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わが子のがんばりを認めるーわが家の子ほめ条例ー第752号 [D3 子ほめ条例]

◆リード:わが家の伝統に「わが家の子ほめ条例」がある。それは、「1年間に1回は我が子を心から賞賛し、記念として賞状を与える。」…というものである。副賞として、好きな本を買ってもらえることもあって、アキコ(小6)、クニコ(小2)にとって、とってもお気に入りの伝統である。

2010.10.10 わが子のがんばりを認める 第752号

ーわが家の子ほめ条例ー

【わが家の子ほめ条例】

 わが家には、「わが家の子ほめ条例」という少し変わった伝統がある。
 
 次のものである。

我が家の子ほめ条例1.「1年間に1回は、我が子を心から賞賛し、記念として賞状を与える。」

子ほめ条例2.「副賞として、子どもに親が贈りたいモノまたは子どもが欲しいモノを贈る。」 ※わが家では、実質的に「好きな本」となっている。

子ほめ条例3.「親である私(や妻)は、心から賞賛できる事実を共につくり出すように努力する。または、我が子の心から賞賛できる事実を見つけるように努力する。」

 ここで言うほめるというのは、親がほめたつもりというレベルでなく、親が心から賞賛し、子どもが本当にほめられたと深く実感できるレベルである。
 子どもが「これをやった!」と深く感じた充実感である。

 達成感・充足感のある経験を重ね、それを親に認められながら育ったならば、我が子は自信をもって人生を切り拓いていくに違いない。…2007.5.16我が家の「子ほめ条例」より引用

 このように、考えて始めた伝統であるが、夏休みにやった「わが家の家族憲法」のふり返りでも、子供たちから強い支持を受けていた伝統である。


【ソロバン2段、陸上大会、マラソン大会優勝…と自作の賞状作り】

 2007年5月に作った伝統なのだが、1年に1回どころか、1年に3回以上は、この子ほめ条例により、自作の賞状を渡してきた。

 今回も、アキコがソロバンで2段に合格し、市内陸上大会6年女子800m走第5位、6年女子400mリレー第1位、マラソン大会優勝のいずれもが、「心から賞賛に値すること」であった。
 クニコについても、マラソン大会優勝(20分休みにずっと練習していた)は、「心から賞賛に値すること」であった。

 だから、それぞれに文章を考えて、作ってあげた。

■アキコ「珠算2段合格」
「…あなたは、小学校1年生から6年生9月まで毎週3回、今年3月からは毎週2回ソロバン塾に通い、9月25日の珠算試験で見事2段に合格しました。大変な努力だと思います。よって、それを賞します。また、副賞として、好きな本(「日本史の年代暗記法」)を贈ります。本当にがんばったね。おめでとう! 平成22年10月10日   第2期78回父と子塾にて アキコのお父さんファーザーより」

■アキコ「市内陸上大会6年女子800m走第5位、6年女子400mリレー第1位」
「…あなたは、市内陸上大会に向けて、7月下旬から9月30日の大会当日まで、朝5時20分に起床し、Aちゃんと励まし合いながら練習を続けました。生活管理もしっかりとしました。自分で目標を決めて、あきらめないで努力を続けたその姿勢はすばらしいです。当日も800mを最後までがんばって走り抜き、見事5位を取り、ベストタイムを記録しました。また、400mリレーでも第一走者として、トップでバトンを渡しました。おめでとう!副賞として、好きな本を贈ります。~」

■アキコ「校内マラソン大会優勝」
「…あなたは、マラソン大会に向けて、7月下旬から10月7日の大会当日まで、朝5時20分に起床し、綾香ちゃんと励まし合いながら練習を続けました。生活管理もしっかりとしました。自分で目標を決めて、あきらめないで努力を続けたその姿勢はすばらしいです。当日も河川敷コース2,500mを最後までがんばって走り抜き、見事1位を取り目標を達成しました。おめでとう!また、副賞として、好きな本を贈ります。(記録 10分35秒)~」

■クニコ「校内マラソン大会優勝」
「…あなたは、マラソン大会に向けて9月下旬から10月7日のマラソン大会まで、20分休みも友達と練習しました。当日もグランドを3周(900m)を最後までがんばって走り切り。見事1位(小2)を取りました。おめでとう!また、副賞として、好きな本を贈ります。(記録 4分23秒)~」

 この文面に、さらに写真ー例えばラストスパートをかけているシーンーを加えて賞状を作っている。
 IMG_0039.JPG

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【副賞大好きなアキコ、クニコ】

 賞状入れの中に入れて、大事にとっておいてくれているが、アキコ、クニコにとって、一番の楽しみは、副賞の「好きな本を買ってもらえる」ということである。読書好きのアキコ、クニコにとって、自分の好きな本を買ってもらえることは、すごくうれしいことなのだ。

 今回アキコは、3冊の本を買ってもらえる特典を得たわけだが、さっそく自分で次の本を選んだ。

・『日本史の年代暗記法』

・『和田式勉強のやる気をつくる本』

・『東大生が選んだ勉強法』

 中学受験をするわけでもないのに、ちょっと前まではハリー・ポッターの本などをねだっていたのに、今回はストレートにいわゆる勉強に関係する本を選んでいた。

 いずれにしても、この「好きな本を買ってもらえる」という副賞は、二人の大きな支持を得ている。

 私としては、1枚1枚手作りした賞状とその文面こそ、注目して欲しいところなのだが……。

 「達成感・充足感のある経験を重ね、それを親に認められながら育ったならば、我が子は自信をもって人生を切り拓いていくに違いない」と考えて始めた「わが家の子ほめ条例」という伝統。子供たちの支持を得て、わが家にしっかりと根付いている。

 これからもずっと続けていくつもりである。

【関連記事】あったかい家族日記  「家族の広場」 

我が家の「子ほめ条例」

珠算1級合格のごほうび 第699号

◆キーワード:1 子ほめ条例の評価  2 子ほめ条例  3 わが家の伝統

◆留意点・その他:

・読書好きのアキコは、5年生の間に、ハリー・ポッターの本は全巻読み終えてしまった。最近(去年から)は、ボクの本棚から大人向けの本まで読んでいる。いつの間にか、100万部突破のベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」をつい最近読み終えていた。アキコは、「とてもおもしろい。「マネジメント」も読みたい。」などと言っていた。(小学生におもしろいと言わせる、著者の岩崎 夏海 さんはすごい!)それを聞いて、「この『天使は歩いてやってくる』もおもしろいよ。」と言ったら、さっそく読み始め、1週間で半分読み終えていた。将来は、読んだ本の感想を言い合えるなど、アキコとはとっても楽しみな関係が期待できそうだ。


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