実母の78歳の誕生日祝い 第984号ーアキコの手作りお菓子とアキコ・クニコのバースディーカードー [E2 誕生日・記念日を祝う]
◆リード:今日は、実母の78歳の誕生日である。家族みんなの誕生日を祝うのは、わが家の伝統である。今年はどう祝ったか?!
平成25年10月21日(月)
実母の78歳の誕生日祝い 第984号
ーアキコの手作りお菓子とアキコ・クニコのバースディーカードー
近況:
昨夜(日曜日)の夕食後のことである。
あーちゃんが、中3のアキコに進路についていろいろと話しかけていた。
ところが、アキコは(寸分を惜しむように)マンガを読みながらその話を聞いて(?)いた。
あーちゃん「大事な話をしているときは、マンガを閉じて聞きなさい。」
いったんは閉じたアキコであったが、すぐにまた見始めた。
あーちゃんは注意をあきらめ、その状態で話し始めた。
実際は隣にいた私ファーザーがあーちゃんの話を相づちを打ちながら聞いていた。
その間、10分あまりのことである。(妻は展覧会後の懇親会参加のためいない)
その後、アキコが2階にあがった後、それではまずいと思い、アキコの部屋へ行って注意した。
ファーザー「アキコ、あーちゃんがアキコの将来のことを考えて、いろいろ言っているんだからマンガを見ながら聞くのはダメだぞ。前にあーちゃんから直接聞いたことがあったと思うけど、あーちゃんは中学2年生で「編み物の先生になる」という将来の進路を決めてたんだ。そして日本一の編み物の先生を探して、その先生について勉強したんだよ。(そんな)あーちゃんから進路について学ぶことはあるぞ。」
アキコの自分が価値を認めたことにだけ時間を割こうとする姿勢、最近は家族のふれあいの時間(も大切だが)よりも受験や読書(マンガを含む)・アニメに割こうとする姿勢は善し悪しで、やっぱり自分のことを案じてくれる人を大事にする姿勢は大切だ!今度はもう少しきつく注意しようかなと思っている。
【家族みんなの誕生日を祝う】
「私祝ってもらう人、あなた祝う人」ではなく、家族みんなの誕生日を祝うということ。これがわが家のずっと続けてきた家族経営方針であり、子育て方針である。
なぜならこうすることで、感謝の気持ちがなく祝ってもらうことが当然となることを防ぎ、祝ってあげる喜び・人に喜んでもらう喜びを知る(味わう)ことができると考えてきたからだ。
おかげで、二人の子どもたちーアキコ(中3)、クニコ(小5)ーは、言われなくても家族みんなの誕生日を祝うことが当然というように育ってくれた。
【今年の実母(あーちゃん)の誕生日祝い】
昨夜のことである。念のために、
私「明日はあーちゃんの誕生日だけど、準備はできているかい。」
アキコ「あーちゃんの好きそうな手作りお菓子を作ったんだよ。」
私「さっきフライパンで作っていたのがそうか。」
(それでさっきITで少し料理のことを調べたいと言っていたのか。)
アキコは前日の夜のうちに、あーちゃんのために、あーちゃんの好きなバナナを使って手作りのお菓子を作っていた。当然、クニコとアキコは連名でメッセージカードを作っていた。
【朝一番の「誕生日おめでとう!」】
今朝7時。1階のテーブルには、
あーちゃん「歯医者に行くから7時に起こして。」
とのメモが置いてあった。
いつもは8時過ぎでも起きていないのだが、誕生日の今日はうまい具合に、7時起床となった。
私「よし、7時だ。あーちゃんを起こすから、<誕生日おめでとう!>だよ。」
妻・アキコ「わかったよ。」
私「あーちゃん、7時だよ。」
あーちゃん「もう7時かい。」
こう言って眠い目をこすりながら起床し、ダイニングキッチンへくる。
私「あーちゃん、誕生日おめでとう!」
妻「おめでとうございます。」
アキコ「あーちゃん、誕生日おめでとう!手作りお菓子を作ったから、朝のうちに食べてね。夜は、バースディケーキになるから。」
あーちゃん「まあ、うれしい!」
私「アキコ、クニコからメッセージカードもあるんだよ。」
あーちゃん「起きたばかりでメッセージカードの字が読めないよ。」
しばらくして眼が慣れてきて、アキコ・クニコの書いたメッセージカードを読んでいた。
■アキコの書いたメッセージカード
■アキコ、クニコの書いたメッセージカード
■手作りお菓子
あーちゃん「アキコちゃんとクニコちゃんが手作りお菓子を作ってくれたんだありがとう。」
この辺りで、クニコが起きてくる。
クニコ「あーちゃん、誕生日おめでとう!」
あーちゃん「ありがとう。お菓子もありがとう!」
「フライパンでお菓子を作っていたのは、確かアキコだけだったけど……。」こう思った私は、後でクニコに聞いてみた。クニコによれば、クニコが材料費を全部出し、アキコが一人で作ったということだ。これが真相であった。
さて、朝から上機嫌のあーちゃん(実母)。
あーちゃん「思いやりのある孫に囲まれて、あーちゃんはよかったて。幸せだて。」
夕方、残りの手作りお菓子を勧められた。
あーちゃん「この手作りお菓子おいしいれ。お前も食べてみなさい。」
ファーザー「いいよ。せっかくアキコとクニコがあーちゃんのために作ったんだから。」
あーちゃん「もう十分食べたて。夜はケーキがあるから。(今はもう食べられないて)。」
それではということで、一つ食べてみた。クレープのような物の中にバナナとクリームが挟まっていて、確かにおいしかった。
【価値ある伝統】
実は、前日に
ファーザー「明日はあーちゃん誕生日だね。」
と言ったら、
あーちゃん「あっそうか、忘れてたて。」
と答えていた。
アキコ「もうお父さんたら、サプライズで祝おうと思ってたのに……!」
自分の誕生日を忘れていたのである。
ずっと以前、あーちゃんの誕生日を家族みんなで祝ったら、
あーちゃん「いいて、もう年だし祝ってもらう年齢じゃないて。」
こう言って遠慮していた。でも、近年はずっと
あーちゃん「祝ってもらってうれしい!」
となっている。本来、いくつになっても祝ってくれることはうれしいはずだ。まして目に入れても痛くない孫からのお祝いとなればなおさらだ。
あーちゃんからアキコ・クニコは、いつも習字を教えてもらったり、毎週金曜日の夕食を作ってもらったり、何かにつけてお小遣いをもらったり、習い事の送り迎えをしてもらったり、ランドセル・自転車など高価なものを買ってもらったり……数えくれないほどお世話になっているのだ。
たとえその数百分の一でも、1年に1回誕生日を祝うという形でお返しすることは、とっても価値ある伝統だと思っている。
子どもたちにとっては感謝する子に育てるために、人を喜ばせる喜びを知るために。
もちろん、祝ってもらえる家族のために。
こうして祝ってくれる人がいる限り、元気で長生きしようという意欲も出るというものだ。
私「お母さん、88歳の米寿まで、あと10年あるよ。そうすれば、アキコの結婚する姿も見られるかもしれないよ。」
あーちゃん「そうだの。」
私は、あと10年とは言わなくても、あと7年85歳までは何とか元気でいてほしいと願っている。
この後は、いよいよバースディケーキでお祝いである。
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◆キーワード:1 誕生日祝い 2 家族の伝統 3 感謝
◆留意点
・私は去年同様、毛生え薬の「蘭夢」をプレゼントする予定である。注文済み。
書いたメッセージは、次の通り。
■お母さん、誕生日おめでとうございます。ボクの大切な大切なお母さん、元気で長生きしてください。 ファーザーより
書くのに要した時間は、わずか5分ほど。母が私のために作ってくれた食事は、2万食はあるだろう。(1日3食作って1年で約1千食、10年で1万食である。お昼は学校の給食ということになるので、おそらくそれを差し引いても2万食はあるだろう。)1食作るのに、少なくとも10分以上はかけたはず。それを考えれば、5分で感謝の言葉を書くことぐらいなんでもないことだし、1万分の1ほどのお返しにもなっていないのだろうと思う。
・さっきバースデイケーキ(ショートケーキだが)をみんなで食べて祝った。実母は、短い時間に2,3回も「このケーキはどこのケーキかの。」と聞いた。ボクはその都度「ヤマトヤのケーキだよ。」と答えた。たとえ、実母が認知症になっても、できる限り大切にすると決めている。
・アキコが産まれた時から、アキコが15歳になったら(なるまでに)、原先生のところで内観を経験させると決めていた。この10月13日(日)にアキコといっしょに原アカデミー「心の曇りが晴れるセミナーライフレビュー(内観)」に参加してきた。その中で紹介されていた手紙である。とても心に響いたので紹介する。
http://www.youtube.com/watch?v=55EjDYHlMHc
ユーチューブでは動画で音楽が聴けます。
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