象にならなくて残念だ」）

と、私に聞こえるように言うのだ。
　Aさんは、「誤解が解けてよかったわね。」とか「誤解して悪かったわね。」どころか、懲戒処分の対象にならなくて残念といわんばかりの発言をしていた。それも、面と向かって私に聞こえるように。

　悪意をもって人を陥れようとする人が現実に世の中にいるんだ。

　私は、Aさんの心にぞーとするものを感じた。（続く）


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