自由研究『俳句の季語調べと俳句作り』その3 第833号ー出勤直前、クニコ(小3)にアドバイスを求められるー [D4 家庭学習・自由研究・夏休み他]
◆リード:8月5日(水)出勤直前、クニコが「自由研究、今度は何すればいいの?」
と聞いてきた。出勤直前である。どう対応したか!?
2011.8.5 自由研究『俳句の季語調べと俳句作り』その3 第833号
ー出勤直前、クニコ(小3)にアドバイスを求められるー
8月5日(金)出勤直前のことである。
クニコが
「自由研究、今度は何すればいいの?」
と聞いてきた。
私「もう出る直前になって言ったってダメだ。帰って来てからね。」
こう言って、一旦は断った。
実は、昨日の朝も同じ展開で、車を運転しながら、
「仕事を終えて帰宅したら、自由研究のことをいろいろアドバイスしてあげよう。」
こう思っていた。ところが、いざ帰宅してみると、1日の仕事の疲れが出て、私の方がやる意欲がうせていた。
このことを思い出した私は、「また同じ展開になると困るし、クニコも朝アドバイスをもらえれば、私が仕事をしている間にも、自由研究を進められるな。」と考えた。そこで、やっぱりアドバイスすることに考え直した。
私「やっぱり教えるよ」
クニコは、この間アドバイスした自由研究の計画をノートに清書しようとしていた。そこでのアドバイスを求めていたわけだ。
私「研究の計画は、もうできているだろ。今度は、実際に研究を進めた方がいいよ。」
こう言って、クニコのメモを読みながら、研究の計画を確認した。
私「<1調べたいこと>は、
■1調べたいこと ①どんな季語が身近にあるか調べる。
■1調べたいこと ②身近な季語で俳句を作る。
だったろ。」
私「<2調べたいと思ったわけ>は、
■2調べたいと思ったわけ①「塾で俳句を作ってみたら、すぐに作れて、自分のオリジナルな俳句ができて楽しかったから。」
■2調べたいと思ったわけ②「父と子塾で俳句を学んで、俳句に興味をもったから。」
だったろ。」
クニコ(研究のメモを見ながら)「うん。」とうなずく。
私「今度やることは、<3どんな季語が身近にあるか調べる>ことをやればいいわけだ。その中の、
■3①『五色名句百選かるた』の百句の季語を調べる。(仲間分けする。)
をやればいいんだよ。ほら、この本に全部『五色名句百選かるた』の意味と季語が書いてあるから。」
こう言って、『百句おぼえて俳句名人』と『五色名句百選かるた』を渡した。
クニコ「うん。」
私「本を見ながら、<蝉セミ>とか<五月雨>とかカードに季語を書き写していけばいいんだよ。あとで、それを<動物グループ>みたいに仲間分けしていけばいい。」
クニコ「どのカードに書けばいいの。」
私「画用紙みたいな紙で、細長い、このくらいのカードがないかな。お母さんにも頼んでおくから。」
クニコ「わかった。」
ここまで、5分足らずの話である。
【妻にも伝言】
私「タカちゃん、クニコの俳句の自由研究だけど、今日は季語調べをするんだよ。アキコの自由研究「いろいろな色の名前のその由来」の時は、ミカン色・バナナ色は果物の色から、すみれ色・桜色は植物の花の色から色の名前をつけられたというように調べていったじゃないか。クニコの場合も、<蝉セミ>とか<鶯ウグイス>とか<梅>とか<桜>とか季語を調べてカードに書いていって、それを動物グループとか、植物グループとかに分けてまとめさせたいんだよ。だから、カードに季語を書かせていて。」
妻「わかったけど、どんなカード?」
私「中学や高校の時に、英単語を覚えるために使った単語カードみたいのがいいよ。画用紙でできてる。」
妻「わかったわ。」
この間、2分程か。私は、急いで出勤した。
【クニコの自由研究の進み具合】
夏祭りの指導で帰宅が夜9時。さっそくクニコに、自由研究の進み具合を聞いてみた。
私「クニコ、自由研究進んだかい?」
クニコ「うん、春と夏の季語だけ、カードに書いた。」
私「どれどれ?(見てみる)ほう、がんばったな。」
翌日詳しく聞いたら、お母さんが百均で単語カードを買ってきてくれて、10時半からお昼まで正味1時間がんばっていたそうだ。
なぜか、『百句おぼえて俳句名人』の本ではなくて、その次にやろうとしていた『子ども俳句塾』に載っていた季語を先にカードに写していたが。
私が出勤直前の忙しい中、ほんの6,7分時間を割いたおかげで、クニコは自由研究を進めることができた。
出勤直前という忙しい中でも、ちょっと立ち止まって<子どもとかかわろうという気持ち(決意?)>さえもてれば、けっこう子どもと関われるものである。
その実際例として記事をアップしてみた。
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◆キーワード:1 夏休み自由研究 2 夏休み 3 親が教える
◆留意点・その他
・わが子の自由研究、科学研究、作文などは、小学校教員である私の担当である。妻はもちろん、子ども達もそう思っている。
私には既にある程度の自由研究の完成イメージがある。たくさんの季語を、
■春・夏・秋・冬・新年を縦軸に、
■植物・動物・自然(山・川・雲・雨・虹・月…)・行事(書初、夏祭り、花火…)その他を横軸にして
分類しているイメージである。まとめる際には、書初とあったらその写真もあるなど、視覚的にある程度分かり易い方がいいと考えている。
アドバイスする側は、原則として研究の先を読み、ある程度の完成イメージがなくてはいけない。(一般の保護者には難しいかも知れないが。)
・夏休みに入って2週間が過ぎたが、教員は忙しい。5日の段階までで毎日出勤または出張である。
・休みの今日6日は、朝早くから正味1時間、家族4人で墓掃除をした。お盆前の年中行事である。
朝の短い時間を利用して、適切なアドバイス、
さすがです〜!!見習いたいなと思いました。
そして、クニコちゃんの研究テーマ。いいですねえ。
アキ子ちゃんのときの、色の名前の由来も、感心しました。
日常生活の、ふとした面白さや、四季や自然との結びつき、
日本語の由来などなど、いろんな事に興味がつながっていきそうです。オリジナルの俳句、楽しみです。
by qooo (2011-08-07 06:32)
>qoooさんへ
コメントありがとうございます。
短い時間でも、親の心がけ次第で、ある程度はなんとかなるものですね。
自由研究は親子の絆を深め、信頼関係を築くまたとないチャンスだと思っています。クニコの自由研究は、4日間の家族旅行で中断していましたが、これからまたがんばろうと思います。
アキコは、科学研究で「落ちやすい汚れ、落ちにくい汚れ」「落ちにくい汚れの落とし方」など、洗濯にかかわった研究をしています。こちらも、アキコからアドバイスを求められます。こうして、アドバイスを求められることは、信頼されていることの表れだし、まだまだ親の役割があるということですから、嬉しいですね。
by ファーザー (2011-08-14 08:38)