ふれあい子育て黄金時代 [A2 一対一のデート]
◆リード:「お母さん」と頻繁に言うが、長女のアキコに比べ「お父さん」とは余り言わなかったクニコ。妻によれば、長女のアキコには、本当に小さいとき私がよくかかわったらだと言う。そのクニコが最近よく「お父さん」と言ってふれあいを求めてくるようになった。遅ればせながら、次女クニコ(5歳)とのふれあい子育て黄金時代が到来した感がある。
2007.12.1 次女クニコ(5歳)とのふれあい子育て黄金時代
今朝のことである。
パタパタパタ……。
アキコ「クニコ、またやったな!」
ふと目を開けると、クニコがふとんから出て立っている。妻は、クニコの寝ていたふとんの始末をしていた。
私「クニコ、風邪引くと大変だから。すぐ着替えてお父さんのおふとんのところへおいで。」
さっと、着替えて私のふとんに入ってくるクニコ。
クニコ「ふうっあったかい。」
私「ほ~ら、あったかいだろ。」
以前のブログで、クニコが「(私ではなく)お母さんがいい!」と言って、私が怒った時の記事を紹介したことがあった。
「アキコはそうじゃなかったのに。」とこぼす私に、妻は、「アキコには、本当に小さいとき、お父さんとよくかかわっていたけど、クニコはね~。」と言っていた。
前記事に書いたように、アキコが2歳3歳の幼稚園就学前の本当に小さいとき、私は大学院に現職の教員のまま派遣されていて、思い切りゆとりがあった。
妻にこう言われた時はピンと来なかったが、その頃やっぱりアキコと思い切りかかわっていたのだった。
それも2年間、たっぷりと。
だから、アキコとは太い絆が出来、たくさんの楽しいふれあいの思い出と共に、皮膚感覚や潜在意識の中にまで深い信頼関係ができているのだろう。
長い年月を築いてきたことだから、少しのことではびくともしない。一生続く信頼関係の基礎が、しっかりと出来上がっていると言っていいと思う。
クニコの場合、現職の教員としてそれは忙しい現場(今の勤務校に比べて通常2時間ほど職場を後にする時間が遅かった。)に復帰し、ウイークデーは余りふれあうことができなかった。
それでも、週1回の家族の時間は死守していた。が、アキコが通常一緒なので、アキコの時のように父親を独占とはいかない。それに、日中一緒なのは、当たり前のことだが土日だけだったのだ。
そんなクニコが、最近というより年中になった辺りから、ここずっとgoodなのだ。私との関わりを積極的に求めてくるのである。
クニコ「お父さん、おんぶして。」
私「いいよ。」(おんぶしてあげる。)
クニコ「お父さん、かかしさんやって。」
私「こうかい。」
クニコ(かかしになっている私の回りを、蛸のようにくっつきながら足を着かずに1周、2周と回っていく。)
一緒にお風呂に入っても、自然と腿の上に乗ってくるし(前は嫌がった)、椅子に座っていても、私の腿の上に乗ってくる。
この間の日曜日は、アキコ、クニコの3人でタイヤを変えたのだが、その時クニコが言ったことは、
クニコ「(タイヤを変える手伝いをするから)その代わり、その後で一緒に自転車乗りをして(遊んで)ね。」であった。
アキコはジャッキを上げ、クニコはネジ(取りやすくしておいた)を回して取ったり、ネジを回して締めたり(もちろん仕上げは私)、してもらい、大助かりだった。
その後、妻とアキコは「おばあちゃんと買い物に行こう。」と言って、クニコを誘うのだが、
クニコ「いや、行かない。お父さんと自転車に乗る。」
と言って聞かない。
アキコ「おばあちゃんにソフトクリームを買ってもらえるよ。」
私「きっとゲームもできるぞ。」
こう言っても、頑として誘惑に負けず、初志貫徹お父さんと自転車に乗る道を選んだ。
私は、自転車乗りはお母さんとするのだと思っていたのだが、約束もあり、二人で自転車に乗って遊んだ。クニコの笑顔も見ることが出来、楽しかった。
その後、お家ごっこをして遊んだ。
その夜、毎週1回の私の隣で寝る木曜日でないのに、私のリクエストに応じてクニコは隣で寝た。
以前は絶対にお母さんの隣じゃないと嫌がったのに。
長々と書いてきた。要するに、アキコに続いて、クニコとのふれあい子育て黄金時代の到来である!
少なくとも小学校に入学するまでの今後1年余りまで、あるいは小学校低学年終了までの3年余りは、クニコと私とのふれあい子育て黄金時代となるだろう。
年頃になっては決して出来ないスキンシップの濃いふれあいである。
私の基本的な考え方の一つに、
「子供が興味をもっているもの・ことは、その子の発達段階に合っていること。」
という考え方がある。
「子供が興味をもっているもの・ことは」は言い換えれば「子供が求めているもの・こと」であり、それは「必要なもの・こと」でもあると考えている。
なぜ今、父親とのかかわりを求めるのか。なぜ今、父親との関わりが必要なのか。
ただ単に、お父さんと遊ぶと楽しいからかもしれない。
また、お母さんも働き出して、以前ほどお母さんと一緒に遊べなくなったからかもしれない。
あるいは、父親という一人の異性に愛されることで、自分は愛されるに値する存在なのだという深いところでの自信を獲得するためかもしれない。
いずれにしても、父親である私との絆は太くなり、信頼関係が高まることは確かである。
今後数年間続く、二度と来ないこの時期を大切にして、クニコとのこのふれあい黄金時代を思い切り楽しもうと思っている。
そして、アキコと同じように、一生続く信頼関係の基礎を築いていこう!
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◆留意点・その他:
・最近クニコが「お父さん」と頻繁に寄ってくるようになっていると気づいたのは、1日5個よいこと記録を3週間続けた時である。
・このふれあい子育て黄金時代は、気づかなければ、あるいは気づいても、かかわりを深めていこうという決意がなければ、おそらく通り過ぎていくものだと思う。気づいたときには、あるいはきづくこともなく、終わってしまっているものだろうと思う。
私は、父親として今後数年間「ふれあい子育て黄金時代に思い切りかかわる」という基本方針でクニコと接していくつもりである。
今、我が家では4歳の長女と「触れ合い子育て黄金時代」が始まっているようです。
私としては成人式くらいまで「わたしは、父ちゃんと結婚するー!!」と言い続けて欲しいものだと思っていますが、さていつまで続くことでしょう?
トラックバックを送らせていただきます。
by たいせい (2007-12-01 11:03)
よかったですね。スキンシップが十分に取れる年令のときにクニコさんとの黄金時代があってよかったです。
お母さんが、よくお子さんのことを見てらっしゃいますね。「アキコには、本当に小さいとき、お父さんとよくかかわっていたけど、クニコはね~。」という言葉が結構重かったです。
2人目がうまれたらその子にあった時期に十分かかわってあげたいなあと思いました。
by (2007-12-01 16:09)
黄金時代という言葉が輝いています!
時間の積み重ねという点からすると、
お母さんの方がどうしても勝っちゃいますものね。
ファーザーさんのように日々気がけていらっしゃるところでも
そうなるんですね。
これから、楽しみですね!
by miyu (2007-12-02 06:54)
nice! &コメントありがとうございます。
「ふれあい子育て黄金時代」ですか、そんな事考えた事も無かった。
毎日19時前には家に帰ってるんで嫌でもガキの方から「いろんなふれあい攻撃」が・・・。
by (2007-12-02 09:45)
>たいせいさんへ
成人式まではとても難しいと思います。
私など、既に5歳の娘に「だってクニコが大きくなる頃には、おじいちゃんになっているじゃん。」と言って断られています。
お互いにふれあい子育て黄金時代を楽しみましょう。
by 泉河潤一 (2007-12-02 17:27)
>ちばおハムさんへ
今の時期を逃したら、クニコとは深いところでの絆をつくるのは難しいでしょうね。そういう認識のもとに、時期を逃さず精一杯かかわるつもりです。
今日の午後は、クニコのエレクトーンの発表会に行ってきました。往復1時間半かかったのですが、これもその方針の具体化の一つですね。
by 泉河潤一 (2007-12-02 17:31)
>miyuさんへ
母親にはさすがにかないません。
一方、父親は父親として出来る限り子育てにかかわるべきだというのが、私のポリシーであり、基本的なスタンスです。
そして、率先垂範して家族をリードしていくのが父親の役割だと自覚しています。
by 泉河潤一 (2007-12-02 17:35)
>たけっとさんへ
いろんなふれあい攻撃があるとは、嬉しい悲鳴ですね。
そして、それはおそらく期間限定でしょう。思い切り楽しみたいものです。
by 泉河潤一 (2007-12-02 17:37)
「子供との絆が太くなる」と言うのは幸せですよね。私の娘は1歳7ヶ月なんですが、2週間だけ私(父親)がNo.1になったことがあります。夏休みで10日間ほど一緒にいられたときでした。泣いてだっこして欲しい時などに、母親ではなく私の方に向かって腕を伸ばしてきました。
夏休みが終わって暫くしたら、またNo.2に戻ってしまいましたが、一緒にいる時間が長いとそれだけ絆は太くなるんでしょうね。
by aki (2007-12-03 23:59)