ちょっとした親孝行 第556号 [K2 親孝行]
◆リード:同居している実母を大切にしたいと思っている。日曜日の10時頃、いつも家族5人全員でお茶することになっている。よく耳を澄まし、些細なことでいいから、本人が望んでいることをしてあげること。これでよいと思う。
2009.2.1 ちょっとした親孝行 第556号
実母と同居している。
1階は実母が住み、2階は私たち夫婦とアキコ・クニコの4人が住んでいる。
私は、実母がさみしくないようにと、いろいろ気を遣っているのだが、日曜日の10時頃、いつも5人が1階でお茶することになっている。(このようにシステム化、習慣化することが大切だと考えている。)
今日は、実母の白内障の手術のお金が保険から出るということで、その手続きの話などをした。(妻に手続きをしてもらうようにした。)
30分ほど話した後、2階に行こうとしたら、実母がぽつりと
「この間買った椅子6千円したんだけど、もう少し安くしてくれたら、あと二つ買いたいんだけどのー。」
と言った。
実母によれば、「1万円のものが少し古くなっているというので、6千円だった」のだそうだ。「習字の椅子にちょうどいいから(実母は習字の塾を開いている)、もっと安くなればあと二つ欲しい」のだそうだ。私「だったら、一つ5千円にしてもらえるなら、二つでちょうど1万円だろ。そうしてもらえるなら、2月8日にクニコの学習机を運んでもらうときにいっしょに運んでもらえば。」(この間、クニコが新1年生になることに備えて学習机を買いに行ったとき、実母はついでに同じ店で椅子を買っていた。)
こう言って、すぐにその家具店に電話をかけて交渉した。
OKであった。
私「5千円でOKだそうだよ。」
実母「よかった。ありがとう。」
実母のぽつりと言った一言を聞き逃さず、喜んでもらえてよかった。
実母も含めて、家族みんなでお茶する機会を定期的にもつこと。
そして、そこでの会話に耳を澄ますこと。
実母でも、妻でも、子どもでも、やっぱりそれが基本であり、大切なことなんだろうなと思う。
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◆キーワード:1 ティータイム 2 親孝行 3 親子の会話
◆留意点・その他
・実母に、「消費税を別にして1万500円にしてほしい。」と、家具店より午後、電話があったそうだ。実母は「たった500円ぐらい、そんなかっこ悪いことしないでちょうど1万円にした方がいいわよ。」と言って、値切ったらしい。相手もそう言われて、嫌な気はしなかったらしい。500円といえども大切なのは、相手も同じ。相手に嫌な気を持たせずに、値切りたいところだ。
はじめまして。温かいご家族の様子、素晴らしいですね。
特別支援介助員に興味があり、偶然こちらへ辿り着きいた者です。
このようにお父様が真剣にご家族に関わる様子、感動しています。
うちも夫の母が二世帯住宅で同居しておりますので、ティータイムのさり気ない気遣いなど真似してみようかなと考えているところです。素晴らしい取り組みですね。
さて実は我が街でも介助員の募集があり興味を持っています。ファーザーさんはお仕事柄、そして奥様の実情などから色々と詳しい様で少し教えて頂きたいのですが・・・
私自身は中高の教員免許得はあるものの一切学校関係での職歴はなく、殆どの時間を2人の子育てで専業主婦として過ごして参りました。今は主婦の傍ら、在宅で通信教育の添削を細々としています。しかし添削は相手が見えませんし報酬も僅かで苦しいです。下の子が高学年、そろそろ外で働きたいと思い興味を持ったのが介助員です。かなり先の事になりますが、来年の春の採用を目指しております、アドバイス頂けたら幸いです。
実は我が子には軽いADHD傾向があるため、通院やカウンセリングを受けた経験があります。軽度発達障害の本も多数読み、親業の講座も受講しました。ただ知能指数に問題はなく深刻な症状もないので告知はしていません。個性的な子として普通に中学生活を送っております。しかしボーダーだからこそか他人には理解されず多くの誤解を受け、親としても苦しい子育てをして参りました(現在もですが)。こんな経験を活かせるのではないか?と思ったのがこの仕事です。
奥様は難関の面接を突破されて素晴らしいですね!経験や免許よりもこのお仕事はお人柄重視という事でしょうか?何か秘訣があるのでしょうか?
採用に至るためにしておいた方がよい勉強があれば是非教えてください。来年春の採用を目指しているので、これから1年あります。年齢は50近い為、かなり不利なのは承知ですが出来る限りの準備をしたいので宜しくご指導下さいませ。
by 介助員志望 (2009-02-02 14:40)
by 介助員志望 (2009-02-02 14:44)
>介助員志望さんへ
50近い年齢は確かにハンデかもしれません。
もし私が採用する側だとすれば、「我が子には軽いADHD傾向があるため、通院やカウンセリングを受けた経験があります。軽度発達障害の本も多数読み、親業の講座も受講しました」というくだりに関心を持ちます。
つまり、そこからくる共感にもとづく発達障害をもつお子さんをなんとかしてあげたいとう思い、さらに実際の能力ですね。
実際の準備ですが、むしろ実地でのボランティアを薦めます。週のうち何日かボランティアとして何とかかかわりたいと申し出るのです。(当県ではそういうシステムをあります。)言い換えれば、試用期間かもしれません。そこで、年齢のハンデを事実で覆すのです。これは裏を返せば、介助員志望さん自身が本当にこの仕事をやっていけるだけの気力と能力あるいは適性があるか自分自身を試してみる期間とも言えるでしょう。
ボランティアとしてやってみる中で、校長などにやる気もあり、能力もあると評価されれば、来年春の採用はかなり有望でしょう。少なくともハンデは覆せると思います。(ただ、そのようなシステムがないかもしれません。)
あと、実際のところ、裏からの押しも大切かと思います。教育委員会等に知り合いがおられましたら、アプローチすることを勧めます。
免許よりも、経験や人柄を重視するような気がします。市町村によっては、人脈も大切かと思います。
by ファーザー (2009-02-02 18:36)
早速のアドバイスに深く感謝いたします。
お忙しい中の早速の返信、誠に有り難うございました。
ボランティアについては思いつきませんでした。
早速調べてみました、市のホームページにはボランティアについての記載は見つかりませんでした。でも直接問い合わせてみようかと思います。
軽度発達障碍の子供への対応については病院でも講習を受けました。また親の会で出会った人達とは色々な発達障碍があると知りました。お互い隠す事なく話せる環境のもとで涙涙・・・の事もあり、自分よりもずっと苦しい思いをしている親子にたくさん出会い勉強になりました。
そうした自分の子育て経験から、そういうお子さんが少しでも快い学校生活が送れるよう奉仕したい!と思う事を強調して申し出てみようと思います。
残念ながら教育関係に有利な人脈は持っていないので、当たって砕けるしかなさそうです。
例え、市ではボランティアのシステムがないと断られても、学校現場以外で何かしらそういうボランティアがあるかどうかも探してみようと思いました。
年齢にハンディがあるので「経験と人柄」を高める努力ですね!よく分かりました。
現場の方ならではの有益なアドバイス、本当に有り難うございました。
by 介助員志望 (2009-02-02 21:16)