家族みんなでさわし柿作業 第930号ーみんなでする作業はみんなでするー [B4 手伝い・作業・飼育・栽培]
◆リード:実母が親戚から八珍柿(渋柿)をいただいた。渋をとるために、焼酎をつけてさわし柿にする必要がある。勉強したいアキコ、その気持ちを尊重したい妻。私はかまわずみんなで作業をする方向へもっていった。
2012.10.29 家族みんなでさわし柿作業 第930号
ーみんなでする作業はみんなでするー
近況:
11日(木)は、近所に住む義兄の誕生日。その日の夜、アキコ、クニコは手作りプレゼントをもって、伯父(私からは義兄)の家を訪問した。伯父は、大変喜んだそうだ。
わが家では、近所にする義母・義兄の誕生日には、アキコ・クニコがずっとプレゼントを贈って、お祝いするように躾けてきた。毎月月末の定例家族会議でも、誕生日には赤ペンでハートマークをつけて、チェックしている。おかげで、はずすことがない。週末の土曜日には、いっしょに外食する予定でもある。
笑い話だが、同居している義母は、この日の義兄(わが子)の誕生日を忘れていたらしい。
私は、実の兄を20代で失っている。唯一の「兄」である。大切にしようと決めている。
10月29日(月)夜は、夕食後、家族みんなで「八珍(はっちん)柿」を磨き、焼酎をつけた。渋を取るためである。
実母「渋柿(八珍柿)をもらったんだて。磨いて焼酎をつけてくれの。」
私「うーん、わかった。 久しぶりだね。 よし、みんなで柿を磨こう。」
妻「アキコは、急に言われても困るんじゃない。予定があるから。(分刻みで予定を立てて勉強している人だから。)」
私「どうせ、みんなでやれば10分か15分ぐらいだろ。それぐらいお手伝いできなくてどうする。」
実母「ほれ、この布を使って磨いて。」
かくてまず渋柿の表面磨きを始めた。
クニコと私で、まず渋柿磨き。妻は、台所の片づけをし、アキコはノートを書いていた。
10分余りしても、まだ半分ほどだった。何せカゴ2つ分。後で数えてたら、143個もあった。
私「アキコ、切りの良いところで、アキコも手伝うんだよ。」
こう言うこと2回。終わり10分ほど、アキコも渋柿磨きを手伝った。
私は、勉強さえしていれば、お手伝いは免除という考え方に反対である。基本的にそのようなことは、家族みんなでやるという考え方だ。ましていくら予定にないと言っても、10分程度のお手伝いもできないようでは、いくら勉強できてもろくなことにならないと考えている。たとえば、会社でみんながやる雑務のようなものが急に生じたとして、自分には大事な仕事があるからということで、やらないことは不評を買うであろう。なぜなら、大なり小なりみんなが他にやりたい自分の仕事があるからだ。
それに、10分程度の時間を融通できないようでは、あまりにも柔軟性がないと考えるからだ。それぐらいの柔軟性、耐性がなければ、家族の中、将来社会の中でやっていけないと考えるからだ。
柿渋磨きが終わった後、焼酎をヘタの部分に脱脂綿でつけ、袋に入れて完了である。
実母「どれぐらいで渋がとれるんだっけの。4,5日だっけ。」
私「1週間もすればいいんじゃない。」
かくて渋柿を磨き、焼酎をつける作業が、家族みんなでやって終わった。家族みんなでやれば早く終わる。何よりもみんなで力を合わせる作業は、つらい作業というよりも、楽しい作業だ。
10日後ぐらいには、おいしい「八珍柿」が食べられるに違いない。
◆キーワード:1 さわし柿 2 お手伝い 3 学習とお手伝い
◆留意点・その他:
・今年は渋柿をいただいたが、5,6年前まではわが家に「八珍(はっちん)柿」の大きな木が2本あり、毎年の恒例行事であった。近所や親戚に配るぐらいも取れたのだ。
一昨年は、残っていた大きな柿の木を1本切った。その後、小さかった柿の木が実をつけるようになっていたのだが、今年は虫にやられてゼロであった。
・近くのスーパーでは、さわし柿を20個980円で売っていた。1個約50円である。とてもおいしい。値段を考えると、柿をもぎ、さわす作業をするよりも、買った方がよいという選択もよくわかる。
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